TOPアメリカン・プロレスWCW 1990年→WCW:Great American Bash-The New Revolution 7/7/90

WCW:Great American Bash-The New Revolution 7/7/90の分析


名勝負 USタッグ王座戦:サウザン・ボーイズ(ch)vs.ミッドナイト・エクスプレス
好勝負 なし

1−4試合 目が収録されておらず総時間は2時間です。

DUSタッグ王座戦:サウザン・ボーイズ(ch)vs.ミッドナイト・エクスプレス
 最初の1対1から内容が濃いですね。
 タッグ名通りの南部スタイルであるボーイズに合わせた打撃の攻防で沸かしていきます。
 素晴らしい内容でMNエクスプレスのいつもの味方同士でぶつかるネタをする必要が無かった程です。
 中盤のMNエクスプレスによる孤立は
 ブラインド・タッチをいつも以上に駆使していて名人芸というしかないのですが
 ボーイズが細かい反撃を挿入するので非常にテンポが良いです。
 しかも何故かルチャのダイビング・クロス・ボディのハイ・スポットまで披露していて・・・どこで覚えてきたんでしょうか。
 スマサーズへの応援、MNエクスプレスのヒールっぷりが蓄積されていった所で
 2人へのサンセット・フリップというスポットからタッチ成功。
 乱れながらも秩序の隙を突くクレバーな一進一退の攻防でクライマックスも素晴らしいです。
 ボーイズの身代わりネタまで飛び出てきた時には呆れ果て、
 両チームやる事は全てやり尽くした事を確信しましたね。
 90年代随一のタッグ・マッチでした。
 文句なしに名勝負。
 (執筆日:10/13/09)

JNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.スティング
 いつも通りフレアーが一進一退の内容を作り出していますが
 このカードにしてはスティングの無敵キャラを多用しすぎているきらいがありますね。
 どっちかっていうとフレアー/ルガーのスタイルでベース部分はやや無理をして作っている所がありました。
 しかし一方での花道を利用した特別な試合だという雰囲気作りは成功していて
 クライマックスの第3者による盛り上げに上手くつなげている。
 4の字、スコーピオン・デス・ロックがキーで使われているのも良し。
 王座交代劇として成立している中々良い試合です。
 (執筆日:10/13/09)

総評
 2試合だけの大会ですが1−4試合が収録されていないために
 Dがオープニング扱いになって大会としても良いと錯覚を受けます。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

