WCW：Clash of the Champions XVIII 1/21/92の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | なし |
約１時間５０分。
①スタイナー・ブラザーズvs.ビッグ・ヴァン・ベイダー、ミスター・ヒューズ
パワー・ファイターとビッグ・マンが適切にビッグ・スポットを絡めます。
衝突するかと思ってましたがスムーズでしたね。
テンポもあり、のりやすいオープニングです。
まあまあ良い試合。
②マーカス・バグウェル、ブライアン・ピルマンvs.テレンス・テイラー、トレイシー・スマサーズ
こちらもテンポが良い。
軽量級ならではのスピードで
バグウェルがピルマンのパートナーとしてタッグ・スポットで良いものを見せていました。
スマサーズがベースを務めテイラーを補佐役に回しているので大きなミスもなく。
まあまあ良い試合。
③ジョニーBバッドvs.リチャード・モートン
ジョニーが短い時間で勝ちます。
しかしクロス・ボディの体勢を入れ替えてのフィニッシュなので
わざわざモートンにジョブを務めさせる意味があるのか不明。
ひどい試合。
④PNニュースvs.DDP
巨漢のニュースはラップも鈍く
どうしてこのキャラにしたのか良く分からない。
ひどい試合。
スティングがルガー戦に向け契約書に調印。
⑤フォールズ・カウント・エニウェア：カクタス･ジャックvs.ヴァン・ハマー
移動と一体になった技で進んでいくFCA戦の基本形を地をいく内容。
今では定番となって見慣れていますがカクタスが他に比べるとずっと痛い受けを披露。
最後に会場の外へと出た事でハード・マッチからファン・マッチに色変わりしてしまったのが残念。
第3者のアビー乱入でフィニッシュだし。
平均より少し上。
⑥フリーバーズvs.ビッグ・ジョシュ、ブラッド・アームストロング
フリーバーズの歌もジョンの田舎人ギミックも受けるはずが無い。
ひどい試合。
⑦トミー・リッチvs.ヴィニー・ヴェガス
ナッシュがヴェガスとしてデビュー戦。
売れない歌手ギミックのようです。
1分を前にスカッシュ。
⑧バリー・ウィンダム、ダスティン・ローデス、ロン・シモンズvs.ボビー・イートン、アーン・アンダーソン、ラリー・ズビスコ
同じ技の利き方や１対２の攻防、花道へのダイブと
あの手この手でまずベビーフェイスを輝かせます。
その後職人のヒールがダスティンを孤立させます。
タッチ成功後は6人の数を活かして爆発される。
少し短かったけれどもベビーフェイス3人の役割分担含め見事に狙いは成功しました。
中々良い試合。
⑨スティング、リッキー・スティムボートvs.リック・ルード、スティーブ・オースチン
スティムボートとオースチンはスピードのある鉄板のレスリングを見せます。
この２人に足りないスター性をスティングとルードが補う形ですね。
スティング、スティムボートがルードのキャメル・クラッチ戦略をパクり
ベビーフェイス/ヒールが逆転するシーンは面白い。
その後オースチン、ルードがやられ芸を披露。
また絶好調のオースチンはリズムを体で掴み取っていて
自信を持って試合を動かしていましたね。
残念なのはフィニッシュ。
抱えられている味方にダイビング・クロス・ボディを決める、という手法自体は面白いけれど
その状況を生み出す花道でのやり取りがいまいち。
且つルードが諦めてエプロンに出る前に決まったのでカットできないのが極めて不自然になってしまいました。
好勝負に少し届かず。
総評
はじめから捨てている試合を除けばアンダーカードはまずまずの出来。
セミ、メインは当時のデンジャラス・アライアンスとスティング軍の抗争が
大ヒットしている勢いがそのまま出た形で上質です。
普通にPPVとしても通用する内容。
（執筆日：3/6/10）
DVD Rating：★★☆☆☆
注目試合の詳細
⑨スティング、リッキー・スティムボートvs.リック・ルード、スティーブ・オースチンオースチン対スティムボートで試合開始。
組むとスティムボートがコーナーに押し込もうとする。
体勢を入れ替え合いオースチンがクリーンに離れる。
スティムボートがヘッド・ロック。
ロープに振られショルダー・タックル。
組むとオースチンが髪を掴んでコーナーに押し込む。
殴りつけていく。
スティムボートがチョップ。
殴りつけていき、胸に突きを連打。
オースチンはエプロンに出て間を置く。
リングに戻る。
組むとスティムボートがヘッド・ロック。
オースチンがロープに振りヒップ・トスを狙う。
スティムボートは耐えるとバック・スライド。
カウント２。
脚を払いジャックナイフ。カウント２。
インサイド・クレイドル。カウント２。
オースチンが腹にパンチ。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
スティムボートは飛び越えるとスーパー・キック。
入ってきたルードにも蹴り。
オースチンの脳天にアックス。
ルードとオースチンは場外に逃れる。
オースチンがリングに戻る。
組むとヘッド・ロック。
自陣に連れて行きタッチ。
スティムボートが素早く離れる。
