WCW:Superbrawl IV 2/20/94の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
ジョニーBバッドとマイケル・ヘイズが予定されていましたが
ヘイズは車椅子で出てきて闘えなくなったと釈明。
ボックウィンクルはならばと付き人のジミー・ガービンに代わりに戦ってもらうと決定する。
@ハーレム・ヒートvs.サンダー&ライトニング
どちらも粗い。
ひどい試合。
Aジャングル・ジム・スティールvs.イクアライザー
スティールは容姿こそ悪くないが
ターザン・ギミックを演じている割には余りに動きが悪い。
ひどい試合。
Bテリー・テイラーvs.DDP
DDPは低レベルながら正しい成長過程にある。
しかしテイラーは迷走して劣化している。
悪い試合。
Cジミー・ガービンvs.ジョニーBバッド
この組み合わせでまともな試合を見せれる訳ないからひどい試合なのは仕方ない。
せめてオープニングでそのままこの試合を行うべき。
DTV王座戦:スティーブン・リーガル(ch)vs.アーン・アンダーソン
リーガルvs.アンダーソンの30分マッチと聞いてわくわくしてましたが・・・。
まずリーガルが耳を痛がって序盤は無駄な時間を浪費。
脚をテーピングしているのに30分という時間のためだけに腕攻めを間に挟みます。
リーガルの攻めの方もヒールとして反応は引き出しているが
アンダーソンへの攻めとしてはそこまでの重みが無い。
1つの事をじっくり時間をかけて見せれるのは
2人ならではだけど半分の時間でやった方が断然面白い、という残念な内容。
最後も平凡なダーティ・フィニッシュでした。
まあまあ良い試合。
Eタッグ王座戦:ナスティ・ボーイズ(ch)vs.カクタス・ジャック、マックス・ペイン
ノブスがマットを剥いでサッグスがエプロンのカクタスをそこに落とすスポットを見せたり
ペインの孤立時には脚を狙ったりとナスティズにしては良い試合運びでした。
乱戦はないもののカクタスとは相性が良いようです。
しかしペインのスープレックス・マシーンぶりは単純で面白くない。
平均より少し上。
Fサンダードゥーム・ケージ・マッチ:スティング、ダスティン・ローデス、ブライアン・ピルマンvs.リック・ルード、ポール・オンドロフ、スティーブ・オースチン
こういう試合でのスティングの勘は鋭い。
流れを上手く生み出しています。
ダスティンも不一致を時々起こしてますが親父さんに似て盛り上げ上手です。
ピルマンはオースチンとの遺恨が余り見られなかったものの孤立、連携役でしっかりお仕事していました。
ヒール側はペースを上手く維持し良い受けも見せてましたね。
NWAを源流とするWCWだからこその6マン・タッグといった感じですね。
個人的にはサンダードゥーム・ケージなのだから
もう少しスケールの大きな乱戦も見たかったです。
好勝負に少し届かず。
GWCW王座戦、サンダードゥーム・ケージ・マッチ(レフェリー:ザ・ボス):リック・フレアー(ch)vs.ベイダー
とにかくStarrcadeと比べるとスケールが格段に小さい。
フレアーに拳とチョップの2段階工法は見られないし、
ベイダーは勝ち負けには不要と言いたくなる程の容赦ないハンマーを抑えている。
またムーンサルトを着地したり、自爆で余りダメージを負わなかったりと
良い意味での弱点をなくしており、もはやモンスターではありません。
後半はレイスを手錠につなごうとしたボスが逆に手錠につながれ、
レイスがケージ内に入って1対2の状況、
その後手錠を引き千切ったボスは怒って加勢、
フレアーが4の字をかけた瞬間にゴングをならしてしまう、という物になっています。
ストーリーとしては上手く表現されていますが
フレアー/ベイダーの抗争をストーリー・マッチで終わらせてしまったのは残念です。
まあまあ良い試合。
総評
前半は救いようがないが、後半は逆にどれも良い。
しかしDとGは名前負けしているからなぁ。
Fはピルマンの個人物DVDで見れば良いし・・・。
(執筆日:3/9/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ハーレム・ヒートvs.サンダー&ライトニングAジャングル・ジム・スティールvs.イクアライザー
Bテリー・テイラーvs.DDP
Cジミー・ガービンvs.ジョニーBバッド
DTV王座戦:スティーブン・リーガル(ch)vs.アーン・アンダーソン
Eタッグ王座戦:ナスティ・ボーイズ(ch)vs.カクタス・ジャック、マックス・ペイン(DQ)
Fサンダードゥーム・ケージ・マッチ:スティング、ダスティン・ローデス、ブライアン・ピルマンvs.リック・ルード、ポール・オンドロフ、スティーブ・オースチン
GWCW王座戦、サンダードゥーム・ケージ・マッチ(レフェリー:ザ・ボス):リック・フレアー(ch)vs.ベイダー