TOPアメリカン・プロレスWCW 1996年→WCW:World War Three 11/24/96

WCW:World War Three 11/24/96の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@スーパーJクラウン:ウルティモ・ドラゴン(ch)対レイ・ミステリオ
 ウルティモがありとあらゆる技を使うので
 ミステリオがやられまくって反撃、という定型の中では最上級でしょう。
 しかしどうにも評価できないのは
 最初にミステリオを互角の存在として描くだけで圧倒されていない上に
 その攻めていく上で何がしたいのか分からない。
 定型だからやっているようにしか見えないのです。
 そして反撃するミステリオもダメージの蓄積は一切なし。
 普通に飛び回ります。
 素晴らしい動きですがこんな状況では素晴らしい動きをしてはいけないと思いますね。
 屈指の出来だが、致命的な欠陥も抱えているので好勝負とは呼ばない。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/9/09)

この頃の nWoはジャイアント、シックス(後のX-Pac)にビショフとヴィンセント、後ミス・エリザベスが加わっていました。 

JJ対ジャイアントはわずか6分。
まあ、基本的にWCWはWWFより試合時間が短いですが・・・。
その後に行われたパイパーがホーガンに試合を申し込み、nWoにリンチされるセグメントの方が長いです。

アメージング・フレンチ・カナディアンズの片割れは
WWFでブレットと抗争していたジーン・ピレー・ラフィッティーです。
ハーレム・ヒートにはHBKのマネージャーでおなじみの
センセーショナル・シェリー(ここではシスター・シェーリー)がついてます。
試合の方は平均的な試合なんですが
最後カナディアンズが見せた技が面白い。
コーナー上に机を、机の上に鉄階段をのせ、一人が乗り、
コーナー付近の鉄階段に登っている相方の補助を受けながらスワントーン・ボムというものでした。

60マン・バトル・ロイヤルはルール的に完全に失敗。
これなら普通にロイヤル・ランブルをパクればいいのに・・・
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

@スーパーJクラウン:ウルティモ・ドラゴン(ch)対ミステリオ

  ウルティモが蹴りで牽制。
  組むとグラウンド・ヘッド・ロック。
  グラウンド・ヘッド・シザースに返されるも跳び起きて抜ける。
  組むとウルティモがリスト・ロック。
  グラウンドに倒し腕にニーを落とす。
  ミステリオは脚を取って倒すと脚にニーを落とす。
  ウルティモが腕を取る。
  起こしてボディ・スラム。
  エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  チン・ロック。
  ミステリオがリスト・ロックに返す。
  ウルティモは前転からリスト・ロックに返す。
  跳び起きたミステリオにチョップを入れるとロープに振る。
  ミステリオはスライディングするとロープに走る。
  ラ・ケプラーダへ。 
  横にずれたウルティモは着地した所に突進。
  ショルダー・スルーを食らうも着地し同時にスピン・キック。
  両者跳び起きる。
  仕切りなおし。
  ウルティモが蹴りを連打しソバットで倒す。
  ターン・バックルにぶつける。
  胸に張り手。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもショルダー・スルー。
  エプロンに着地したミステリオに三角跳びドロップ・キックを決める。
  オノがミステリオに蹴りを入れる。
  ウルティモはエプロンに上がってきたミステリオにフォア・アームズ。
  リング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ミステリオが後ろに着地しバックを取る。
  ウルティモがバックを取り返しジャーマン。カウント2。
  ミステリオをロープに振ると打ち上げてリングにたたきつける。
  背中を蹴りつける。
  もう1発。
  ロープに振るとアルゼンチン・バック・ブリーカー。
  バック・ブリーカー。
  ハーフ・ボストン・クラブ。
  放すとパワー・ボム。
  持ち上げてロープに叩きつける。
  カバーするもカウント2。
  ミステリオがウルティモの腹にヘッド・バッド。
  ウルティモはミステリオにヘッド・バッドを決め倒す。
  ロープに振るとスパイン・バスター。
  ジャイアント・スイングも決める。
  ミステリオは場外に転がり出る。
  リングに戻ってきたミステリオにブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  もう1発決めカバー。カウント2。
  3発目を狙う。
  ミステリオがインサイド・クレイドルに切り返す。
  ウルティモはカウント2で返すと蹴りつける。
  レッグ・ロック。
  放すと起こしてツームストン。
  カバーするもカウント2。
  ロープに振るとドロップ・キックで落とす。
  619のフェイク・ダイブ。
  ロープ越しに蹴り飛ばす。
  脚をつかもうとするミステリオを逆上がりでかわすとブランチャへ。
  ミステリオは避けるとウルティモを柵に振ろうとする。
  ウルティモが振り返し柵にぶつける。
  場外でツームストン。
  場外でダウンしたミステリオにブランチャ。
  リングに戻すとミステリオをコーナーにのせる。
  肩にのると反転して雪崩式ハリケーン・ラナ。
  カバーするもカウント2。
  ランニング・パワー・ボム。カウント2。
  コーナーに振ると突進。
  ミステリオがカウンターで蹴り。
  スピン・キックを決める。
  スプリングボードから横のロープに移りアラビアン・プレス。カウント2。
  ロープに振ろうとする。
  ウルティモに振り返されるも一回転してエプロンに出る。
  突進してきたウルティモにショルダー・ブロック。
  背中にスプリングボード式ドロップ・キックを決め落とす。
  三角跳びトペ・アトミコを決める。
  リングに戻すとスプリングボード式サンセット・フリップ。
  ウルティモはカウント2で返すとジャックナイフ固め。カウント2。
  ウルティモが蹴りをいれロープに走る。
  ミステリオが側転から肩に乗る。
  そして反転してハリケーン・ラナ。カウント2。
  ミステリオがクローズラインを狙う。
  ウルティモは避けるとドラゴン・スープレックス。カウント2。
  パワー・ボムを狙う。
  ミステリオがサンセット・フリップに切り返す。カウント2。
  ミステリオがロープに走る。
  ウルティモはオコーナー・ロールを狙う。
  ミステリオはバック・エルボーを叩き込んで逃れるとエプロンに出る。
  スプリングボード式ハリケーン・ラナを狙う。
  ウルティモは受け止めるとロープの反動を利用してライガー・ボム。
  1,2,3!でウルティモの防衛!

試合結果

@スーパーJクラウン:ウルティモ・ドラゴン(ch)対レイ・ミステリオ
Aクリス・ジェリコ(片手)対ニック・パトリック
Bジャイアント対ジェフ・ジャレット
Cハーレム・ ヒート対アメージング・フレンチ・カナディアンズ
Dクルーザー級王座戦:ディーン・マレンコ(ch)対サイコシス
Eタッグ王座戦:ジ・アウトサイダーズ(ch)対フェイスズ・オブ・フィアー対ナスティ・ボーイズ
F60マン・バトル・ロイヤル(勝者:ジャイアント!)