TOPアメリカン・プロレスWCW 1996年→WCW:Superbrawl VI 2/11/96

WCW:Superbrawl VI 2/11/96の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ストリート・ファイト:ナスティ・ボーイズvs.パブリック・エネミー
 ナスティズが何も考えてないからこそのハードコア戦。
 椅子やゴミ箱の蓋を頭部に叩きつけテーブルも手軽に割って見せます。
 賞味期限が切れかける8分前にグッズ売り場からの飛び技で上手く締めました。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:5/28/10)

ATV王座戦:ジョニーBバッド(ch)vs.DDP
 地味に相性の良いカードだけあって今回も良い攻防を生み出していますね。
 DDPのキャラも攻防と同居する形で演じられている。
 必殺技を頂点にする形ではありませんが、
 いつ決まってもおかしくない多彩な攻防で代替できるのはこのカードならではです。
 平均的な良試合。

Bタッグ王座戦:スティング、レックス・ルガー(ch)vs.ハーレム・ヒート
 動き自体は思ったより良かったが
 やる事なすタイミング、外しているからダラダラになり、
 結局ウォーリアーズの乱入攻撃のおかげで王者組みが防衛という盛り上がらないフィニッシュ。
 悪い試合です。

CUS王座戦:コナン(ch)vs.ワン・マン・ギャング
 ギャングが支配するシーンは退屈だし、
 コナンは相手の受けの悪さを言い訳に出来ない魅力の無さ。
 ひどい試合。

Dアイ・リスペクト・ユー・ストラップ・マッチ:ケビン・サリバンvs.ブライアン・ピルマン
 アイ・クイットならぬアイ・リスペクト・ユーと言わせた方が勝ち、という形式ですが試合はすぐに終わります。
 当時サリバンとゴタゴタしていたピルマンがいきなりアイ・リスペクト・ユー、ブッカー・マンとシュート発言をして仕事放棄、去っていきます。
 このままでは観客が納得しないとアンダーソンが現れサリバンと対決。
 取り合えず野蛮なファイトで時間を稼いでいるとフレアーが登場。
 俺達はホーガン、サベージ軍と戦う仲間だろ、と言って仲裁、試合に向けてのアピールで終わらせます。
 
Eタッグ王座戦:スティング、レックス・ルガー(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ
 5年以上前ならスピード感ある激突が見れたかもしれないけどねぇ。
 ルガーの動き方、ムーブの使い方はひどいし、
 LODは年に負けたかムーブに力強さが失われている。
 スティングはまともだが、運びがベーシックでつまらなさに拍車をかける。
 悪い試合。

FWCW王座戦、ケージ・マッチ:ランディ・サベージ(ch)vs.リック・フレアー
 強烈な技はなくても地味にその一進一退と観客の動向を捉える能力で試合を作り上げていきます。
 終盤はケージ上からのダブル・アックス自爆と
 脱出狙いが有効に機能し観客を惹きつけている。
 96年という事を考えると十分満足して良い内容です。
 中々良い試合。

Gケージ・マッチ:ハルク・ホーガンvs.ザ・ジャイアント
 ホーガンは抗争中に目を負傷した設定になっており
 勢いよく突っかかっていきましたがすぐにガソリン切れ。
 ただジャイアントの巨人設定を描くのに邪魔になっただけ、という感じです。
 また王座もかかっていない中、満足に脱出を構成に組み込めていませんね。
 最後はレッグ・ドロップ3連発にもジャイアントが起き上がる、という安売り。
 試合後もホーガンが7人もの相手をケージ内でなぎ倒す無理あるシーンが生まれ、もう笑うしかない。
 ひどすぎる試合。

総評。
 性質の違う良い試合はあるのだけど他がひどすぎますね。
 レトロ・ファンならフレアーvs.サベージ目的でアリと言えばアリだろうけど。
 (執筆日:6/12/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ストリート・ファイト:ナスティ・ボーイズvs.パブリック・エネミー
ATV王座戦:ジョニーBバッド(ch)vs.DDP
Bタッグ王座戦:スティング、レックス・ルガー(ch)vs.ハーレム・ヒート
CUS王座戦:コナン(ch)vs.ワン・マン・ギャング
Dアイ・リスペクト・ユー・ストラップ・マッチ:ケビン・サリバンvs.ブライアン・ピルマン
Eタッグ王座戦:スティング、レックス・ルガー(ch)vs.ロード・ウォーリアーズ(ノー・コンテスト)
FWCW王座戦、ケージ・マッチ:ランディ・サベージ(ch)vs.リック・フレアー(新チャンピオン!)
Gケージ・マッチ:ハルク・ホーガンvs.ザ・ジャイアント