WCW:Clash of the Champions XIX 6/16/92の分析
名勝負 | クリス・ベノワ、ビーフ・ウェリントンvs.獣神サンダー・ライガー、ブライアン・ピルマン |
好勝負 | なし |
日本語版も全試合収録されていますが一部カットされていたはず。
@リッキー・スティムボード、ニキタ・コロフvs.ディーン&ジョー・マレンコ
面白そうなカードですがマレンコ兄弟は1試合だけの参戦ですからね。
スティムボートがレスリングをつきやってやる必要性がないしニキタは無敵キャラ。
更にはマレンコ兄弟自身TVプロレスに対応できていない所を見せたりと凡庸な内容になってしまってます。
悪い試合。
Aリック・ルード、スティーブ・オースチンvs.Zマン、マーカス・バグウェル
格の差におくしたかZマン、バグウェルは余りアピールできず。
非難する程ではないけど通常放送でもやれる内容です。
悪い試合。
Bテリー・ゴーディ、スティーブ・ウィリアムスvs.ラリー・オデイ、ジェフ・オデイ
汚泥兄弟は他と違って完全にジョバー丸出し。
スカッシュです。
Cバリー・ ウィンダム、ダスティン・ローデスvs.アーン・アンダーソン、ボビー・イートン
アンダーソン、イートンのタッグが想像以上に素晴らしい。
相手の意図せぬ形で攻撃を繰り出しスピード感もあります。
ダスティンも活きの良い動きを見せていました。
しかしウィンダムがかなり引き気味で構築したのが残念。
これはこれで良かったけどね。
中々良い試合。
(執筆日:10/10/09)
Dフリーバーズvs.シルバー・キングス
マレンコ兄弟と同じく興味深い参戦ですが
この時代には大きなズレがありすぎます。
キングスの華麗な技の数々がまったく試合に活かされていません。
なんであんなフィニッシュになるのか、という程の流れの悪さ。
ひどい試合です。
Eクリス・ベノワ、ビーフ・ウェリントンvs.獣神サンダー・ライガー、ブライアン・ピルマン
鉄板、ライガーとベノワがキビキビした攻防を最初に見せると
その後もテンションが落ちる事なく相手を場外に落とす激しい攻めを見せます。
過剰と思わせない程高次で大技が詰まっています。
無名のウェリントンは他の3人と比べると流石に多少手合わせの経験に頼っているものの
中々良いレスラーで妙手を所々で見せていました。
あっというまに感じるほどの疾走感を持った、軽量級タッグ最高峰の試合です。
知られざる名勝負。
ぎりぎり名勝負です。
(執筆日:10/10/09)
F馳浩、AKIRA vs.ヘッド・ハンターズA&B
どちらも相手のやっている事に無関心。
空虚すぎる内容です。
ひどい試合。
G2回戦:スタイナーズvs.テリー・ゴーディ、スティーブ・ウィリアムス
プエル・トリコ組がバック・ステージでKOされる事件があり、
その犯人はスタイナーズと戦って叩きのめしてやる、と意気込む殺人魚雷が有力。
という事で協議の結果、この2回戦を前倒しで行う事に。
試合はドリーム・マッチと名づけられているので
序盤は相手の技を拒否する形での攻防を見せます。
確かに火花が散る様子が伝わるけれどもいきなり過ぎる。
ほんのちょっとで良いのでアピールが欲しいです。
挑発が入って一気に試合は動きます。
この後は殺人魚雷が日本で経験をつんでるだけあって
基本のしっかりした試合運びをします。
一方のスタイナーズは投げ頼みがやや見えるもののまずまずで進んでいました。
しかしクライマックスが駄目。
控えのリックがリングの中で戦う、
レフェリーに戻されるも聞かずにまた出てくる場面がずっと続いてるんですね。
これは興ざめしました。
平均レベル。
(執筆日:10/10/09)
総評
捨て試合が多いし、メインも外れでしたが
タッグ好きならCとEだけで十分満足できる。
(執筆日:6/16/10)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
Eクリス・ベノワ、ビーフ・ウェリントンvs.獣神サンダー・ライガー、ブライアン・ピルマンライガー対ベノワで試合開始。
組むとライガーがバックを取る。
ベノワがリスト・ロック。
ライガーが前転からリスト・ロックに返す。
ベノワが側転から腕を脚の下に入れて投げる。
仕切りなおし。
ナックル・ロック。
ベノワが押し込む。
ライガーは五分に戻すとわきの下に頭を入れて投げる。
組むとベノワがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
ライガーがカウンターでアーム・ドラッグ。
もう1発。
ロープに振ろうとする。
ベノワが振り返しショルダー・スルーを狙う。
後ろに着地したライガーにドロップ・キックを狙う。
ベノワは避けるとドロップ・キックを狙う。
ライガーが避け仕切りなおし。
両者交代。
ウェリントンが胸を突く。
ピルマンが突き返す。
組むとウェリントンがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ウェリントンがピルマンをロープに押し込みロープに振ろうとする。
ピルマンは振り返すと巴投げ。
ドロップ・キックで落とす。
ロープに走るとエプロンに上がってきたウェリントンにドロップ・キック。
ロープに走る。
エプロンに上がってきたウェリントンがカウンターでロープ越しに飛びクローズライン。
スナップ・スープレックス。
場外に放り捨てる。
エプロンに上がってきたピルマンにリング内へのブレーン・バスターを狙う。
ピルマンが逆に持ち上げ場外へのブレーン・バスター。
殴りつけるとリングに戻す。
交代したライガーが蹴りつけていく。
ウェリントンはライガーの脚を取って倒すとレッグ・ロック。
ベノワにタッチすると2人で股裂き。
ベノワがライガーにチョップ。
ロープに振りクロス・チョップ。
ヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
股下をくぐるとけりかかる。
受け止められるも延髄切り。
ターン・バックルにぶつけ交代。
ウェリントンはライガーを持ち上げると場外に投げ捨てる。
ブランチャへ。
ライガーは避けて自爆させるとリング内に入る。
リングに入ってきたウェリントンをコーナーに振る。
モンキー・フリップ。
交代したピルマンがヘッド・ロック。
ウェリントンが自陣に連れて行く。
タッチしたベノワがピルマンを殴りつける。
ヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
ロープに走る。
ピルマンがかわすと同時に押して場外に落とす。
ベノワがエプロンに上がる。
ロープ越しに蹴りつけるとコーナー上へ。
ピルマンが捕らえて雪崩式バック・ドロップ。
ミサイル・キックを決めるとベノワは場外に転がり落ちる。
ピルマンはロープに走るとロープを飛び越えエプロンに着地。
そこから飛び場外のベノワにクロス・ボディ。
胸への張り手の打ち合いに。
ピルマンはベノワをリングに戻す。
ベノワが脚を取って倒しタッチ。
ウェリントンがエルボー・ドロップへ。
ピルマンは避けるとフロント・ヘッド・ロックを決めタッチ。
ウェリントンがニーを入れコーナーに振る。
突進するも避けられ場外に転落。
ライガーがダイビング・ボディ・アタックで追撃する。
リングに戻る。
入ってきたウェリントンをロープに振ろうとする。
ウェリントンが振り返しクローズラインを狙う。
ライガーがクルーシーフィックスを狙う。
ウェリントンがサモアン・ドロップに切り返す。
カバーするもカウント2。
交代したベノワがライガーを殴りつけターン・バックルにぶつける。
コーナーにのせると雪崩式バック・ドロップへ。
ライガーがクロス・ボディに切り返す。
カウント2でウェリントンがカット。
ライガーはベノワをロープに振ると二ール・キックで落とす。
エプロンに出るとラ・ケプラーダを決める。
ピルマンに交代。
ベノワはリングに戻るとピルマンを殴りつける。
ロープに振る。
持ち上げようとする。
ピルマンが後ろに着地しオコーナー・ロールを狙う。
ベノワが体勢を低くすると控えのウェリントンのスピン・キックがピルマンにヒット。
交代したウェリントンがピルマンにボディ・スラム。
ミサイル・キックへ。
しかし避けられ自爆。
ピルマンが這っていきライガーにタッチ。
ライガーがウェリントンにバック・ドロップを決めカバー。
ベノワがカット。
ピルマンがベノワに襲いかかる。
張り手を決め場外に落とす。
自身も場外へ。
張り手の打ち合いになっている
ウェリントンがライガーにニーを叩き込む。
ピルマンはベノワを連れリングに入る。
ウェリントンはライガーにヘッド・ロック。
ベノワはピルマンにヘッド・ロック。
そこから中央に走ってぶつけようとする。
しかしピルマン、ライガーが押したためベノワ、ウェリントンの方が激突。
ピルマンがベノワにドロップ・キックを決め落とす。
ライガーがウェリントンにバック・ブリーカー。
ムーンサルトを決め1,2,3!
ライガー、ピルマンの勝利!
試合結果
@リッキー・スティムボード、ニキタ・コロフvs.ディーン&ジョー・マレンコAリック・ルード、スティーブ・オースチンvs.Zマン、マーカス・バグウェル
Bテリー・ゴーディ、スティーブ・ウィリアムスvs.ラリー・オデイ、ジェフ・オデイ
Cバリー・ウィンダム、ダスティン・ローデスvs.アーン・アンダーソン、ボビー・イートン
Dフリーバーズvs.シルバー・キングス
Eクリス・ベノワ、ビーフ・ウェリントンvs.獣神サンダー・ライガー、ブライアン・ピルマン
F馳浩、AKIRA vs.ヘッド・ハンターズA&B
G2回戦:スタイナーズvs.テリー・ ゴーディ、スティーブ・ウィリアムス