WCW:Clash of the Champions XV-Knocksville USA 6/14/91の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
約1時間50分です。
@ヤング・ピストルズ、Zマンvs.フリーバーズ、バッド・ストリート
1人より3人の方が面白いムーブができるのだから
適当に入っても良いじゃないか、という今で言うならスポット・フェスト的感覚がそこにはあります。
まあオープニングだから問題ないのだろうけど。
少し悪い試合。
AOz vs.ジョニー・リッチ
ジョニーはトミー・リッチの息子だそうです。
受身が下手すぎでジョバーの役割も務まらない。
ひどい試合。
Bダン・スパイビーvs.ビッグ・ジョシュ
正面に相手のセコンドが松葉杖を持って構えているのにそのロープに走るとか間抜けすぎる。
ひどい試合。
ポールEによるトーク・ショー、デンジャー・ゾーン。
ゲストはハイアットの恋人ジェイソン・ハーヴィー。
怒って帰ろうとするハーヴィーに携帯電話を叩きつける。
Cダスティン・ローデスvs.テレンス・テイラー
大袈裟過ぎて冗談みたいなテイラー相手に
4分間、ダスティンが優秀な試合運びを見せました。
最後はモートンが現れローデスを襲撃。
ビッグ・ジョシュが現れるとテイラー、モートンは退散していく。
少し悪い試合。
Dスティングvs.ニキタ・コロフ
スティングが勢い良くリングに入ってきたのに
余りに早くダウンさせたのは勿体無いですが大元は上手くできています。
ニキタの底知れぬ強さとスティングの諦めないピープルズ・スターっぷりがスイング。
ベイダーvs.スティングを思わせる雰囲気がちょっとありました。
まあまあ良い試合。
PNニュースとジョニーBバッドが軽く衝突するスキット。
Eルーザー・リーブスWCW:ブライアン・ピルマン、エル・ギガンテvs.アーン・アンダーソン、バリー・ウィンダム
3人の試合巧者が集まっていますが
ピルマンをイエロー・ドッグなんてマスク・マンにするための試合なんてやる気が起きないか。
試合時間も3分だし、悪い試合。
FIWGPタッグ王座戦:スタイナー・ブラザーズ(ch)vs.蝶野正洋、馳浩
馳の技量が光りますね。
アマレス能力を引き出し、
試合をコントロールし受身でスタイナーズの大技を輝かせる。
素晴らしい相性です。
蝶野はパートナーとして機能していたけれど
アメリカではインパクトが足りずパッとしませんね。
健介、馳の直輸入でよかった気がします。
平均的な良試合。
試合後スレイター、マードックが4人を襲撃。
Gダイヤモンド・スタッドvs.トミー・リッチ
ナッシュに続いてラモンもスカッシュ・マッチ。
スティングがファン・サービスを行っているとニキタが襲撃。
HUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.グレート・ムタ
最後の毒霧をガードしてのパワー・スラムという攻防は良かったけれど
4分もないのでルガーが粗い仕事っぷり。
悪い試合。
Iスティーブ・オースチンvs.ジョニー・メグス
スカッシュ・マッチと気づかぬままに終了するぐらい短かった。
モートンがテイラーらが属するヨーク・ファウンデーション入りを表明。
どうしちまったんだ、と説得しようとするギブソンに殴りかかる。
ダスティンが現れると退散。
JWCW王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.ボビー・イートン
一応イートンはTV王者なので王者対決なのですが
それ相応の特別な雰囲気は演出せず。
イートンは試合運びが出来る方なのが
逆に災いして序盤はすり合わせで問題が起こってますね。
またシングルではキレ、間の問題から印象付けが弱く、
フレアーとの小さな一進一退の攻防が
そのまま小さくて余り意味がなくなっている。
3本勝負でストーリーをつけているが合計15分でNWA王座時代を考えると物足りない。
まあまあ良い試合。
総評
FもJも良い試合なのだけど
もっと上を期待してしまう比較対照があるだけに・・・。
(執筆日:3/7/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@ヤング・ピストルズ、Zマンvs.フリーバーズ、バッド・ストリートAOz vs.ジョニー・リッチ
Bダン・スパイビーvs.ビッグ・ジョシュ
Cダスティン・ローデスvs.テレンス・テイラー(DQ)
Dスティングvs.ニキタ・コロフ
Eルーザー・リーブスWCW:ブライアン・ピルマン、エル・ギガンテvs.アーン・アンダーソン、バリー・ウィンダム
FIWGPタッグ王座戦:スタイナー・ブラザーズ(ch)vs.蝶野正洋、馳浩
Gダイヤモンド・スタッドvs.トミー・リッチ
HUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.グレート・ムタ
Iスティーブ・オースチンvs.ジョニー・メグス
JWCW王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.ボビー・イートン(2-1)