TOPアメリカン・プロレスWCW 1993年→WCW:Clash of the Champions XXIV 10/24/93

WCW:Clash of the Champions XXIV 10/24/93の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

XXIIIとセットで日本語版ビデオが出ています。日本語版ビデオに収録されているこの大会の試合はA、C、D、E、Fです。

@タッグ王座戦:スティーブ・オースチン、スティーブン・リーガル(ch)vs.アーン・アンダーソン、ポール・ローマ
 アンダーソンとオースチンはシングルが見たくなるような攻防。
 ローマは悪くは無いが実力者の相手2人に過剰に引き立てられている感が目に付きますね。
 そこそこ中身の伴った王座交代劇でした。
 平均レベル。

A2コールド・スコーピオvs.ボビー・イートン
 新進気鋭のスコーピオのために
 衰えてきたイートンが踏み台になる。
 それ以上それ以下でもありません。
 少し悪い試合。

BジョニーBバッドvs.マックス・ペイン
 マスクとギターが賭けられていますが3分もせずに終わってしまいます。
 ペインに普通の試合をしろ、といっても無理なので正解ですけどね。
 悪い試合。
 
CTV王座戦:ポール・オンドロフ(ch)vs.リッキー・スティムボート
 スティムボートという相手を得てオンドロフが昔に戻ったかのような動きを見せています。
 レスリングと基本的な動きだけなのに
 そのペース変化と空間の使い方で膨らませていく。
 若手の手本となるような渋い内容。
 平均的な良試合です。
 
Dリック・フレアー、スティングvs.コロッサル・コングス
 相手が只のでかいだけの新人とはいえ、
 せっかくフレアーとスティングが組むんですからね。
 フレアーに権利が移る事なく終了というのはひどすぎますよ。

Eリック・ルード、イコライザーvs.ダスティン・ローデス、ミステリー・パートナー
 セコンドのアニマルが紹介したミステリー・パートナーはホーク。
 そうなると割を食うのはダスティンで・・・。
 本当にプッシュされるべき人間が縁の下に回っている。
 イコライザーは只でかいだけだし、ひどい試合。
 
FWCW王座戦(反則でも王座移動):ベイダー(ch)vs.デイビー・ボーイ・スミス
 花道での投げから始まり要所でインパクトは与えられているが
 スミスならテクニカル+パワーでもっと豊かな攻防を描けるはずです。
 パワー一直線の短絡的な構築になっている事は否めない。
 WCWのスミスはホーガンを思わせるような所がありましたね。
 平均より少し上。

総評。
 日本語版ビデオならともかく、この大会単品だけでは微妙な内容というしかありませんね。
 (執筆日:6/16/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座戦:ハリウッド・ブロンズ(スティーブ・オースチン、スティーブン・リーガル)vs.アーン・アンダーソン、ポール・ローマ(新チャンピオン!)
A2コールド・スコーピオvs.ボビー・イートン
BジョニーBバッドvs.マックス・ペイン
CTV王座戦:ポール・オンドロフ(ch)vs.リッキー・スティムボート(新チャンピオン!)
Dリック・フレアー、スティングvs.コロッサルズ・コングス
Eダスティン・ローデス、ホーク・ウォーリアーvs.リック・ルード、イコライザー
FWCW王座戦(反則でも王座移動):ベイダー(ch)vs.デイビー・ボーイ・スミス