WCW:Starrcade 12/27/93の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | WCW王座戦、タイトルvsキャリア:ベイダー(ch)vs.リック・フレアー |
約2時間45分です。
@プリティ・ワンダフルvs.2コールド・スコーピオ、マーカス・バグウェル
スコーピオ組が華のあるムーブを見せ
ワンダフルが地味にずるい動きを見せる。
タッグの色を出せていますが当たり前のレベルでミクスチャーも特になし。
通常放送でもやれるでしょう。
悪い試合。
Aショックマスターvs.キング・コング
マスクをして明らかに使い捨てのキング・コングが
オーサム・コング(現女子レスラーとは別人)と共に主導権を握るも
ショックマスターが短い時間で反撃し只のボディ・スラムで勝利。
スカッシュ・マッチでもPPVに出すのだからもう少しましなものを。
ひどい試合。
BTV王座戦:スティーブン・リーガル(ch)vs.リッキー・スティムボート
ベースのスピードが違うので
思ったほど良い試合にはならず。
クライマックスは自力では無理なので
セコンドのサー・ウィリアムスを使って盛り立てています。
平均より少し上。
Cカクタス・ジャック、マックス・ペインvs.シャンガイ・ピアース、テックス・スラゼンジャー
普通のプロレス向きではない4人ですけれども
好みが乱戦スタイルで一致しているが故に相手の事が分かり、
普通のプロレスでもミックスができて見れる内容になっている。
少し悪い試合。
DUS王座戦、3本勝負:ダスティン・ローデス(ch)vs.スティーブ・オースチン
オースチンの空ける長い上、
ダスティンが何故か早々と消耗感を出してくるので気だるいです。
オースチンの流血、照明の不具合という
アクシデントで壊れるとそのまま盛り上がりのないまま2−0でエンド。
若手トップ2人の試合とは思えません。
少し悪い試合。
Eインターナショナル王座戦:リック・ルード(ch)vs.ザ・ボス
ザ・ボスはガーディアン・エンジェルから変名となったボス・マン。
通常、悪者がやられるのは盛り上がりますが
最後のサンセット・フリップ以外ルードは何もしないも同然だったので
流石に観客も静まり返っていました。
ひどい試合。
Fタッグ王座戦:ナスティ・ボーイズ(ch)vs.スティング、ホーク
頭がおかしいのでしょうか。
乱戦しか能が無いナスティズによるだらだらした普通のプロレスに
テンション命のスティング、ホークは丸裸にされ木偶の坊に。
これが30分近く続きます。
30分!
何の嫌がらせでしょうか。
しかも最後に待っているのはセコンドのミッシーがカットしての反則。
ゴミ箱行き。
GWCW王座戦、タイトルvsキャリア:ベイダー(ch)vs.リック・フレアー
フレアーと言えばヒールですが
今回はベビーフェイスにもかかわらず圧倒的な構図を描きました。
相手はあのベイダーですからね。
リアルに重い打撃を使うアメプロにいないタイプ。
フット・ワークも使うし、チョップも打つのに
圧倒的な敵わない怪物としてスケール・アップさせていきました。
そして反撃手段としてチョップの上位版に拳を位置づける二段構えの隠し玉。
ここぞという所まで耐えしのいで反撃しながら
絶妙な所で潰えて伏し焦らしていきます。
スーパー・ダイナミズム。
しかしベビーフェイスながらヒールでやっていたように
ベイダーを最後まで倒せない相手として描く必要はなかった。
キャリアまで賭けて盛り上げているのだから素直に4の字で倒して良かった。
あのフィニッシュは普通に弱過ぎる印象が先行します。
そのため名勝負とはいかず。
文句なしに好勝負。
総評。
見事にメインのみの1マッチ興行で、その試合はBest of StarrcadeでDVD化された今となっては・・・。
(執筆日:10/18/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
GWCW王座戦、タイトルvsキャリア:ベイダー(ch)vs.リック・フレアー組むとフレアーがコーナーに押し込もうとする。
ベイダーが逆に押し飛ばす。
組むとベイダーが押し飛ばす。
組むとベイダーが押し飛ばす。
フレアーは場外に出る。
ベイダーが追ってくるとリングに戻る。
ベイダーがリングに戻る。
組むとベイダーがヘッド・バッド。
ハンマーを叩き込み手を捻る。
クローズライン。
手を捻る。
ハンマーを狙う。
フレアーはガードすると体勢を入れ替えベイダーをコーナーにもたれさせる。
チョップを3発。
ベイダーは軽く払ってフレアーを跳ね飛ばす。
フレアーが場外に出る。
リングに戻る。
ベイダーはフレアーをコーナーに押し込むとハンマーにボディ・ブロー。
