TOPアメリカン・プロレスWCW 1989年→WCW:Halloween Havoc-Settling The Score 10/28/89

WCW:Halloween Havoc-Settling The Score 10/28/89の分析


名勝負 なし
好勝負 US王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン

日本語版でレビューしています。
日本語版は約1時間 30分で 2−4試合目が収録されていません。

EUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン
 (日本語版は17分のうちラスト5分だけ。完全版でレビュー)
 フレアーにスピード、パワーもあったなら、
 そんな夢の問いに89年のルガーは答えてくれる、
 間で相手を引き込み、逃げ、強烈な打撃で止めようとする、
 そこにヒール的煽り、更に今回は耐え表現を加え
 あらゆる要素をスピード感よく詰め込んでいる。
 ピルマンもこのルガーに対抗するために努力を尽くします。
 ピルマンがアーム・ロックでの押さえ込む中盤はやや改善できるかもしれませんね。
 ルガーがニーとパンチを使い分けているのは良いアイディアですが
 何でもニーで切る短絡的思考に陥っているのは頂けません。
 ピルマンも技自体が少なくもう少しバリエーションが欲しいですね。
 終盤はルガーが再び素晴らしい働き。
 中盤が通常位置+グラウンドで出来ていた事を活かし、
 そこにより高い位置からの落としを加える、
 空間的な変異によって展開を印象付けている。
 ルガーとピルマンの組み合わせも良く大いに盛り上がりましたね。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:2/22/11)

Gサンダードゥーム・ケージ・マッチ(レフェリー:ブルーノ・サンマルチノ):テリー・ファンク、グレート・ムタvs.スティング、リック・フレアー
 電流が流れているという触れ込みでしたが関係ないので無視。
 重要なのはケージがリングの外にあり、
 ギブ・アップ、TKOのみで決着するという事です。
 通常の凄惨なケージ・マッチと違い
 中途半端な乱戦でファン・マッチ模様ですが決して悪い試合ではないですよ。
 4人のスターが自分が一番目立ってやろうと
 競い合うように見せ場を作っていきます。
 フレアーとスティングがタッグを組んで連携技を行うのは貴重なシーンですしね。
 しかしフィニッシュは捻っていようがチープな事には変わりない。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:10/11/09)

総評
 日本語版はUS王座戦がカットされてしまっているので駄目。
 メインは形式上どうしてもファン・マッチ的になってしまいこれだけで購入させる決め手にはならない。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

GUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン
  組むとルガーがコーナーに押し込む。
  ピルマンが体勢を入れ替え離れる。
  組むとルガーがコーナーに引っ張って押し込もうとするも逃げられる。
  組むとルガーがコーナーに押し込みニー。
  殴りつける。
  ターン・バックルにぶつける。
  ボディ・スラム。
  場外に落とす。
  ピルマンがすぐ戻りタックルで倒し殴りつける。
  チョップ。
  コーナーに振りショルダー・スルー。
  ドロップ・キック。
  エプロンに転げ出たルガーにドロップ・キックを決め落とす。
  場外でチョップを叩き込んでいく。
  リングに戻しスプリングボードを狙う。
  ルガーはそれを見て慌てて場外に逃げる。
  ピルマンが追っかけていく。
  ルガーはリングに入ると追っかけてきたピルマンにニー。
  ストンピング。
  殴りつけロープにこすりつける。
  コーナーに振る。
  ピルマンがコーナーを使って裏に回り反対コーナーへ。
  飛び乗りダイビング・クロス・ボディ。カウント2。
  アーム・ドラッグで腕をとる。
  ルガーは起き上がるもひざをつく。
  起き上がるとニー。
  背中を殴りつける。
  ロープに振りヒップ・トスへ。
  ピルマンは着地するとドロップ・キック。
  ヒップ・トス。
  アーム・ドラッグで腕を取る。
  ルガーは起き上がるとニー。
  殴りつける。  
  ロープに振る。
  ショルダー・タックルを狙ったピルマンを逆に吹っ飛ばす。
  ロープに振ろうとする。
  振り返されるもショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ピルマンがヒップ・トス。
  ドロップ・キックからアーム・ドラッグを決め腕を取る。
  ルガーが起き上がり殴りつける。
  殴りつける。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ピルマンは飛び越えるとロープに走る。
  クローズラインをかわす。
  クローズラインに対しクルーシーフィックスに切り返す。カウント2。
  アーム・ドラッグで腕を取る。
  ルガーが起き上がりコーナーに押し込むとニー。
  エルボー。
  コーナーに振り突進。
  ピルマンがカウンターで蹴り。
  コーナーに上るとダイビング・ボディ・プレスへ。
  ルガーがかわし自爆させる。
  ロープに振りピルマンを打ち上げマットにたたきつける。
  持ち上げロープの上に落とす。
  ロープに振りクローズライン。
  観客を煽る。
  ピルマンがチョップに蹴り。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ルガーが蹴り上げロープに走るとクローズライン。
  ロープに走ると後頭部にクローズライン。
  ストンピング。
  エルボーを打ち下ろしていく。
  頭部を踏みつける。
  滞空式ブレーン・バスター。
  カバー。カウント2。
  エルボー・ドロップ。
  エルボー・ドロップ。
  ピルマンが腹にパンチを入れていく。
  ルガーがパンツを引っ張り後ろに投げるとピルマンが場外に転落。
  ルガーはピルマンをエプロンに引き上げると拳を振り下ろす。
  アピール。
  ピルマンがショルダー・ブロックからサンセット・フリップ。
  ルガーはカウント2で返すとクローズラインへ。
  しかしかわされ勢いあまって場外転落。
  ピルマンはルガーを引き入れると10カウント・パンチ。
  ルガーは途中で持ち上げるとダッシュしアトミック・ドロップ。
  コーナー上に載せ殴りつける。
  スーパープレックスを狙う。
  ピルマンは突き落とすとコーナー上からとびサンセット・フリップ。カウント2。
  チョップ。
  ロープに振りフライング・バック・エルボー。
  許しを請うルガーをコーナーに振りショルダー・スルー。
  スプリングボード式クローズライン。
  カバーするもルガーの脚がロープにかかる。
  ネック・ブリーカー。
  コーナーに上りミサイル・キックへ。
  ルガーは自ら後ろに倒れることでかわし自爆させる。
  ピルマンを起こすとロープに振りクローズラインへ。
  かわされるもスタンガンを決め1,2,3!
  ルガーの防衛!

試合結果

@トム・ゼンクvs. マイク・ロトンド
Aサモアン・ス ワット・チーム、サモアン・サベージvs.ミッドナイト・エクスプレス、スティーブ・ウィリアムス
Bキューバン・アサシンvs.トミー・リッチ
Cタッグ王座戦:ファビュラス・フリーバーズ(ch)vs.ダイナミック・デューズ
Dドゥームvs. スタイナーズ
EUS王座戦:レックス・ルガー(ch)vs.ブライアン・ピルマン
Fスカイスクレーパーズvs.ロード・ウォーリアーズ(DQ)
Gサンダードゥーム・ケージ・マッチ(レフェリー:ブルーノ・サンマルチノ):テリー・ファンク、グレート・ムタvs.スティング、リック・フレアー