TOPアメリカン・プロレスWCW 1994年→WCW:Bash at the Beach 7/17/94

WCW:Bash at the Beach 7/17/94の分析


名勝負 なし
好勝負 WCW王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ハルク・ホーガン

1試合目の 後イノキが賞を送られましたが
観客からは知名度が低いのかほとんど歓声が上がりませんでした。
ガーディアン・エンジェルは元WWFのビッグ・ボス・マンです。
3試合目はアンダーソンが試合に出ず
最後の最後交代できたところでダスティンを裏切るという展開なので良い試合にはならず。

CUS王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs.リッキー・スティムボート
 前半は特にこれといった技はなく地味ながら
 それぞれ狙いを持って動いていますね。
 後半は攻防の崩れを修正し観客へのアピールも行い盛り上がりを改善しました。
 最後はフレアー的で見事。
 中々良い試合でした。
 (執筆日:10/9/09)

EWCW王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ハルク・ホーガン
 WCW最大のスターとWWE最大のスターの初遭遇。
 ホーガンが日本仕込のレスリングを見せ、
 フレアーが場外バック・ドロップを受けた以外はいつものフレアーとホーガンのプロレス。
 スイングした訳でも噛み合わなかった訳でもなく等身大ですが
 それでもこの2人が向かい合っている事から得られる高揚感はこの2人以外に与えてくれないでしょう。
 このドル箱カードは何度も組まれますが
 @ホーガンが手抜きせず、Aフレアーの衰えが目立たず、B政治が絡んでいない、
 3点を満たしているのはこの試合ぐらいの物でしょう。
 勿論初対決から来る初々しい特別な雰囲気も素晴らしい(実はハウスショーで何回か実現しているらしいですけどね)。
 それを考慮するとぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:10/9/09)

総評
 ホーガンの華々しいPPVデビューでしたが
 後から見るとこれはWCWの1つの終焉を意味していて・・・。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

CUS王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs.リッキー・スティムボート
  オースチン はスティムボートを不意打ちし脚を集中攻撃する。
  スティムボートはオースチンを蹴り飛ばし肩から鉄柱に突っ込ませると
  オールド・スクールから腕を攻めていく。
  スティムボートはオースチンの反撃を防いでいく。
  オースチンは脚を怪我した振りをしたり場外に逃れて体力を回復しようとする。 
  場外戦に持ち込もうとするも戻されスリーパーを食らう。
  オースチンはレフェリーの目を盗みロー・ブロー。
  バック・ドロップやブレーン・バスターを決めていく。
  スティムボートはバック・ドロップを後ろに逃れるとネック・ハンギング・ツリー・ボム。
  再び腕に狙いをつける。
  しかしオースチンが強烈なスパイン・バスターを決める。
  オースチンは余裕を見せダイビング・ニー・ドロップを決めた後
  スティムボートの物真似をしてみせる。
  スティムボートはオースチンを挑発し、
  その隙を突こうとするが依然として試合はオースチンのペース。
  オースチンはスティムボートをロープにもたれさせヒップ・ドロップ。
  2度目を狙ったところをスタンガンに返されるが
  隙を与えずスティムボートをエプロンから投げ落とし柵にぶつける。
  更に鉄柱にぶつけようとする。
  スティムボートは体勢を入れ替えオースチンを鉄柱にぶつけると
  リングに戻しコーナー上から拳を叩き込む。
  スティムボートは休む間を与えず攻め今度はクイックを狙っていく。 
  しかしカウント3ならず。
  オースチンがツームストンの体勢に持ち込む。
  スティムボートが体勢を入れ替える。
  更にオースチンが体勢を入れ替える。
  しかしスティムボートが体勢を入れ替えてパイル・ドライバー炸裂!
  スティムボートが飛び技を狙うもオースチンはレフェリーを盾にして防ぐ。
  これに対してレフェリーはDQを取ろうとするもスティムボートが説得して試合を続けさせる。
  スティムボートがクロス・ボディを決めたところでオースチンが体勢を入れ替える。
  スティムボートはなんとかカウントは2で返す。
  しかしオースチンはそのままロープ悪用のカバーで1,2,3!
  オースチンの防衛!