フレアーがたまらずダウン。
ベイダーはフレアーを起こすとボディ・リフト。
ミリタリー・プレス。
フレアーが場外に転がり出る。
ベイダーは場外に下りるとボディ・リフト。
柵の上に落とす。
柵にもたれたフレアーにスプラッシュを狙う。
フレアーは避けて自爆させるとチョップにパンチのコンボ。
鉄柱にぶつける。
ベイダーがたまらずリングに逃げる。
レイスがフレアーを殴りつける。
フレアーをエプロンに上げる。
ベイダーはフレアーを起こすとリング内へのブレーン・バスター。
フレアーがたまらずエプロンに出る。
ベイダーはフレアーを起こすと顔にパンチ。
リング内へのブレーン・バスター。
ヘッド・バッド。
コーナーにもたれさせるとハンマーに腹にボディ・ブロー。
コーナーに振る。
もう1発。
フレアーが一回転して場外に転がり落ちる。
エプロンに上がったフレアーをリングに入れると顔にパンチ。
ロープに振りクローズライン。
ヘッド・バッド。
起こして頭部にパンチを浴びせていく。
フレアーがチョップを浴びせる。
2発、3発。
しかしベイダーのハンマーに崩れる。
ベイダーはフレアーを持ち上げるとスラム。カウント2。
セカンド・ロープに上がるとそこから飛びクローズライン。
スナップ・メアを決めるとセカンド・ロープに上がる。
ボディ・プレスへ。
フレアーが避けて自爆させる。
コーナー上へ。
そこから飛んでシングル・アックス。
もう1発。
パンチにチョップ。
コーナー上から飛んでシングル・アックス。
遂にベイダーが倒れる。
フレアーがニー・ドロップ。
ベイダーが起き上がりフレアーにクローズライン。
フレアーをコーナー上にのせハンマー。
スーパープレックスを決める。
ベイダーは起き上がるとフレアーにエルボー・ドロップ。
ボディ・プレスへ。
フレアーが寸前で避ける。
ロープに走る。
ベイダーがカウンターでベイダー・アタック。
場外に落とす。
レイスがフレアーの頭を踏みつける。
ベイダーはエプロンに上がってきたフレアーをリングに入れるとハンマー。
フレアーがチョップ。
チョップ。
ベイダーがハンマー。
コーナーに振りスプラッシュへ。
ベイダーは避けチョップ3連発。
コーナーに振ろうとする。
ベイダーは振り返すとベイダー・アタック。
崩れたフレアーの頭部を殴りつける。
起こすと手を捻る。
フレアーは掌底を入れるとパンチを交互に叩き込んで行きダウンさせる。
脚を引っ張って動かすと脚を鉄柱にぶつける。
脚に椅子をたたきつける。
ベイダーを場外に引きずり出すと拳を叩き込んで行きダウンさせる。
ベイダーが腹にパンチ。
フレアーがパンチ。
ベイダーが腹にパンチ。
フレアーはベイダーの頭部を抱えると殴りつけていく。
ベイダーがダウン。
フレアーは椅子を手にするとベイダーの頭部に叩きつける。
パンチを叩き込んでダウンさせる。
リングに戻る。
リングに戻ってきたベイダーに拳を叩き込んでいく。
そして噛み付き。
しかしこれまでのダメージから揺らぐ。
立ち直るとベイダーの脚をロープにのせヒップ・ドロップ。
起き上がったベイダーをパンチでダウンさせると4の字へ。
ベイダーが蹴り飛ばす。
セカンド・ロープにのる。
勢いをつけてボディ・プレスへ。
フレアーは避けると4の字を決める。
レイスがセカンド・ロープに上がってくる。
ベイダーがロープを掴む。
フレアーが突進。
ベイダーがカウンターで蹴り。
エルボー・ドロップ。
かぶさると頭部にフォア・アームズを叩き込む。
そしてコーナー上にのぼる。
ムーンサルトへ。
フレアーは避けて自爆させるとカバー。
レイスがコーナーにのぼりダイビング・ヘッド・バッドへ。
しかしベイダーがカウント2で押し飛ばしたためにレイスの攻撃はベイダーに誤爆。
フレアーはロープに走るとフライング・フォア・アームズ。
チョップ4連発。
ロープに走る。
ベイダーがカウンターでベイダー・アタック。
フレアーは倒れながらもベイダーが後ろを向いた瞬間脚を取って倒し1,2,3!
フレアーが新チャンピオンに!
試合結果
@プリティ・ワンダフルvs.2コールド・スコーピオ、マーカス・バグウェルAショックマスターvs.キング・コング
BTV王座戦:スティーブン・リーガル(ch)vs.リッキー・スティムボート(15分時間切れ)
Cカクタス・ジャック、マックス・ペインvs.シャンガイ・ピアース、テックス・スラゼンジャー
DUS王座戦、3本勝負:ダスティン・ローデス(ch)vs.スティーブ・オースチン(新チャンピオン!)(2-0)
Eインターナショナル王座戦:リック・ルード(ch)vs.ザ・ボス
Fタッグ王座戦:ナスティ・ボーイズ(ch)vs.スティング、ホーク(DQ)
GWCW王座戦、タイトルvsキャリア:ベイダー(ch)vs.リック・フレアー(新チャンピオン!)