TOPアメリカン・プロレスWCW 1991年→WCW:Superbrawl I-Return of the Rising Sun 5/19/91

WCW:Superbrawl I-Return of the Rising Sun 5/19/91の分析


名勝負 タッグ王座戦:スタイナー・ブラザーズ(ch)vs.レックス・ルガー、スティング
好勝負 なし

日本語版でレビューしています。
日本語版に収録されているのは7ー12の6試合です。
巨人対決はストレッチャー・マッチなのにフォールで終わるという意味不明な結末。

Iタッグ王座戦:スタイナー・ブラザーズ(ch)vs.レックス・ルガー、スティング
 ”走る”効果を最大限に活かして鳶職人が如く
 スポットという高所を華麗に飛び回ります。
 スピードとパワーの両立という90年代初頭、
 スティング、ルガー、ウォーリヤーがもたらしたムーブメントを
 何らそこねる事なく試合という形にしてしまった試合です。
 圧倒的なスター性と豊富な大技に物を言わした定石破壊の裏技的構築ですけどね。
 素晴らしい事は素晴らしいと言わざるを得ない。
 結末はスティングがパートナーのルガーをかばって乱入者コロフの攻撃を食らいフォールを許すという物。
 弱い事は弱いですが、インフレな内容なので技でやるよりも締まりますし、こういう友情系は好きです。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:10/10/09)

JTV王座戦:アーン・アンダーソン(ch)vs.ボビー・イートン
 後にタッグを組むことになる2人の対決。
 ペースの握り方は良いし、味わい深いな、と思わせる内容ながら
 それだけで終わってしまう所はやはりこの2人はタッグ・プレイヤーだなと感じさせますね。
 しかしTV王座戦に求められているのは
 ショーをスティールするような物ではなくて
 中堅としてしっかりと内容を残す事でしょうから素晴らしい仕事をしたと言って良いのでしょう。
 平均的な良試合。
 (執筆日:10/10/09)

KWCW王座戦:藤波辰巳(ch)vs.リック・フレアー
 前半は大物感溢れるこってりとしたレスリング。
 しかしフレアーのプロレスでは無かったですね。
 後半からフレアーがコントロールし出すも
 チープ・フィニッシュのための前振りを作るような内容で物足りなかったです。
 藤波なのでベビーフェイス/ヒールの構図もなく盛り上がりもいまいち。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:10/10/09) 

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Iタッグ王座戦:スタイナー・ブラザーズ(ch)vs.レックス・ルガー、スティング 
  リック対ルガーで試合開始。
  組み押しはなれる。
  リックがロープに押し込む。
  クリーンに離れる。
  組んでルガーがアーム・ドラッグ。
  組んでリックがバックを取り倒す。
  ルガーがロープに逃げる。
  組むとルガーがヘッド・ロック。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  リックがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  跳ね除けられるもタックルで倒す。
  ルガーはバックを取られるもロープに逃げる。
  組むとリックがヘッド・ロック。
  ルガーがロープに押し込みクリーンに離れる。
  組むとルガーがヘッド・ロック。
  リックはルガーをロープに振るとフライング・ショルダー・タックルへ。
  ルガーはショルダー・タックルで吹き飛ばす。
  ロープに振りパワー・スラム。カウント2。
  コーナーに振り突進。
  リックは避けるとジャーマン。
  クローズライン。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに振りショルダー・スルー。
  コーナーに振り突進。
  ルガーがカウンターでクローズライン。
  ロープに振りボディ・リフト。
  投げ落としスティングにタッチ。
  スティングはクローズラインでリックを落とす。
  そしてランニング・ブランチャ。
  リングに戻すと蹴りつけロープに走る。
  フェイス・バスター。
  リックが平然と起き上がってくる。
  スティングは蹴りつけると担ぐ。
  コーナーに叩きつける。
  起き上がってきたリックにスティンガー・スプラッシュを狙う。
  リックは避けて自爆させると交代。
  スコットはスティングにダブル・アーム・パワー・ボム。
  ロープに振りティルト・スラム。
  ロープに振ろうとする。
  スティングが振り返しスタンガン。
  交代したルガーがスコットにブレーン・バスター。
  交代したスティングがスコットに手をかける。
  スコットが不意をついてアトミック・ドロップ。
  コーナーに乗せると雪崩式ベリー・トゥー・ベリー。
  カバーするもカウント2。
  コーナーに乗せるとクローズラインへ。
  スティングは避けて自爆させる。
  交代したルガーがエプロンのスコットにリング内へのブレーン・バスター。
  ロープに振ると持ち上げようとする。
  スコットは後ろに逃れると変則の投げ。
  ロープに振ろうとする。
  ルガーがロープを振り返しパワー・スラム。
  ロシアン・レッグ・スイープ。
  ルガーもダメージを受けた形。
  スコットがヘッド・ロック。
  ルガーがロープに振る。
  その際リックがスコットにタッチ。
  ルガーがスコットにバック・エルボーを決めアピールしている所に
  リックがコーナー上から飛びブルドッグ。
  エルボー・ドロップを落としカバー。カウント2。
  スティングがリックの背後にミサイル・キック。
  スコットが抗議するもレフェリーに戻される。
  リックが戻ろうとしたスティングの背後を殴りつける。
  ルガーとリックが殴りあい。
  リックがヘッド・ロック。
  ルガーがロープに振りバック・エルボーへ。
  避けられるもクローズラインへ。
  リックは避けるとバック・エルボー。
  しかし後頭部をルガーんいぶつけた様子で両者ダウン。
  両者タッチ。
  殴り合い。
  スティングがスコットにバック・ドロップ。
  殴りつけるとロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  スコットが殴りつけツームストンを狙う。
  スティングが体勢を入れ替えツームストン。
  カバーするもリックがカット。
  リックがスコットに突っかかって行きもつれて場外へ。
  その際レフェリーが巻き込まれる。
  スティングがスコットをコーナーに振りスティンガー・スプラッシュ。
  ニキタ・コロフが入場口に現れる。
  スティングはスコットにスコーピオン・デス・ロックを狙う。
  スティングは二キタがリングに走ってきていて、その前にルガーがいるのに気づく。
  スコーピオン・デス・ロックへの動きをやめるとルガーを突き飛ばして救う。
  しかし代わりにニキタのチェーン付クローズラインを食らってしまう。
  スコットがスティングをカバーし1,2,3!
  スタイナーズの防衛!
  スティングはニキタを追いバック・ステージにいた所を見つけると殴りかかる。
  殴りあいながら会場の外へ。

試合結果

@ダニー・スパイビーvs.リッキー・モートン
Aトミー・リッチvs.ニキタ・コロフ
Bテレンス・テイラーvs.ダスティン・ローデス
Cブラック・バーvs.ビッグ・ジョシュ
Dオズvs.ティム・パーカー
EUSタッグ王座戦:ファビュラス・フリーバード(新チャンピオン!)vs.ヤング・ピストルズ
Fテープド・フィスト・マッチ:バリー・ウィンダムvs.ブライアン・ピルマン
Gストレッチャー・マッチ:エル・ギガンテvs.シッド・ヴィシャス
Hスティール・ケージ・マッチ:ロン・シモンズvs.ブッチ・リード
Iタッグ王座戦:スタイナー・ブラザーズ(ch)vs.レックス・ルガー、スティング
JTV王座戦:アーン・アンダーソン(ch)vs.ボビー・イートン(新チャンピオン!)
KWCW王座戦:藤波辰巳(ch)vs.リック・フレアー(新チャンピオン!)