TOPアメリカン・プロレスWCW 1992年→WCW:Beach Blast 6/20/92

WCW:Beach Blast 6/20/92の分析


名勝負 なし
好勝負 フォールズ・カウント・エニウェア:スティングvs.カクタス・ジャック、
30ミニッツ・アイアン・マン・チャレンジ:リッキー・スティムボートvs.リック・ルード

日本語版で レビューしています。
@,B,D,Fを収録。

1試合目−ライト級王座戦:ブライアン・ピルマン(ch)vs.スコッティ・フラミンゴ
 ハードコア教祖レイヴェンの恥ずかしい過去。
 それはちゃらちゃらした小悪党のビーチ・ボーイだったこと。
 あまりの違いに思わず笑ってしまいます。 
 試合は新人フラミンゴが
 ピルマンのハイ・フライングを封じ
 こずるいファイトで善戦すると言う内容で良い試合になってます。

Bフォールズ・カウント・エニウェア:スティングvs.カクタス・ジャック
 カクタスのキャリア・メイキング最初の試合。
 上手く花道を使って、流れるように
 持ちネタのハードコア・ムーブを繰り広げました。
 乱戦の中にスティングが技を織り交ぜたのもエッセンスになってましたね。
 翌年のベイダー戦に比べるとリングが軽く空間的な作り方が弱い事と
 椅子や場外の投げも手軽に使っているため
 長引くと壊れていく構築でしたが11分と適当な時間帯に抑え
 フィニッシュへの持って活き方も素晴らしかったので問題は起きませんでした。
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:10/10/09)

D30ミニッツ・アイアン・マン・チャレンジ:リッキー・スティムボートvs.リック・ルード
 最初から一方的な攻めに入り、一極攻めという理に入るので
 (スティムボートのアーム・ドラッグは1回も出ません)
 全体的な印象としてエンターテイメント要素に少し欠ける気はします。
 1本目の決まり方がアクシデントとして演出されっていて
 一瞬えっ、と思ってしまう弱いフィニッシュだったのもあり引き込みが弱いですね。
 しかしながら最初から腹攻めで一貫していた事で
 試合に凄く重みが出て計7本という本来30分には多すぎるフォール数も許容可能になっています。
 その7本に関しても上記のアクシデント的な物から始まり
 トップ・ロープ上の攻撃で反則を取られるもそれにより即フォールが奪えたりと
 試合時間ともかねあいながら上手いポイントで展開させています。
 ルードのスタイルはアイアン・マン・マッチの趣旨に合っているのでベースの部分も見事。
 クライマックスのスリーパーの見せ場や
 残り30秒のルードの慌てっぷりも素晴らしかったです。
 ルードの生涯最高試合にあげられるレスリング・マッチです。 
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/10/09)

7試合目−タッグ王座戦:スタイナーズvs.スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ
 CotCの再戦。
 中身は殺人魚雷が試合をキャリーしてくれるのに
 スタイナーズが”流れなんて関係ないぜ投げ”で壊すと言うもの。
 CotCよりは良いです。

他にメデューサvs.ハイアット、ファースト・レディ争奪戦のビキニ・コンテスト3本勝負が収録されています。

総評
 このビデオちょっと手に入りにくいですしBがDVD化されていますが
 Dに興味があれば手に入れて損はしません。
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

