TOPアメリカン・プロレスWCW 1990年→WCW:Clash of the Champions XI-Coastal Crush 6/13/90

WCW:Clash of the Champions XI-Coastal Crush 6/13/90の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@サウザン・ボーイズvs.ファビュラス・フリーバーズ
 サウザン・ボーイズのデビュー戦です。
 フリーバーズが観客を煽って、負けてで良いアピールにはなったけど
 フリーバーズは観客を煽るためには
 試合の構築で無理を通すのでサウザン・ボーイズの実力は十分には発揮できず。
 悪くない試合。

Aバン・バン・ビガロvs.トミー・リッチ
 ビガロが全然アピールできないので
 リッチがでかい奴(ビガロでなくても良い)を倒す試合かと勘違いしましたね。
 最後はビガロがレフェリーの制止を無視してチョークし続けて反則。
 結局何が目的だったんだろうか。
 ひどい試合。

Bサモアン・スワット・チームvs.マイク・ロトンド、Zマン
 レフェリーの目を盗む形でサモアンズは効果的に痛めつけている。
 良い仕事ですね。
 一方のロトンド、Zマンは冴えず、相手に立ててもらっているだけです。
 悪くない試合。 

Cミーン・マークvs.ブライアン・ピルマン
 ピルマンなら体格差があろうと、どれかが決まって勝利するかもしれない、と一縷の期待を抱かせる。
 やり直したフィニッシュをのぞけば両者求められている動きが出来ました。
 平均レベル。

DUSタッグ王座戦:ミッドナイト・エクスプレス(ch)vs.ロックンロール・エクスプレス
 RREが予備動作の利いた華麗なムーブを見せるので楽しめますね。
 しかしMNEは相手のムーブを引き出す受けをせず、
 オリジナル性の薄い只の良いタッグになっています。
 最後もレフェリーに対してカウントをカットして反則になる、というつまらないフィニッシュです。
 この2人のカードにしては弱い内容で、まあまあ良い試合程度。 

Eバリー・ウィンダムvs.ダグ・ファーナス
 ファーナスが力強い動きを見せていますね。
 ただ技を打つ時には連続させて、打たない時は何もしない、という大雑把な流れしかないです。
 少し悪い試合。

FUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.シッド・ヴィシャス
 ルガーが不意打ちクローズラインからカウント3で30秒。
 そんなので良いのか? 

G世界タッグ王座戦:ドゥーム(ch)vs.スタイナー・ブラザーズ
 スコットのムーンサルト・スラムとでも言うべき新技から始まり
 スタイナーズならではのパワフルな技を出していきます。
 ドゥームも試合運びで前回の過ちは犯さず。
 サブミッションを使うと試合が膠着しますから
 スタイナーズが反撃できるようなムーブと
 直接的ダメージのあるヒール・ムーブで攻めて行きます。
 ただクライマックスがリックの脳足りんキャラを使った物でちょっと盛り下がりました。
 平均的な良試合。 

Hアーン・アンダーソンvs.ポール・オンドロフ
 オンドロフはベビーフェイスとしては輝きませんね。
 両者基本を身に付けているから試合は作れているが盛り上がり所に欠けます。
 少し悪い試合。

INWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ジャンクヤード・ドッグ
 JYDは下手というかプロレスを覚える気がまったく無いし、
 ブッカーもそれを許容していた節がありますね。
 この試合もJYDが椅子攻撃含めほぼノー・ダメージ、というホーガンも真っ青のひどい状況。
 ホースメンが乱入して反則というフィニッシュです。
 年間最低試合候補。
 試合後スティングらが現われ乱闘です。

総評
 タッグは良かったものの特別なレベルではないしメインがひどい。
 (執筆日:6/20/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

 なし

試合結果

@サウザン・ボーイズvs.ファビュラス・フリーバーズ
Aバン・バン・ビガロvs.トミー・リッチ(DQ)
Bサモアン・スワット・チームvs.マイク・ロトンド、Zマン
Cミーン・マークvs.ブライアン・ピルマン
DUSタッグ王座戦:ミッドナイト・エクスプレス(ch)vs.ロックンロール・エクスプレス(DQ)
Eバリー・ウィンダムvs.ダグ・ファーナス
FUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.シッド・ヴィシャス
G世界タッグ王座戦:ドゥーム(ch)vs.スタイナー・ブラザーズ
Hアーン・アンダーソンvs.ポール・オンドロフ
INWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ジャンクヤード・ドッグ(DQ)