TOPアメリカン・プロレスWCW 1992年→WCW:Starrcade-The Lethal Lottery 12/28/92

WCW:Starrcade-The Lethal Lottery 12/28/92の分析


名勝負 キング・オブ・ケーブル・トー ナメント決勝:スティングvs.ベイダー
好勝負 世界&NWAタッグ王座戦: リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス(ch)vs.ブライアン・ ピルマン、バリー・ウィンダム

日本語版でレビューしています。
約2時間。
1試合目が収録されておらず2−4試合目がダイジェスト。

5試合目−WCW 王座戦:ロン・シモンズ(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス
 下手なシモンズに15分もやらせて
 チープ・フィニッシュとはたまらない。

E世界&NWAタッグ王座戦: リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス(ch)vs.ブライアン・ ピルマン、バリー・ウィンダム
 自陣で試合を進める。
 細かくタッチして体力消費を避ける。
 ヒールはレフェリーの注意を逸らしている隙に控えが攻撃。
 ベビーフェイスは耐え忍んで反撃するもペースを握るまではいかず。
 最後は分断させる事で決着。
 そういうタッグの教科書に寸分たがわず従ったオールド・スクールな内容です。
 ウィンダムはでかさを考えると最初の孤立時が消極的過ぎるように思えましたが
 その後は他の3人と同じく良い動きをしていましたね。
 約20分にも及ぶ熱戦で、ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/10/09)

Fキング・オブ・ケーブル・トー ナメント決勝:スティングvs.ベイダー
 前回は場外で間を置いて構図を展開させたのだけど
 今回は1ムーブで手早く展開していくと
 前回の隠し技、ウィール・キック、ジャーマンをセットで早い段階で出し
 しかも道連れクローズライン、ブランチャのおまけつきです。
 手合わせを重ねて更なるステージにアップする典型的な内容で
 その後も新たに開発した攻防、新たな技が見られます。
 顔面パンチという直接的なダメージ技と
 チン・ロックという基本的なサブミッションを組み合わせての追い込みは素晴らしい。
 そしてスティングの受けの表現ですね。
 技を避けて自爆させたからといって先に起き上がれるとは限らないリアリズムの追求の一方で
 ハルク・アップ的な見得の利いた身振りをする。
 ウォーリヤー、ルガー、スティングが時たま見せる
 この絶妙且つ独特な感覚は新たなサイコロジーを生み出していますね。
 見事です。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:10/10/09)

