WCW:Clash of the Champions XXI 11/18/92の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タッグ王座戦:ダスティン・ローデス、バリー・ウィンダム(ch)vs.リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス |
@ブライアン・ピルマンvs.ブラッド・アームストロング
映像が欠けていたので見れませんでしたが30秒で終わったそうです。
Aバウンティ・マッチ:アーン・アンダーソン、ボビー・イートンvs.エリック・ワッツ、佐々木健介
健介はパワフルだし意外に身軽だったりするのに
技という一芸で勝負する、という感覚がないから中途半端なレスラーに成り下がっている。
ワッツが変わった技の使い手だったりと
そういう普通とは違う、という点でだが一応見所はある。
少し悪い試合。
Bボクシング・マッチ:スコッティ・フラミンゴvs.ジョニーBバッド
まともなボクシング・マッチなんて見た事がないですがこれも例外じゃない。
レイヴェンのふらふらっぷりを楽しむぐらい。
ひどい試合。
Cハンデ戦:ロン・シモンズ、ミステリー・パートナーvs.カクタス・ジャック、トニー・アトラス、バーバリアン
ミステリー・パートナーはデビューとなるスコーピオ。
最初のプランチャとフィニッシュの450°スプラッシュだけで、他は全てシモンズが参加です。
思い切った構成ながら観客の興味を引き、焦らし、満足させる流れが出来ている。
格上のシモンズが孤立役を務めても問題ないようにハンデ戦という形式と絡めているのも上手いですね。
悪くない試合。
DポールEデンジャラスリーvs.メデューサ
ポーリーが不意打ちの携帯攻撃で瞬殺かと思いきやそれは影武者で、
登場したメデューサに情けなくやられながらも逃げ切って5分時間切れ、という内容。
カード通り茶番でしかありません。
Eキング・オブ・ケーブル準決勝:スティングvs.リック・ルード
ルードの確立した腰攻めに対し、
スティングも素晴らしいガット・バスターなど面白い腹攻めで対抗しています。
サイコロジー的にはかなり見所があります。
しかし高さ方向ではダイナミックだけど
縦、横の動きが絶対的に足りず膠着的です。
また最後は時間切れで判定なんて微妙なフィニッシュになっている。
平均的な良試合。
Fタッグ王座戦:ダスティン・ローデス、バリー・ウィンダム(ch)vs.リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス
ダグラス、ダスティンは丸め込み合戦など清き精力的な攻防を行いますが
ウィンダム、スティムボートは反対にヒートして暴走しています。
試合はこれを上手く利用。
最初にウィンダムXスティムボートがそういう関係という事を示した後は
それ以外の絡みで素晴らしい細かいタッチ・ワーク+腕狙い+連携を行い
クイックでスリリングなレスリング・マッチを見せてくれます。
終盤で温存していたウィンダムXスティムボートを実現させると
アクシデントを装って、ウィンダムのベビーフェイスの一線を越えた暴走を表現する。
ウィンダム、ダスティンが自ら王座から滑り落ちた格好で
もっと激しい攻防を見たかった気もしますが素晴らしいストーリー・テリングでした。
ぎりぎり好勝負。
総評
セミとメインがしっかりと仕事していますね。
アンダーカードはクオリティ以外で盛り上げていますがCotCの時間を考えると仕方ない事でしょう。
(執筆日:6/20/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
Fタッグ王座戦:ダスティン・ローデス、バリー・ウィンダム(ch)vs.リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラスダグラス対ダスティンで試合開始。
組んで離れる。
ダグラスがヘッド・ロック。
ダスティンはロープに振るとショルダー・スルーを狙う。
ダグラスがインサイド・クレイドル。カウント2。
ダスティンをロープに振りヒップ・トスを狙う。
ダグラスが着地しバック・スライド。カウント2。
組むとダグラスがグラウンド・ヘッド・ロック。
ダスティンがハンマー・ロック。
ダグラスが起き上がりハンマー・ロック。
ダスティンがロープに逃げる。
組むと体勢を入れ替え合いダスティンがコーナーに押し込む。
クリーンに離れる。
ダグラスがアーム・ドラッグで腕を取る。
ダスティンがロープに逃げる。
組むとダスティンがアーム・ドラッグ。
組むとダグラスがアーム・ドラッグで腕を取る。
ダスティンは起き上がるとアーム・ドラッグで倒す。
アーム・ロック。
ダグラスが起き上がりロープに振る。
ダスティンがショルダー・タックル。
ロープに走る。
ダグラスがクローズラインへ。
ダスティンは避けるとスクール・ボーイ。カウント2。
ダグラスがダスティンをロープに振る。
同時に飛んで腕をクロスし相打ち。
同時にドロップ・キック。
同時にタッチ。
組むと体勢を入れ替えあう。
ウィンダムがアーム・ドラッグ。
スティムボートがグラウンド・ヘッド・シザース。
ウィンダムは跳ね除けるとヘッド・ロック。
スティムボートがロープに振りヒップ・トスへ。
ウィンダムが体勢を入れ替える。
スティムボートが更に体勢を入れ替えヒップ・トスへ。
もつれて両者場外に落下。
胸を突き合う。
ダグラス、ダスティンが入り2人を沈める。
ウィンダム、スティムボートはリングに入ると組む。
ウィンダムがコーナーに押し込みチョップ。
チョップの打ち合い。
スティムボートが連続で打つ。
ウィンダムのチョップを避けるとアトミック・ドロップ。