EWCW王座戦:リック・フレアー(ch) vs.ハルク・ホーガン
   ホーガンにはミスターT、ジミー・ハートが、フレアーにはシェリーがついている。
  試合開始時にシャキール・オニールがベルトを掲げた。
  ホーガンが圧倒的なパワーを見せる。
  フレアーは間を置いて自分のペースで試合を始めようとする。
  ジミーの助言でホーガンはロック・アップに応じずフレアーの物真似。
  フレアーがホーガンの腕を取る。
  ホーガンが逆に腕を取ってくるやフレアーは場外に逃れる。
  シェリーを盾にして追撃を防ぎ間を取る。
  ホーガンがフレアーを殴りつけていきビッグ・ブーツを狙う。
  しかしフレアーはまたも場外に逃れる。
  リングに戻り追ってきたホーガンに襲い掛かる。
  ホーガンはニー・ドロップを避けると10カウント・パンチ。
  シェリーがホーガンの脚を掴み動きを止めた隙にフレアーが反撃。
  場外に落とされたホーガンにシェリーが椅子攻撃を狙うもジミーが阻止。
  フレアーはホーガンが盛り返すやロ−プ悪用のカバーを狙うも決まらず。
  フレアーはスリーパーを決めホーガンを弱らせる。
  ホーガンは3回目のチェックでハルク・アップ!
  アイリッシュ・ウィップでフレアーを一回転させ場外でバック・ドロップ。
  ホーガンはブレーン・バスターでリングに戻すとレッグ・ドロップにいくも避けられ自爆!
  フレアーはすかさず4の字を狙う!
  ホーガンは丸め込みに返す。カウントは2!
  フレアーが2度3度と狙っていくが決まらず。
  フレアーがブレーン・バスターを決めるもホーガンは平然としている。
  ホーガンはビッグ・ブーツからカバー。
  しかしシェリーがレフェリーを引きずり出す。
  シェリーはジミーを殴りつけるとホーガンにダイビング・ボディ・プレス。
  セカンド・レフェリーが現れたところでフレアーの4の字が炸裂!
  ホーガンは何とかロープを掴む!
  シェリーがストッキングでホーガンの首を締め上げる。
  フレアーがチョップを浴びせていくがホーガンは首を振ってフレアーに迫る。
  ホーガンがミスして倒れたところに、シェリーが再びダイビング・ボディ・プレスを狙う。
  ホーガンは避けて自爆させるとコーナー上のフレアーを投げ捨てる。
  シェリーを追い出すとフレアーに4の字!
  シェリーがブラス・ナックルを取り出し渡そうとするもミスターTが連れ出す!
  フレアーはその際落ちたブラス・ナックルを拾いホーガンを殴りつける!
  カバーし1,2,2!カウントは2!
  ホーガンがハルク・アップしビッグ・ブーツからレッグ・ドロップ!
  カバーし1,2,3!ホーガンが新WCWチャンピオンに!
  オニール、ミスターT、ジミーがホーガンの勝利を称える。

試合結果

@TV王座戦:スティーブン・リーガル(ch)vs.ジョニーBバッド
Aベイダーvs.ガーディアン・エンジェル(DQ)
Bテリー・ファンク、バン クハウス・バックスvs.ダスティン・ローデス、アーン・アンダーソン
CUS王座戦:スティーブ・オースチン(ch)vs. リッキー・スティムボート
Dタッグ王座戦:ケビン・サリバン、カクタス・ジャック(ch)vs.プリティー・ワンダフル(新チャンピオン!)
EWCW王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ハルク・ホーガン(新チャンピオン!)