GNWA王座戦:蝶野正洋(ch)vs.グレート・ムタ
 USに新日本スタイルを見せたのは意義深いのでしょうが見せたのは失敗試合ですよ。
 とてもNWA王者と信じてもらえていない蝶野が
 試合を通じても観客に伝えきれないまま終了。
 ムタが正統なスタイルを取っている事も観客を戸惑わせましたし、
 はっきりとしない攻防が多すぎるので盛り上がりません。
 悪くない試合。
 (執筆日:10/10/09)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Fタッグ王座戦:ダスティン・ローデス、バリー・ウィンダム(ch)vs.リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス
  ダグラス対ダスティンで試合開始。
  組んで離れる。
  ダグラスがヘッド・ロック。
  ダスティンはロープに振るとショルダー・スルーを狙う。
  ダグラスがインサイド・クレイドル。カウント2。
  ダスティンをロープに振りヒップ・トスを狙う。
  ダグラスが着地しバック・スライド。カウント2。
  組むとダグラスがグラウンド・ヘッド・ロック。
  ダスティンがハンマー・ロック。
  ダグラスが起き上がりハンマー・ロック。
  ダスティンがロープに逃げる。
  組むと体勢を入れ替え合いダスティンがコーナーに押し込む。
  クリーンに離れる。
  ダグラスがアーム・ドラッグで腕を取る。
  ダスティンがロープに逃げる。
  組むとダスティンがアーム・ドラッグ。
  組むとダグラスがアーム・ドラッグで腕を取る。
  ダスティンは起き上がるとアーム・ドラッグで倒す。
  アーム・ロック。
  ダグラスが起き上がりロープに振る。
  ダスティンがショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ダグラスがクローズラインへ。
  ダスティンは避けるとスクール・ボーイ。カウント2。
  ダグラスがダスティンをロープに振る。
  同時に飛んで腕をクロスし相打ち。
  同時にドロップ・キック。
  同時にタッチ。
  組むと体勢を入れ替えあう。
  ウィンダムがアーム・ドラッグ。
  スティムボートがグラウンド・ヘッド・シザース。
  ウィンダムは跳ね除けるとヘッド・ロック。
  スティムボートがロープに振りヒップ・トスへ。
  ウィンダムが体勢を入れ替える。
  スティムボートが更に体勢を入れ替えヒップ・トスへ。
  もつれて両者場外に落下。
  胸を突き合う。
  ダグラス、ダスティンが入り2人を沈める。
  ウィンダム、スティムボートはリングに入ると組む。
  ウィンダムがコーナーに押し込みチョップ。
  チョップの打ち合い。
  スティムボートが連続で打つ。
  ウィンダムのチョップを避けるとアトミック・ドロップ。
  アーム・ドラッグで腕を取る。
  ウィンダムは起き上がるとアーム・ドラッグ。
  スティムボートは起き上がると羽交い絞めにしてタッチ。
  2人でウィンダムをロープに振りバック・エルボー。
  カバー。カウント2。
  腕を取りスティムボートにタッチ。
  スティムボートが殴りつけ腕を取るとタッチ。
  ダグラスがセカンド・ロープから飛び腕を殴りつける。
  腕を取る。
  ウィンダムが殴りつけブレーン・バスターを狙う。
  ダグラスが逆にブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  腕を取る。
  ウィンダムは顔に手をやりエルボー。
  エルボーを打ち込んでいく。
  ふらつくダグラスをコーナーに振り突進。
  ダグラスはかわすと腕を捻る。
  タッチ。
  スティムボートがセカンド・ロープから飛び腕を殴りつける。
  腕を取りけり倒す。
  カバー。カウント2。
  アーム・ロック。
  背にまたがる。
  起き上がったウィンダムをアーム・ドラッグで倒す。
  ダグラスにタッチ。
  2人でロープに振りショルダー・スルー。
  ダグラスがカバー。カウント2。
  アーム・ロック。
  ウィンダムは起き上がるとロープに押し込む。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されたのでクローズラインへ。
  ダグラスは避けるとロープに走りクロス・ボディへ。
  ウィンダムはかわしてロープに激突させる。
  ダスティンにタッチ。
  ダスティンがダグラスにスナップ・メア。
  エルボー・ドロップでカバー。カウント1。
  起こすとタッチ。
  ロープに振ると2人でドロップ・キック。
  ウィンダムがカバー。カウント2。
  タッチしてからブレーン・バスター。
  ダスティンが続けてロープに走りエルボー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ダグラスがサンセット・フリップ。カウント2。
  ダスティンがダグラスの腕を取りタッチ。
  ウィンダムが腕にエルボーを打ち下ろす。
  チョップ。
  腕を取るとタッチ。
  ダスティンがセカンド・ロープから飛び腕にエルボー。
  ハンマー・ロックで倒す。
  両肩をつけにいく。
  ダスティンは離さずカウント2で返す。
  タッチ。
  ウィンダムが殴りつけチョップ。
  カバー。カウント2。
  ダグラスが腹にパンチ。
  ウィンダムが殴り返しタッチ。
  ロープに振ると2人でクローズライン。
  ダスティンがカバー。カウント2。
  スナップ・メアからチン・ロック。
  ダグラスが起き上がり腹にパンチ。
  ロープに走る。
  ダスティンのクローズラインを避けるとクロス・ボディ。カウント2。
  ダスティンは腕を取るとタッチ。
  ウィンダムがダグラスにバック・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  ロープに振るとフライング・クローズライン。
  カバー。カウント2。
  タッチ。
  ダスティンが脇に蹴り。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  腕にニーを落としてアーム・ロック。
  ダグラスは起き上がるとコーナーに突進して叩きつける。
  ショルダー・ブロック。
  コーナーに振ろうとする。
  振り返されるもセカンド・ロープからクロス・ボディ。カウント2。
  ダスティンがカバー。カウント1。
  ロープに振りドロップ・キックへ。
  ダグラスはロープを掴んで止まって自爆させタッチ。
  スティムボートはロープに走るとショルダー・タックル。
  カバー。カウント2。
  ロープに走りショルダー・タックル。
  カバー。カウント2。
  ロープに走りクロス・ボディ。カウント2。
  ロープに振ろうとする。
  ダスティンが防いでヒップ・トス。
  ドロップ・キックを決めカバー。カウント2。
  インサイド・クレイドル。カウント2。
  ロープに走りフライング・ショルダー・タックル。
  カバー。カウント2。
  ヘッド・ロック。
  スティムボートはロープに振ると伏せていく。
  リープ・フロッグにいくもタイミングが遅れ股間とダスティンの頭とが激突。
  ダスティンがスティムボートの様子を心配している。
  ウィンダムは早くカバーしろと声をかけている。
  ウィンダムはタッチするとエルボー・ドロップでカバー。カウント2。
  アトミック・ドロップでカバー。カウント2。
  スティムボートを無理やり起こすとアトミック・ドロップ。
  ロープに走りフライング・クローズライン。
  カバーするもほかならぬダスティンがカットする。
  ウィンダムが胸を突く。
  ダスティンが顔に張り手。
  ウィンダムが顔に張り手。
  ダスティンが殴りつける。
  その隙にタッチしていたダグラスがウィンダムの裏に回る。
  ふらついたウィンダムにベリー・トゥー・ベリーを決めカバーで1,2,3!
  スティムボート、ダグラスが新チャンピオンに!
  ダスティンは後悔している様子。
  しかしウィンダムを置き去りに去っていく。
  ウィンダムが叫ぶとダスティンが戻ってくる。
  ウィンダムにお前がやりすぎこ事が原因だろと離す。
  ウィンダムが蹴り。
  殴り倒す。
  DDT。
  レフェリーを殴り倒す。
  ダスティンをコーナーにのせるとスーパープレックス。
  マウント・パンチ。
  バック・ステージでダグラス、スティムボートがインタビューを受けている。
  そこにウィンダムが乱入し暴れる。

試合結果

@リーサル・ロータリー:カクタス・ジャック、ジョニーBバッドvs.ダン・スパイビー、ヴァン・ハマー
Aリーサル・ロータリー:佐々木健介、バーバリアンvs.ベイダー、ダスティン・ローデス
Bリーサル・ロータリー:2コールド・スコーピオ、ブライアン・ピルマンvs.バリー・ウィンダム、グレート・ムタ
Cリーサル・ロータリー:スティーブ・ウィリアムス、スティングvs.獣神サンダー・ライガー、エリック・ワッツ
DWCW王座戦:ロン・シモンズ(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス(ダブル・カウントアウト)
E世界&NWAタッグ王座戦:リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス (ch)vs.ブライアン・ピルマン、バリー・ウィンダム
Fキング・オブ・ケーブル・トーナメント決勝:スティング(優勝!)vs.ベイダー
GNWA王座戦:蝶野正洋(ch)vs.グレート・ムタ
Hバトル・ロイヤル(リーサル・ロータリーの勝者が出場)(優勝:グレート・ムタ!)