TOPアメリカン・プロレスWCW 1992年→WCW:Superbrawl II 2/29/92

WCW:Superbrawl II 2/29/92の分析


名勝負 なし
好勝負 ライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン

日本語版でレビューしています。
日本語版に収録されているのは5ー9の5試合です。

Dライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン
 エクスプロージョン。
 一方がハイ・フライングを決め、追撃を狙った所で
 相手がカウンターで返しハイ・フライング。
 このループを繰り返す事で連鎖し
 更なる過激な打ち合いへと発展していきます。
 上手さがムーブを出す一心で使われているという点で
 凄い、という一方向性のみで深みに欠けるので名勝負とは言わず文句なしに好勝負としましょう。
 しかし初めてアメリカ・プロレスの史実にライト級の名前を刻んだ試合です。
 分離、インディー化したNWAでライト級は受け継がれたものの
 WCWはピルマンに並ぶ逸材が現れず
 再びライト級が表舞台に現れるまで3年間の月日が流れることになりましたね。
 (執筆日:10/10/09)

Eダスティン・ローデス、バリー・ウィンダムvs.ラリー・ズビスコ、スティーブ・オースチン
 ダスティンの耐えとスピード感ある攻め。
 ウィンダムの迫力ある技。
 ズビスコのオールド・スクールにオースチンのコントロール、と
 4人がそれぞれ個性を出して全力を出し切った試合です。
 オースチンのヒール・ワークなど削れる余剰部分は幾つかありますが些細な事です。
 中々良い試合。
 (執筆日:10/10/09)

Fタッグ王座戦:ボビー・イートン、アーン・アンダーソン(ch)vs.スタイナーズ
 イートン、アンダーソンが天晴れな受けっぷり。
 とことんやられてスタイナーズの普段出さない大技まで引き出しながら、
 尚且つ間を作って止めたり、インサイド・ワークでペースを知らず知らずの内に持っていきます。
 お互いの弱い部分を相手が補った素晴らしい試合です。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/10/09)

US王座戦も良かったのだが少し手が合わず、
フィニッシュの仕方が水を差した感じに。
ビーチ・ブラストのアイアン・マン・マッチに期待ということで。

メインは言わずもがな結果だが
D〜Fは必見のラインナップ。
良い大会です。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

 Dライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ブライア ン・ピルマン

  組むとピルマンがリスト・ロック。
  ライガーが前転してリスト・ロックに返す。
  ピルマンが返してヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  バック・ブリーカーに返されかけるもヘッド・シザース。
  ロープに走る。
  ライガーはショルダー・スルーでピルマンを場外に落とす。
  コーナーにのぼるとトペ・アトミコ。
  リングに戻る。
  エプロンに上がったピルマンにリング内へのブレーン・バスターを狙う。
  ピルマンもこらえ持ち上げようとする。
  両者耐える。
  ライガーはピルマンをターン・バックルにぶつけようとする。
  ピルマンは逆にライガーをターン・バックルにぶつける。
  スプリングボード式クローズライン。
  エプロンに出ると場外へのブレーン・バスター。
  そしてダイビング・ボディ・アタック。
  柵にもたれさせるとエプロンから飛ぶ。
  ライガーは避けて柵に激突させる。
  リングに戻すとコーナー上から飛ぶ。
  ピルマンがカウンターでドロップ・キック。
  コーナーに上るとミサイル・キックへ。
  ライガーがカウンターでドロップ・キック。
  両者ダウン。
  ライガーがロープに走りフライング・ニール・キックへ。
  ピルマンもカウンターでニール・キック。  
  両者ダウン。
  ライガーが先に起き上がりピルマンにチョップ。
  ロープに振ろうとする。
  ピルマンは振り返すとパワー・スラム。カウント2。
  バックを取る。
  ライガーがバックを取り返しジャーマン。カウント2。
  コーナーに乗せるとスーパープレックスを狙う。
  ピルマンがこらえフェイス・バスターで落とす。
  ダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ライガーがパワー・ボムに切り返す。カウントは2。
  ライガー・ボムを狙う。
  ピルマンがハリケーン・ラナに切り返し脚を掴む。カウントは2。
  ライガーがピルマンをロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ピルマンがDDTに切り返しカバー。
  ライガーの脚がロープにかかる。
  ピルマンはライガーをロープに振るとクローズラインへ。
  ライガーは避けるとクローズラインへ。
  ピルマンが避ける。
  両者同時にクロス・ボディのような技で相打ち。
  両者ダウン。
  ピルマンがコーナー上へ。
  ライガーが捕らえスーパープレックス。
  カバーするもカウントは2。
  コーナーにのぼりダイビング・ヘッド・バッドへ。
  ピルマンは避けて自爆させるとジャパニーズ・レッグ・クラッチ・ホールドで1,2,3!
  ピルマンが新ライト級チャンピオンに!
  ハグして健闘を称えあう。

試合結果

@マーカス・バグウェルvs.テレンス・テイラー
Aロン・シモンズvs.カクタス・ジャック
Bヴァン・ハ マー、トム・ゼンクvs.ヴィニー・ベガス、リチャード・モートン
Cスタイナーズvs.ボビー・イートン、アーン・アンダーソン(DQ)
Dライト級王座戦:獣神サンダー・ライガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン(新チャンピオン!)
Eダスティン・ローデス、バリー・ウィンダムvs.ラリー・ズビスコ、スティーブ・オースチン
Fタッグ王座戦:ボビー・イートン、アーン・アンダーソン(ch)vs.スタイナーズ(DQ)
GUS王座戦:リック・ルード(ch)vs.リッキー・スティムボード
HWCW王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.スティング(新チャンピオン!)