TOPアメリカン・プロレスWCW 1993年→WCW:Halloween Havoc-Spin the wheel, make the deal 10/24/93

WCW:Halloween Havoc-Spin the wheel, make the deal 10/24/93の分析


名勝負 スピン・ザ・ウィール・メイク・ザ・ディール・マッチ:ベイダーvs.カクタス・ジャック
好勝負 なし

日本語版でレビュー。
3,5,6,7,8試合目が収録されています。
3試合目はヨーロピアン・レスリングの試合。
5試合目、お互いのチームの長所が上手くかみ合った良い試合。
7試合目、ベテラン同士で中々の試合でした。

Gスピン・ザ・ウィール・メイク・ザ・ディール・マッチ:ベイダーvs.カクタス・ジャック
 ルーレットで形式を決める形式。
 今回はテキサス・デス・マッチ。
 現在の物とは少し違って、フォール後30秒のレスト・ピリオドがあり、
 その後の10カウントで起き上がれなかったら敗北というものになります。
 さてこの試合はアメプロ史上において
 ハードコア・マッチの礎となったと感心させるに足る内容でしたね。
 怪物対奇人。
 ベイダーは打撃/凶器の配分、攻守の配分に関するバランス感覚が優れていますし
 カクタスは天性の嗅覚で乱戦の試合の作り方、
 場の利用し方というものを知っている。
 デス・マッチと冠するにふさわしい、ずしりとひびく説得力がありました。
 30秒のレスト・ピリオドは長いように最初は思いましたが
 重みを損なわせない絶妙の長さでしたね。
 只これに関しては当時の感覚ですから
 今となっては観る方にその調整が求められますね。
 クライマックスもしっかり凶器の使い方に段階を考えていたので伝わってきました。
 最後の最後でスタンガンというチープ・フィニッシュが待っていたのは残念ですが
 30秒の間に起き上がって相手を倒せば
 逆に相手のカウントを取る状況になる、というのは
 ルールの盲点をついていて上手かったですね。
 文句なしに名勝負です。
 (執筆日:10/10/09)

PPVとしてはまとまっていて良かったです。 
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Gスピン・ザ・ウィール・メイク・ザ・ディール・マッチ:ベイダー対カクタス・ジャック

  ベイダーが先に入場。
  カクタスは現れると花道に出てきたベイダーを倒しマウント・パンチ。
  ベイダーが体勢を入れ替えマウント・パンチ。
  もつれて花道の下へ。
  ベイダーはヘッド・バッドを入れるとハンマー。
  鉄柱にもたれさせてハンマーを狙う。
  カクタスは避けて自爆させると柵にぶつけ椅子をぶつける。
  ベイダーがカクタスを殴りつける。
  カクタスが殴りつけ頭部に噛み付く。
  カメラで殴りつける。
  椅子を頭部に叩きつける。
  リングに入れる。
  コーナーのベイダーに突進。
  ベイダーはカウンターで蹴りを入れるとクローズライン。
  コーナーにもたれさせると顔面にパンチ。
  顔面にハンマーを叩き込んでいく。
  カクタスが衝撃で花道に出る。
  ベイダーがリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  カクタスはロープに脚をかけて防ぐと花道へのブレーン・バスター。
  カクタスは流血している。
  ベイダーを蹴りつけ花道でのバック・ドロップ。
  マウントで殴りつけていく。
  レイスが椅子を持って近寄ってくる。
  カクタスは腹にパンチ。
  殴り倒す。
  椅子を取るとベイダーに叩きつける。
  背中に椅子を叩きつける。
  マウントでパンチを入れる。
  ベイダーが体勢を入れ替えると入場セットの墓穴に2人の姿が消える。
  カクタスが出てきてBang!Bang!
  花道で待ち受ける。
  ベイダーが流血しながら墓穴から出てくる。
  カクタスがランニング・クローズライン。
  カバーし1,2,3!
  カクタスはサボテンのセットを手にする。
  30秒後カウント3で起き上がったベイダーにサボテンを叩きつける。
  ベイダーは花道横に落ちる。
  カクタスが花道からエルボー・ドロップ。
  カバーし1,2,3!
  カウント4でベイダーが起き上がる。
  カクタスが花道から下のベイダーを殴りつける。
  ベイダーは髪をつかんで下に引き摺り下ろす。
  カクタスは花道に上がるとそこからけりつける。
  鉄階段に叩きつける。
  テーブルをリングに入れる。
  両者リングに入る。
  カクタスがベイダーを殴りつけていく。
  コーナーに振ろうとする。
  ベイダーは殴りつけて防ぐ。
  ハンマーを叩き込んでいく。
  コーナーに振ろうとする。
  カクタスが振り返すとロープにたてかけられたテーブルにベイダーが激突。
  カクタスがカバー。カウント2。
  テーブルをベイダーに叩きつける。
  ベイダーが場外に逃れる。
  カクタスはエプロンに出ると場外のベイダーにサンセット・フリップを狙う。
  ベイダーがこらえヒップ・ドロップへ。
  カクタスは避けて自爆させる。
  ベイダーを持ち上げ柵の上に落とす。
  カクタスが柵越しのベイダーに飛びかかるも失敗して背中から墜落。
  カクタスを持ち上げると後ろの柵の方へ落とす。
  椅子を手にするとカクタスの背中に叩きつける。
  レイスがスタンガンを手にしている。
  ベイダーはカクタスをリングに戻すとボディ・スラム。
  ムーンサルトを決める。
  カバーし1,2,3!
  カウント3でカクタスが起き上がる。
  ベイダーが蹴り上げ頭部にハンマーを叩き込む。
  花道に投げ捨てる。
  花道に出ようとする。
  カクタスがベイダーの口に手を入れる。
  おんぶされる形でスリーパー。
  ベイダーは後ろに倒れて花道に叩きつける。
  椅子を手にするとカクタスの頭部を吹っ飛ばす。
  椅子の上へのDDT。
  終わりだとアピール。
  レフェリーはドクターを呼ぶ。
  ベイダーはドクターを突き飛ばして追い払う。
  カバーし1,2,3!
  カクタスは30秒を待たずして起き上がると近づいてきたベイダーの腹にパンチ。
  椅子の上へのDDT。
  30秒が経過。
  両者のカウントが数えられる。
  レイスがカクタスの脚にスタンガンを押し付ける。
  ベイダーは立ち上がりカウント10! 
  ベイダーの勝利!
  カクタスはレイスに殴りかかり怒りのダブル・アームDDT。

試合結果

@ショックマスター、チャーリー・ノリス、アイス・トレインvs.ハーレム・ヒート、エクアライザー
Aリッキー・スティムボードvs.ポール・オンドロフ
BTV王座戦:スティーブン・リーガル(ch)vs.デイビー・ ボーイ・スミス(タイム・リミット・ドロー)
CUS王座戦:ダスティン・ローデス(ch)vs.スティーブ・オースチン
Dタッグ王座 戦:2コールド・スコーピオ、マーカス・バグウェル(ch)vs.ナスティ・ボーイズ(新チャンピオン!)
Eシッド・ヴィシャスvs.スティング
FNWA王座戦:リック・ルード(ch)vs.リック・フレアー(DQ)
Gスピン・ザ・ウィール・メイク・ザ・ディール・マッチ:ベイダーvs.カクタス・ジャック