TOPアメリカン・プロレスWCW 1992年→WCW:Great American Bash 7/12/92

WCW:Great American Bash 7/12/92の分析


名勝負 なし
好勝負 WCW王座戦:スティング(ch)vs.ベイダー

日本語版でレビューしています。
全試合収録ながらWCW王座戦以外は試合最初の部分がカットされています。
インタビュー系もまったくなしです。
英語版は試合に関しては同じ編集ですがインタビュー系は収録されています。

試合のほうは前回より面子が良くなっているものの
良い組み合わせは無かったように思えます。
ルードとオースチンのタッグは中々面白い組み合わせ。
魚雷コンビを含め日本勢が結構占めていますので好みの問題も出てきます。

EWCW王座戦:スティング(ch)vs.ベイダー
 間違いなくスティングの最大のライバルはフレアーではなくベイダーですよ。
 まったり構えるベイダーと、連続技によるリズムの作り方は一級品のスティングがロックしています。
 それは想定内でしたが驚いた事に間で仕切った
 シーンの見せる内容が刻々と変化しているんですね。
 ベイダーの打撃の重みからベイダーの体格になって
 スティングのスピード、撹乱と続いていく。
 ベイダーが支配してからのスティングの反撃も惹きつける物がありますね。
 予想だにしなかったウィール・キックやサモアン・ドロップ、ジャーマンは強烈なインパクトを受けました。
 クライマックスのスティンガー・スプラッシュ時に
 飛びすぎて金具部分にぶつかり流血という演出も良く、またスティングは見事にこなしました。
 幾つか改善点を挙げるならスティングの反撃しようとする姿を印象的に映し出せるとはいえ
 ベイダーがスコーピオン・デス・ロックを使った見せ場はやり過ぎでしょうね。
 ここまでやるのはあざとくみえます。
 またラストですね。
 スティング時代からベイダー時代への転換ですからスティングの自滅で勝ったようなイメージは避けたい。
 クライマックス自体の演出は良いのだけど最後にもう1発パワー・ボムを重ねがけする事で
 新王者ベイダーのスケールは大きくなったように思います。
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:10/10/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

FWCW王座戦:スティング(ch)vs.ベイダー
  2人が向き合って言葉を激しく交わす。
  組むとベイダーが軽く押しやる。
  組むとベイダーがコーナーに押し込み胸を殴りつける。
  ハンマーにボディ・ブロー。
  レフェリーが引き離すと、スティングがふらつく。
  ベイダーが再びハンマーにボディ・ブローのコンボ。
  スティングがふらついている。
  ベイダーがショート・レンジ・ラリアット。
  スティングが場外に転がり出る。
  リングに戻る。
  ベイダーはスティングをロープに振りクローズラインへ。
  スティングは避けるとクローズライン。
  しかしベイダーには利いていない。
  ロープに走りクロス・ボディにいくも受け止められ放られる。
  仕切りなおし。
  組むとベイダーがコーナーに押し込みハンマー。
  コーナーに振り突進。
  スティングがかわしてバック・ドロップ。
  ロープに走りクローズライン。
  ロープに走りクローズラインで場外に落とす。
  雄たけび。
  ベイダーは場外で間を置いてからリングに入る。
  ベイダーは力比べを要求する。
  スティングはやらない訳にはいかない。
  手を組むも簡単にひねられる。
  スティングがサミング。
  殴りつけ脚を踏んで殴りつけて倒す。
  ドロップ・キック。
  エプロンに出たベイダーにジャンピング・キック。
  リング内へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  突進。
  しかしベイダーがカウンターでベイダー・アタック。
  ロープに振るとクローズラインを狙う。
  スティングはロープを掴んで止まり避けると蹴り飛ばす。
  蹴り飛ばす。
  インサイド・クレイドル。カウントは2。
  ベイダーは慌てて場外に転がり出る。
  レイスが耳打ち。
  スティングが入ってきたベイダーをロープに振ろうとする。
  ベイダーが振り返しショルダー・スルーを狙う。
  サンセット・フリップを狙ってきたスティングにヒップ・ドロップ。
  アピールする。
  エルボー・ドロップ。
  もう1発。
  ボディ・プレスを決める。カウント2。
  蹴りつける。
  スティングの体の上で仁王立ちしてアピール。
  スティングの首根っこを掴むと上空に持ち上げる。
  そして放り捨てる。
  トー・ホールド。
  蹴り飛ばそうとした脚を捕らえてスコーピオン・デス・ロック。
  レフェリー・チェックが入る。
  スティングは3度目で腕を上げると上体を起こしていく。
  ベイダーがお尻を落としてつぶす。
  スティングが再び体を起こして崩す。
  ベイダーはスティングを起こすとハンマー。
  スティングがふらふらになってダウン。
  ベイダーはスティングを起こすと殴りつける。
  ロープに振るとクローズライン。
  持ち上げるとアバランシュ・スラム。カウント2。
  コーナーにもたれさせヘッド・バッド。
  ボディ・ブロー。
  ハンマーを狙う。
  スティングはガードするとチョップを叩き込んでいく。
  ロープに走る。
  ベイダーのクローズラインを避けるとウィール・キック。
  DDT。
  両者ダウン。
  スティングがロープに走りショルダー・ブロック。
  ベイダーは吹っ飛ぶがエプロンに留まる。
  むしろスティングの方がダメージを受けている様子。
  ベイダーがコーナーに上ろうとする。
  スティングがベイダーの体勢を崩しコーナー上で腹ばいにする。
  蹴り上げていく。
  そして担ぎ上げる。
  サモアン・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ジャーマンを狙う。
  ベイダーがバック・エルボー。
  スティングがヘッド・ロック。
  ベイダーがバック・ドロップに返そうとする。
  スティングは後ろに着地するもその際レフェリーに脚がぶつかる。
  スティングがベイダーにジャーマン。
  レフェリーのカウントが遅れカウントは2。
  起き上がったベイダーにドロップ・キック。
  スティンガー・スプラッシュ。
  蹴り飛ばす。
  ベイダーはコーナーに向き合う形でもたれる。 
  再びスティンガー・スプラッシュ。
  しかし勢いあまって金具に頭をぶつけてしまった様子。
  ベイダーも脚にきていてダウン。
  スティングがようやくコーナーから降りるもダウン。
  流血している。
  ベイダーがカバー。カウントは2。
  スティング殴りつけようとするも空を切る。
  殴りつけようとするも避けられダウン。
  ベイダーはスティングを起こすとパワー・ボム。
  カバーし1,2,3!
  ベイダーが新チャンピオンに!

試合結果

@リッキー・スティムボード、ニキタ・コロフvs.獣神サンダー・ライガー、ブライアン・ピルマン
A馳浩、橋本真也vs.ファビュラス・フリーバード
Bバリー・ウィンダム、ダスティン・ローデスvs.リック・ルード、スティーブ・オースチン
C準決勝:テリー・ゴーディ、スティーブ・ウィリアムスvs.リッキー・スティムボード、ニキタ・コロフ
D準決勝:バリー・ウィンダム、ダスティン・ローデスvs.馳浩、橋本真也
EWCW王座戦:スティング (ch)vs.ベイダー(新チャンピオン!)
Fタッグ王座戦トーナメント、決勝:テリー・ゴーディ、スティーブ・ウィリアムス(新チャンピオン!)vs.バリー・ウィンダム、ダスティン・ローデス