ルードがスティングを指差し挑発。
スティングが求めスティムボートとタッチ。
するとルードはひるんで自陣コーナーに逃げる。
ポールEがルードに助言。
ルードが組むと見せかけニー。
クロス・チョップ。
殴りつけていく。
ロープに振ろうとする。
スティングが振り返しリープ・フロッグ。
ルードは潜った所で止まり殴りつけようとする。
スティングは避けアトミック・ドロップ。
もう１発。
クローズライン。
クローズライン。
入ってきたオースチンを殴り倒す。
ルードの背を引っかく。
もう１回。
コーナーに振る。
ガット・レンチで持ち上げる。
ルードが脚を掴んで最後まで持ち上げさせない。
スティングはルードを倒してキャメル・クラッチ。
背中にヒップ・ドロップを決めると腰を振りアピール。
キャメル・クラッチ。
交代したスティムボートがルードにキャメル・クラッチ。
背中にヒップ・ドロップ。
腰を振りアピール。
オースチンが入ろうとするもレフェリーに止められる。
その隙にスティングがノー・タッチで交代しキャメル・クラッチ。
背中へのヒップ・ドロップへ。
ルードが両膝を立てて迎撃。
ニー。
タッチ。
ルードが押さえたスティングの腹をオースチンが殴りつける。
ターン・バックルにぶつける。
もう１回狙う。
スティングは防ぐと逆にぶつける。
殴りつける。
オースチンが殴り返しロープに振る。
バック・エルボー。
カバー。カウント１。
タッチしスティングを押さえる。
ルードがわき腹を殴りつける。
フロント・ヘッド・ロック。
スティングが食らいながらも自陣へと歩み寄る。
ルードは離してスティムボートを殴り倒す。
その後でスティングを殴り倒しカバー。カウント２。
自陣のターン・バックルにぶつけタッチ。
オースチンは自陣に歩み寄るスティングにバック・ドロップ。
スティムボートを殴りつける。
スティングをロープに振りショルダー・スルーを狙う。
スティングがサンセット・フリップに返そうとする。
オースチンが耐えて拳を打ち下ろす。
スティングは避けて自爆させるとタッチ。
スティムボートがロープに走りオースチンを殴り倒す。
入ってきたルードも殴り倒す。
オースチンにチョップ。
ルードにチョップ。
２人の頭部をぶつける。
ロープに走りオースチンにショルダー・ブロック。
カバー。カウント２。
ルードを蹴りだす。
オースチンをロープに振り腹にパンチ。
背中にパンチ。
肩にのりヴィクトリー・ロール。
ポールEがエプロンに上がったのを見てスティングが入ろうとする。
それをレフェリーが戻そうとしていてヴィクトリー・ロールに気づいていない。
ルードがカットし、ついでにクローズライン。
オースチンがスティムボートの後頭部にエルボーを打ちおろす。
ロープに振りバック・エルボー。
ルードの出したニーにぶつける。
タッチしロープに押さえつける。
ルードがパンチ。
ボディ・スラム。
交代したオースチンにスティムボートがパンチ。
チョップ。
パンチにチョップ。
ロープに振ろうとする。
オースチンが振り返しショルダー・スルーを狙う。
スティムボートは後ろに着地するとオコーナー・ロールを狙う。
オースチンはロープを掴んで防ぐとボディ・スラムを狙う。
スティムボートがインサイド・クレイドル。
ルードがカットに入る。
スティングが入りルードを殴り蹴りつける。
ルードがスティングに蹴りをいれ花道に出す。
オースチンがスティムボートにバック・ブリーカー。
スティングの方に近づいてくる。
スティングはオースチンを花道に引き出すと殴りつける。
オースチンは殴り返すと下に投げ捨てる。
リングではルードがスティムボートを殴りつける。
オースチンが戻ってきてスティムボートにバック・ブリーカー。
抱える。
スティングがスティムボート越しにダイビング・クロス・ボディ。
２人でオースチンを押さえつける形に。
１，２，３！
スティング、スティムボートの勝利！
スティングはルードを殴りつける。
オースチンがスティングを殴りつける。
ルードがスティムボートにルード・アウェイクニング。
スティングがオースチンにスティンガー・スプラッシュを狙うも避けられ鉄柱に激突。
ルードがスティムボートにルード・アウェイクニング。
ベルトを叩きつけていく。
セキュリティが現れるもデンジャラス・アライアンスは蹴散らしてリンチを続ける。
スティングがスティムボートをかばう。
デンジャラス・アライアンスが得意顔で去っていく
試合結果
①スタイナー・ブラザーズvs.ビッグ・ヴァン・ベイダー、ミスター・ヒューズ②マーカス・バグウェル、ブライアン・ピルマンvs.テレンス・テイラー、トレイシー・スマサーズ
③ジョニーBバッドvs.リチャード・モートン
④PNニュースvs.DDP
⑤フォールズ・カウント・エニウェア：カクタス･ジャックvs.ヴァン・ハマー
⑥フリーバーズvs.ビッグ・ジョシュ、ブラッド・アームストロング
⑦トミー・リッチvs.ヴィニー・ヴェガス
⑧バリー・ウィンダム、ダスティン・ローデス、ロン・シモンズvs.ボビー・イートン、アーン・アンダーソン、ラリー・ズビスコ
⑨スティング、リッキー・スティムボートvs.リック・ルード、スティーブ・オースチン