Bフォールズ・カウント・エニウェア:スティングvs.カクタス・ジャック
  カクタスは花道で待ち受ける。
  スティングが登場。
  2人が距離をつめ殴り合いに。
  カクタスが殴り勝ち花道下へのヒップ・トスを狙う。
  スティングはこらえるとバック・スライドに返す。カウント1。
  カクタスを蹴りつける。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  フェイス・クラッシャーを決めカバー。カウント2。
  殴りつける。
  スティンガー・スプラッシュへ。
  しかし避けられコーナーに激突し自爆。
  カクタスがエプロンから場外にダウンするスティングにエルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ネック・ブリーカーを決める。
  カバーするもカウント2。
  エプロンに上がりサンセット・フリップ。カウント2。
  蹴りつけると柵に叩きつけようとする。
  スティングは防ぐとカクタスを柵に叩きつける。
  もう1発。
  3発目。
  カクタスは蹴りを入れると柵にぶつけ突進。
  スティングがショルダー・スルーで柵の外に落とす。
  柵をのりこえるとカクタスを柵にぶつける。
  ブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  勢い良く柵にぶつけて内に戻す。
  リングに戻すとロープに振る。
  カクタスの蹴りを受け止めると回転させる。
  カクタスが対応しローリング・クローズライン。
  ヘッド・バッド・ドロップ。
  蹴りつける。
  ターン・バックルにぶつける。
  コーナーに振りキッチン・シンク。
  スナップ・メアからボディ・シザース。
  スティングはエルボーを入れて逃れると殴りつける。
  起こそうとする。
  カクタスがサミングを決めると場外への道連れクローズライン。
  スティングを柵にぶつけ突進。
  スティングはカウンターで蹴りを入れるとクローズライン。
  カクタスが椅子を手に取り腹を突く。
  背中にたたきつける。
  もう1発。
  背中にたたきつける。
  Bang!Bang!
  スティングを起こして移動させようとする。
  スティングが隙を突いてバック・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  同時に殴りつける。
  スティングの方が倒れる。
  カクタスがカバー。
  スティングはカウント2で返すと同時にクルーシーフィックス。カウント2。
  カクタスを殴りつけてよろめかせるとスティンガー・スプラッシュへ。
  カクタスはスタンガンに切り返して柵にぶつけると場外でのパイル・ドライバー。
  セカンド・ロープにまで上がりエルボー・ドロップへ。
  スティングがぎりぎりかわす。
  スティングはカクタスを花道の上へ連れて行く。
  チョップにパンチ。
  ボディ・スラム。
  椅子を持ってきて背中に叩きつける。
  3発たたきつけ今度はひざに叩きつける。
  スコーピオン・デス・ロックを狙う。
  カクタスがもがくと両者花道横に転落。
  カクタスはスティングを殴りつけ花道の上へ。
  ダブル・アームDDTを決めカバー。カウント2。
  距離をとると突進。
  スティングがカウンターでクローズライン。
  ダイビング・クローズラインを決めカバー。
  1,2,3!でスティングの勝利!