アーム・ドラッグで腕を取る。
ウィンダムは起き上がるとアーム・ドラッグ。
スティムボートは起き上がると羽交い絞めにしてタッチ。
2人でウィンダムをロープに振りバック・エルボー。
カバー。カウント2。
腕を取りスティムボートにタッチ。
スティムボートが殴りつけ腕を取るとタッチ。
ダグラスがセカンド・ロープから飛び腕を殴りつける。
腕を取る。
ウィンダムが殴りつけブレーン・バスターを狙う。
ダグラスが逆にブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
腕を取る。
ウィンダムは顔に手をやりエルボー。
エルボーを打ち込んでいく。
ふらつくダグラスをコーナーに振り突進。
ダグラスはかわすと腕を捻る。
タッチ。
スティムボートがセカンド・ロープから飛び腕を殴りつける。
腕を取りけり倒す。
カバー。カウント2。
アーム・ロック。
背にまたがる。
起き上がったウィンダムをアーム・ドラッグで倒す。
ダグラスにタッチ。
2人でロープに振りショルダー・スルー。
ダグラスがカバー。カウント2。
アーム・ロック。
ウィンダムは起き上がるとロープに押し込む。
ロープに振ろうとする。
振り返されたのでクローズラインへ。
ダグラスは避けるとロープに走りクロス・ボディへ。
ウィンダムはかわしてロープに激突させる。
ダスティンにタッチ。
ダスティンがダグラスにスナップ・メア。
エルボー・ドロップでカバー。カウント1。
起こすとタッチ。
ロープに振ると2人でドロップ・キック。
ウィンダムがカバー。カウント2。
タッチしてからブレーン・バスター。
ダスティンが続けてロープに走りエルボー・ドロップ。
カバー。カウント2。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
ダグラスがサンセット・フリップ。カウント2。
ダスティンがダグラスの腕を取りタッチ。
ウィンダムが腕にエルボーを打ち下ろす。
チョップ。
腕を取るとタッチ。
ダスティンがセカンド・ロープから飛び腕にエルボー。
ハンマー・ロックで倒す。
両肩をつけにいく。
ダスティンは離さずカウント2で返す。
タッチ。
ウィンダムが殴りつけチョップ。
カバー。カウント2。
ダグラスが腹にパンチ。
ウィンダムが殴り返しタッチ。
ロープに振ると2人でクローズライン。
ダスティンがカバー。カウント2。
スナップ・メアからチン・ロック。
ダグラスが起き上がり腹にパンチ。
ロープに走る。
ダスティンのクローズラインを避けるとクロス・ボディ。カウント2。
ダスティンは腕を取るとタッチ。
ウィンダムがダグラスにバック・ドロップ。
カバー。カウント2。
ロープに振るとフライング・クローズライン。
カバー。カウント2。
タッチ。
ダスティンが脇に蹴り。
グラウンド・ヘッド・ロック。
腕にニーを落としてアーム・ロック。
ダグラスは起き上がるとコーナーに突進して叩きつける。
ショルダー・ブロック。
コーナーに振ろうとする。
振り返されるもセカンド・ロープからクロス・ボディ。カウント2。
ダスティンがカバー。カウント1。
ロープに振りドロップ・キックへ。
ダグラスはロープを掴んで止まって自爆させタッチ。
スティムボートはロープに走るとショルダー・タックル。
カバー。カウント2。
ロープに走りショルダー・タックル。
カバー。カウント2。
ロープに走りクロス・ボディ。カウント2。
ロープに振ろうとする。
ダスティンが防いでヒップ・トス。
ドロップ・キックを決めカバー。カウント2。
インサイド・クレイドル。カウント2。
ロープに走りフライング・ショルダー・タックル。
カバー。カウント2。
ヘッド・ロック。
スティムボートはロープに振ると伏せていく。
リープ・フロッグにいくもタイミングが遅れ股間とダスティンの頭とが激突。
ダスティンがスティムボートの様子を心配している。
ウィンダムは早くカバーしろと声をかけている。
ウィンダムはタッチするとエルボー・ドロップでカバー。カウント2。
アトミック・ドロップでカバー。カウント2。
スティムボートを無理やり起こすとアトミック・ドロップ。
ロープに走りフライング・クローズライン。
カバーするもほかならぬダスティンがカットする。
ウィンダムが胸を突く。
ダスティンが顔に張り手。
ウィンダムが顔に張り手。
ダスティンが殴りつける。
その隙にタッチしていたダグラスがウィンダムの裏に回る。
ふらついたウィンダムにベリー・トゥー・ベリーを決めカバーで1,2,3!
スティムボート、ダグラスが新チャンピオンに!
ダスティンは後悔している様子。
しかしウィンダムを置き去りに去っていく。
ウィンダムが叫ぶとダスティンが戻ってくる。
ウィンダムにお前がやりすぎこ事が原因だろと離す。
ウィンダムが蹴り。
殴り倒す。
DDT。
レフェリーを殴り倒す。
ダスティンをコーナーにのせるとスーパープレックス。
マウント・パンチ。
バック・ステージでダグラス、スティムボートがインタビューを受けている。
そこにウィンダムが乱入し暴れる。
試合結果
@ブライアン・ピルマンvs.ブラッド・アームストロングAバウンティ・マッチ:アーン・アンダーソン、ボビー・イートンvs.エリック・ワッツ、佐々木健介
Bボクシング・マッチ:スコッティ・フラミンゴvs.ジョニーBバッド
Cハンデ戦:ロン・シモンズ、2コールド・スコーピオvs.カクタス・ジャック、トニー・アトラス、バーバリアン
DポールEデンジャラスリーvs.メデューサ(5分時間切れ)
Eキング・オブ・ケーブル準決勝:スティングvs.リック・ルード(20分時間切れ判定)
Fタッグ王座戦:ダスティン・ローデス、バリー・ウィンダム(ch)vs.リッキー・スティムボート、シェイン・ダグラス(新チャンピオン!)