DUSタッグ王座戦:サウザン・ボーイズ(ch)vs.ミッドナイト・エクスプレス

  サウザン・ボーイズはトレイシー・スマサーズとスティーブ・アームストロングからなる。
  ゴングを待たずしてイートンがアームストロングを殴り倒す。
  スマサーズがイートン、レーンを殴りつける。
  コーナーでイートンを殴りつける。
  レーンが背後からスマサーズを殴りつけ場外に落とす。
  場外に下りると殴り合いを始めるもすぐにスマサーズ、アームストロングが殴り勝つ。
  レーン、イートンはリングに逃げる。
  レーンは早々と反対の方の場外に出る。
  スマサーズ、アームストロングはイートンをロープに振りショルダー・スルー。
  ロープに振りフライング・ショルダー・タックル。
  イートンは場外に出る。
  スマサーズ、アームストロングはエプロンに上がってきたレーンを殴りつける。
  間を置きイートン対アームストロング。
  イートンがロープに押し込もうとする。
  アームストロングは体勢を入れ替えると後ろに投げる。
  組むとイートンがコーナーに押しこっむ。
  クリーンに離れず殴りつける。
  レフェリーに見えないよう顔を殴りつける。
  ボディ・スラムを決めるとコーナー上へ。
  アームストロングが捕らえデッドリー・ドライブ。
  ロープに振るとモンキー・フリップ。
  ジャブを入れてパンチ。
  ロープに振りドロップ・キック。
  コーナー上へ。
  ダイビング・クローズラインを決める。
  イートンが場外に出る。
  リングに戻る。
  イートンがコーナーに押し込むもそこは相手陣。
  タッチしたスマサーズが入ってくると2人でイートンの両腕をひねりチョップ。
  イートンは自陣に逃げ一息つく。
  組むとイートンがヘッド・ロック。
  スマサーズがロープに振りパワー・スラムを狙う。
  イートンがパンチを入れる。
  ボディ・スラムを狙う。
  スマサーズが後ろに逃れロープに走る。
  バック・エルボーを避けるとパンチ。
  スーパー・キック。
  ダウン・カウントを数えられるもイートンが起き上がる。
  組むとイートンがコーナーに押し込む。
  肘を押し当てるとその腕をはたいて叩きつける。
  殴りつける。
  コーナーに振ろうとする。
  スマサーズは振り返すとショルダー・スルー。
  スーパー・キックを叩き込む。
  イートンがレーンにタッチ。
  距離を詰めあって拳を交えるとレーンが裏拳。
  同じ構えから今度はスマサーズが先に動き裏拳へ。
  レーンはガードすると裏拳あばらに蹴りをいれ腹に蹴り。
  もう1発狙う。
  スマサーズは受け止めると裏拳、裏拳、裏拳にスーパー・キック。
  入ってきたイートンにもスーパー・キック。
  レーン対スマサーズ。
  組むとレーンがドロップ・トー・ホールド。
  チン・ロックへ。
  スマサーズがハンマー・ロックに返す。
  レーンは起き上がるとドロップ・トー・ホールド。
  チン・ロックへ。
  スマサーズがハンマー・ロックに切り返す。
  レーンはサミングで逃れると自陣に駆け寄りタッチ。
  スマサーズは入ってきたイートンにアーム・ドラッグ。
  イートンは起き上がるとコーナーに押し込む。
  クリーンに離れず殴りつける。
  コーナーに振る。
  スマサーズはコーナーを使ってエプロンに着地。
  ロープ越しに飛びイートンを蹴り飛ばす。
  カバーするもカウント2。  
  イートンが場外に出る。
  スマサーズがエプロンに出る。
  ロープに腕を絡ませ一回転してリングに戻るとロープ越しに蹴り飛ばす。
  レーンがスマサーズを殴りつけていく。
  タッチするとロープに振る。
  レーンとイートンがバック・エルボー。
  レーンがアームストロングを殴りつけ落とす。
  スマサーズをコーナーに振るとイートンが突進。
  スマサーズが避けてイートンをコーナーに激突させる。
  レーンのクローズラインも前転でかわす。
  スマサーズを追ってきたイートン、レーンに対し、
  スマサーズの裏のコーナー上からアームストロングがダイビング・クロス・ボディ。
  スマサーズが2人をカバーするもすぐ押しのけられる。
  アームストロングが2人をカバーするもすぐ押しのけられる。
  ならばと2人でカバー。カウント2。
  スマサーズ、アームストロングはイートン、レーンの頭をぶつける。
  たまらずイートン、レーンは場外に出る。
  スマサーズ対イートン。
  組むとイートンがロープに押しこむ。
  クリーンに離れず殴りつける。