D30ミニッツ・アイアン・マン・チャレンジ:リッキー・スティムボートvs.リック・ルード
  スティムボートは奥さんと子供を連れてくる。
  ルードに殴りかかる。
  ロープに振りガット・バスター。
  上着を脱ぐとコーナーへのショルダー・ブロック。
  あばらを殴りつける。
  ロープで勢いをつけリングに叩きつける。
  腹を蹴り上げていく。
  ロープに振ろうとする。
  ルードが振り返しヒップ・トスを狙う。
  スティムボートは防ぐと腹へのパンチを叩き込んでいく。
  ベア・ハグ。
  腹を殴りつけ決めなおす。
  コーナーに叩きつけショルダー・ブロックを叩き込んでいく。
  ルードがカウンターでニー・ストライク。
  殴りつけるとロープに振りクローズラインへ。
  スティムボートは避けると担ぎリングに叩きつける。
  脚と腕を取りニーをあばらに押し当てる。
  ルードがサミングで逃れる。
  近づいてきたスティムボートを蹴り飛ばす。
  スティムボートは吹っ飛ばされるもロープに跳ね返る。
  ルードの巴投げを避けると同時に脚を取りボストン・クラブ。
  5分経過。
  ルードが這っていきようやくロープを掴む。
  スティムボートは両脚を取ると中央に引っ張って叩きつける。
  ロープに走りボディ・プレス。
  腹にニー。
  ロープに走りあばらにニー。
  ルードは起き上がれない。
  起こしてあばらを蹴りつける。
  起こしてあばらを蹴りつける。
  あばらを殴りつけ蹴りつける。
  ブレーン・バスターの要領で持ち上げると前に落とす。
  カバーするもカウント2。
  殴りつけコーナーに振る。
  突進。
  ルードはカウンターでニー・リフト。  
  ルードがカバーし1,2,3!
  ルードが先取(8分)!
  フィスト・ドロップを落としニー・リフト。
  ルード・アウェイクニングを決め1,2,3!
  2本目も取る(9分)!
  抱えるとバック・ブリーカー。
  ダイビング・ニー・ドロップ。
  WCWルールではトップ・ロープ上からの攻撃は反則で2対1になる(10分)!  
  ルードは気にせずインサイド・クレイドルを決め1,2,3!
  3対1(10分半)!
  スティムボートが腹に叩き込んでいく。
  チョップを打ちロープに振る。
  ショルダー・スルーを狙う。
  ルードがフェイス・バスターに切り返す。
  腹にパンチを打ってきたスティムボートにスナップ・メア。
  キャメル・クラッチを決める。
  スティムボートがロープに手を伸ばす。
  ルードがヒップ・ドロップ。
  腰をグラインドさせようとするも腰が痛くてできない。
  腰にニーを落として行きキャメル・クラッチ。
  スティムボートが体を起こし肩車。
  エレクトリック・チェアー。
  ロープに走りボディ・プレスへ。
  ルードが両膝を立てて迎撃。
  ルードがニーをいれネック・ブリーカー。
  カバーするもカウント2。
  両肩を押さえつけるもカウント2。
  ニーを落とす。
  スティムボートが近づいてきたルードにチョップ。
  チョップ。
  ルードが近づいてきたスティムボートに蹴り。
  スナップ・メアからチン・ロック。
  スティムボートは起き上がるとバック・エルボー。
  ロープに走る。
  ルードがカウンターでキッチン・シンク。
  ターン・バックルにぶつける。
  別のターン・バックルにぶつける。
  エルボーを打ってきたスティムボートの顔を引っかく。
  パイル・ドライバーを決める。
  カバーするもカウント2。 
  ツームストンを狙う。
  スティムボートが体を起こし反転させる。
  ツームストンを決め1,2,3!
  スティムボートが3−2まで追い上げる(18分)!
  ルードに近づいていく。
  ルードがタイツを掴んでスティムボートをターン・バックルにぶつける。
  コーナー上へ。
  スティムボートが捕まえてスーパープレックス。
  スティムボートのダメージも大きい。 
  何とか立ち上がるとカバー。カウントは2。
  ロープに走りクローズラインへ。
  ルードは避けクローズラインへ。
  スティムボートも狙い相打ち。
  両者ダウン。
  20分経過。
  カバー。
  スティムボートはブリッジで体を起こすとバック・スライドに持って行き1,2,3!
  3−3になる(20分)!
  スティムボートが勢い良く丸め込みにクロス・ボディと打っていくがカウント3ならず。
  ルードがジョー・ブリーカーでスティムボートの動きを止める。
  スティムボートにフェイス・クラッシャー。
  もう1発。
  カバーするもカウント2。
  ボディ・スラム。
  フィスト・ドロップからカバー。カウント2。
  スティムボートがチョップ。
  チョップを打っていく。
  ルードがサミング。
  クローズラインで倒す。
  ポーズをとる。
  喉下にクロス・チョップ。
  ロープに喉を押しつける。
  殴りつけるとルード・アウェイクニングへ。
  スティムボートが腕を掴んでブロック。
  一転力比べへ。
  ルードは反転させるとクローズラインへ。
  スティムボートはバック・エルボーからネック・ブリーカー。
  カバーするもルードの脚がロープにかかる。
  残り5分!
  スティムボートがルードにブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  バック・ドロップをきめカバー。カウント2。
  チョップをいれロープに振ろうとする。
  ルードが振り返しスリーパー。
  おぶさる形へ。
  スティムボートはコーナーのターン・バックルにぶつける。
  ルードは放さずおぶさる。  
  スティムボートが再びコーナーのターン・バックルにぶつけるもはずせない。
  スティムボートの体が崩れそうになる。
  残り3分!
  スティムボートは一歩一歩ロープに近寄るとロープを掴もうとする。
  ルードが脚で手を払う。
  スティムボートの体が沈む。
  残り2分!
  残り1分でレフェリー・チェックが入る。
  スティムボートは腕を上げると起き上がりコーナーに脚をかけ蹴り飛ばす。
  そのまま両肩がつき1,2,3!
  残り30秒で4−3に!
  ルードが慌ててクローズラインからカバー。カウント2。
  ショルダー・ブロックからカバー。カウント2。
  クローズリ案からカバー。カウント2。
  インサイド・クレイドル。カウント2。
  ボディ・スラムからカバー。カウント2。  
  時間切れで4−3、スティムボートの勝利!

試合結果

@ライト級王座戦:ブライアン・ピルマン(ch)vs.スコッティ・フラミンゴ(新チャンピオン!)
Aロン・シモンズvs.テレンス・テイラー
Bフォールズ・カウント・エニウェア:スティングvs.カクタス・ジャック
Cマーカス・バグウェルvs.グレッグ・ヴァレンタイン
D30ミニッツ・アイアン・マン・チャレンジ:リッキー・スティムボートvs. リック・ルード(4-3)
Eスティーブ・オースチン、アーン・アンダーソン、ボビー・イートンvs.ダスティン・ローデス、ニキタ・コロフ、バリー・ウィンダム(DQ)
Fタッグ王座戦:スタイナーズvs.スティーブ・ウィリアムス、テリー・ゴディ(30分時間切れ)