  ロープに振り持ち上げようとする。
  スマサーズが後ろに逃れオコーナー・ロール。
  ブラインド・タッチしていたレーンが入りスマサーズを場外に投げ落とす。
  柵に振ってぶつける。
  コルネットがラケット攻撃。
  スマサーズが何とかリングに戻ろうとする。
  レーンが攻撃して落とす。
  レーンは場外に下りるとスマサーズをリングに戻しタッチ。
  レーンのアトミック・ドロップに続きイートンがバック・ブリーカー。
  その体勢で締め上げる。
  放すと起こそうとする。
  スマサーズが殴りつける。
  殴りつける。
  イートンがクローズライン。
  タッチすると両足を掴んでスマサーズをロープに横渡しにする。
  レーンが馬飛びして背中を殴りつける。
  コーナーにもたれさせると殴りハイ・キック。
  スナップ・メア。
  タッチすると顔に足をこすりつける。
  イートンがカバー。
  スマサーズはカウント2で返すと距離をとる。
  近づいてきたイートンを蹴りつける。
  蹴りつけスーパー・キック。
  ほぼ同時に起き上がる。
  イートンがスマサーズを捕まえるとボディ・スラム。
  ダイビング・レッグ・ドロップを決める。
  交代したレーンがスマサーズの腹にパンチ。
  ロープに喉をおしつける。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  スマサーズがサンセット・フリップ。カウント2。
  レーンは殴りつけるとロープに振る。
  腹に蹴り。
  ブラインド・タッチしていたイートンがネック・ブリーカー。
  イートンがスマサーズを場外に投げ捨てる。
  エプロンに上げるとタッチ。
  ロープを引っ張ってエプロンのスマサーズをリングに投げ入れる。  
  レーンがスマサーズを起こしダブル・アーム・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  交代したイートンがレフェリーに見えないようにして顔にパンチ。
  スマサーズが場外に転がり落ちる。
  タッチしてから、ロープを引いてエプロンに上がってきたスマサーズをリングに投げ入れようとする。
  スマサーズは耐えると逆に引っ張ってイートンを場外に投げ落とす。
  レーンがリングに入ってきたスマサーズにクローズラインを決め倒す。
  ターン・バックルにぶつけようとする。
  スマサーズは防ぐとターン・バックルにぶつける。
  もう1度ぶつける。
  レーンがサミング。
  腹にパンチ。
  背中を殴りつけタッチ。
  イートンが顔にパンチを入れタッチ。
  2人でスマサーズをロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  イートンは2人にサンセット・フリップ。
  途中で放してすぐにタッチにいく。
  これにはレーンも追いつかない。
  アームストロングが2人を殴りつけていく。
  チョップに張り手。
  レーンとイートンの頭をぶつける。
  レーンをロープに振りフライング・ショルダー・タックル。
  カバーするもイートンがカット。
  スマサーズがイートンにボディ・スラム。
  スマサーズがレーンを持ち上げる。
  そこにアームストロングがミサイル・キック。
  アームストロングがカバー。
  スマサーズがイートンにクローズラインで追い出す。
  カウントは2。
  アームストロングがコーナー上へ。
  レフェリーがスマサーズを戻しているのをよい事にエプロンのイートンが突き飛ばす。
  アームストロングはロープにぶつかりダウン。
  レーンがアームストロングにボディ・スラム。
  イートンが既にコーナー上で待機している。
  ロケット・ランチャーを決める。
  レーンが入ってきたスマサーズを殴り倒し、イートンがアームストロングをカバーするもまさかのカウント2。
  カウント3だろとレフェリーともめる。
  スマサーズがアームストロングをどかし同じようにダウンする。
  イートンがアームストロングだと思ってスマサーズを起こそうとする。
  スマサーズがインサイド・クレイドルに切り返す。
  カウント2で何とかレーンがカット。
  アームストロングがレーンを殴り倒す。  
  スマサーズがイートンを殴りつけヘッド・ロック。
  イートンがロープに振る。
  レーンがロープ越しに蹴り。
  油断してスマサーズが戻っている隙にイートンがインサイド・クレイドルに捕らえ1,2,3!
  MNエクスプレスが新チャンピオンに!


 JNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.スティング

  オレイは乱入しないようヒガンテに手錠でつながれる。
  試合開始。
  組むとスティングが押し飛ばす。
  組むとスティングが押し飛ばす。
  スティングが雄たけび。
  組むとスティングがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  組むとフレアーがスティングをコーナーに押し込みショルダー・ブロック。
  チョップ。
  スティングは平然としている。
  フレアーがチョップにパンチを叩き込むも利かない。
  スティングは前に進んでいきフレアーをコーナーに追い詰める。
  コーナーに振るとボディ・リフト。
  ミリタリー・プレス。
  フレアーはスタイナーズらがいるので場外に出れない。
  スティングがヒップ・トスにドロップ・キック。
  フレアーは花道に転がり出る。
  スティングは後を追うと殴りつけようとする。
  フレアーがニーをいれチョップ。
  スティングには利いていない。
  後ずさりするフレアーを捕まえヒップ・トス。
  クローズラインでリング内に入れる。
  リングに入ると蹴りつける。
  フレアーは命乞い。
  不意を突いてサミング。
  スナップ・メアからニー・ドロップ。
  ブレーン・バスターを決める。
  スティングが平然と起き上がりクローズライン。
  クローズライン。
  ダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  フレアーが命乞いしてから場外に逃げる。
  間を置いてからリングに戻る。
  ナックル・ロックと見せかけ蹴り。
  脚を蹴りつける。
  チョップ。
  コーナーに振る。
  スティングがカウンターでクローズライン。
  エルボー・ドロップへ。
  フレアーは避けて自爆させると4の字を狙う。
  スティングが蹴り飛ばす。
  フレアーがWooooと叫べばスティングも雄たけび。
  組むと見せかけフレアーがエルボー。
  2発、3発と叩き込みチョップで倒す。
  起こすと花道に投げ捨てる。
  花道に出るとチョップで倒す。
  リングに投げ入れる。
  リングに戻ると蹴りつける。
  脚を蹴りつける。
  チョップ。
  脚を蹴りつける。
  スティングは脚をひきずりながら距離をとろうとする。
  フレアーがコーナーに押し込もうとする。
  スティングは体勢を入れ替えると蹴りを連発。
  ヒップ・トス。
  ドロップ・キックへ。
  フレアーがスウェーしてかわす。
  スティングの脚をロープに乗せヒップ・ドロップ。
  チョップ。
  脚を蹴りつける。
  脚をロープに乗せヒップ・ドロップへ。
  スティングは避けて自爆させるも起き上がれない。
  フレアーはスナップ・メアを決めるとニー・ドロップへ。
  スティングは避けて自爆させると4の字。
  フレアーがロープを掴み場外に出る。
  スティングを場外に引きずり出すとチョップ。
  柵に振ってぶつける。
  スティングが耐え仁王立ち。
  フレアーがリングに逃げる。
  追ってきたスティングに命乞い。
  スティングがマウントでパンチ。
  フレアーが近づいてきたスティングに蹴り。
  コーナー上へ。
  スティングが捕らえデッドリー・ドライブ。
  フレアーが近づいてきたスティングの腹にパンチ。
  ロープに振りヒップ・トスを狙う。
  スティングが耐えバック・スライド。カウント2。
  フレアーが、レフェリーにカウント2か確かめるスティングの隙を突いて払い蹴り。
  フレアーがスティングの脚を踏みつける。
  脚にニーを落とす。
  スナップ・メアから頭を踏みつける。
  スティングを起こすと脚を蹴りつける。
  脚を取って倒すと4の字を狙う。
  スティングが蹴り飛ばし起き上がる。
  脚を取りに来たフレアーを殴りつける。
  フレアーはチョップを打ち込み黙らせる。
  コーナーにもたれさせチョップ。
  脚を蹴りつける。
  スティングは耐えてみせる。
  フレアーがチョップを打ち込んでいく。
  スティングは利かないぜと前に出る。
  フレアーがチョップを打ち込むも利かない。
  スティングはフレアーをロープに振るとボディ・リフト。
  ミリタリー・プレス。
  クローズラインを決めカバー。カウント2。
  10カウント・パンチ。
  コーナーに振る。
  一回転してエプロンに着地したフレアーにクローズライン。
  エプロンで起こすとリング内へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  命乞いするフレアーをコーナーに振りスティンガー・スプラッシュ。
  自ら倒れこむようにダウンしたフレアーにスコーピオン・デス・ロック。
  オレイはリングに駆け寄りたいがヒガンテと手錠でつながれているため無理。
  ならばとウィンダム、アーン、シッドが現れる。
  スタイナーズが立ちふさがり殴りつける。
  ホースメンはリングに近づけない。
  フレアーが何とかロープを掴む。
  スティングはエプロンで起き上がったフレアーを殴り倒す。
  起こして殴り倒す。
  レフェリーが注意して引き離す。
  フレアーが近づいてきたスティングにショルダー・ブロックを決め倒す。
  体をロープの間に投げ込みロープ悪用のカバー。
  スコットが気づいて脚を払う。
  スティングはスコットに気を取られたフレアーにスクール・ボーイ。カウント2。
  フレアーがパンチ。
  グラウンド・ヘッド・ロック。 
  スティングがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
  フレアーがすり抜け上にかぶさる。
  スティングはブリッジで起き上がるとバック・スライドを狙う。
  こらえるフレアーの両肩をつけるもカウント2。
  フレアーがチョップ。
  チョップ。
  しかし利いていない。
  スティングがフレアーをコーナーに振る。
  ハイ・ニーへ。
  しかし避けられ脚の痛みから崩れ落ちる。
  フレアーが4の字へ。
  スティングがインサイド・クレイドルに切り返し1,2,3!
  スティングが新チャンピオンに!  
  仲間がスティングを祝福する。

試合結果

@ブライアン・ピルマンvs.バディー・ランデル
Aマイク・ロトンドvs.アイアン・シーク
Bダグ・ファーナスvs.ダッチ・マンテル
Cハーリー・レイスvs.トミー・リッチ
DUSタッグ王座戦:サウザン・ボーイズ(ch)vs.ミッドナイト・エクスプレス(新チャンピオン!)
Eビッグ・バン・ベイダーvs.Zマン
Fスタイナー・ブラザーズ(ch)vs.ファビュラス・フリーバーズ
Gエル・ギガンテ、ポール・オンドロフ、ジャンクヤード・ドッグvs.アーン・アンダーソン、バリー・ウィンダム、シッド・ヴィシャス
HUS王座戦:レックス・ルガー (ch)vs.ミーン・マーク
Iタッグ王座戦:ドゥーム(ch)vs.ロックン・ロール・エクスプレス
JNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.スティング(新チャンピオン!)