TOPアメリカン・プロレスWCW 1989年→WCW:Clash of the Champions VII-Guts & Glory 6/14/89

WCW:Clash of the Champions VII-Guts & Glory 6/14/89の分析


名勝負 なし
好勝負 #1コンテンダーズ・マッチ:リッキー・スティムボートvs.テリー・ファンク

約2時間5分です。

@準決勝:ダイナミック・デューズvs.フリーバーズ
 観客の一体感が素晴らしいですね。
 しかしデューズは動きが全て粗い。
 定番タッグの絵をなぞっているので悪い試合ではないがフリーバーズには軽い相手でしたね。
 少し悪い試合。

Aレンジャー・ロスvs.テロリスト
 USA!USA!
 それ以上でもそれ以下でもないスカッシュ・マッチ。 
 
 ムタがジョバー2人と試合をする予定でしたがこんな雑魚と試合する気はないと説明。
 ギルバートが現れムタに火の玉攻撃を狙うもジョバーに誤爆。
 ムタとハートはそのまま逃げていく。

Bディン・ドンズvs.クーガー・ジェイ、ジョージ・サウス
 ディン・ドンズは全身オレンジ色のタイツ姿。
 どう考えてもスターになれる可能性ゼロです。
 試合能力もそれに相当する低さ。
 ひどい試合です。

C準決勝:ミッドナイト・エクスプレスvs.サモアン・スワット・チーム
 初手の乱戦でつまずくも連携技、場外技と技の力で建て直し。
 と思ったらウォーリアーズの乱入で打ち切りの如く終了。
 少し悪い試合。

Dテリー・ゴディvs.スティーブ・ウィリアムス
 ミラクル・ヴァイオレンス・コネクション対決。
 迫力ある攻防は生まれるものの
 所々で完全に動きが止まり冷めてしまいます。
 しかも両リンという全日フィニッシュ。
 悪い試合です。

Eノーマン・ザ・ルナティックvs.マイク・ジャスティス
 ムタに用意した2人のジョバーの内火の玉攻撃を食らわなかった方がここでお仕事。

Fマイク・ロトンド、ケビン・サリバンvs.スタイナー・ブラザーズ
 スタイナーズはガタガタながらもスポットをつなぐ。
 ロトンド、サリバンは凶器に頼っており軽く試し合わせをした、って印象ですね。
 
 平均レベル。
 
GTV王座戦:スティング(ch)vs.ビル・アーウィン
 短い試合だからって適当に攻撃しすぎ。
 ひどい試合。

H決勝、世界タッグ王座戦:ミッドナイト・エクスプレスvs.フリーバーズ
 ポールEが試合前にコルネットにラケット攻撃。
 MNEがベビーフェイス役として受け入れられやすくする意図でしょうか。
 しかし観客がベビーフェイスかヒールか気にする前に
 この4人自身が全然気合が入っていません。
 不思議な程ヒートがなく得意のタッグ技術を使わず。
 ベーシックで魅せるにしても10分ないですし・・・。
 悪くない試合程度。 

I#1コンテンダーズ・マッチ:リッキー・スティムボートvs.テリー・ファンク
 打撃、ロープ・ワークと上手く組み合わせ、
 使い所をわきまえているから、
 その決して派手ではない大技は意味を持ち十分な効果を為す。
 試合構築に関しても
 場外のはさみ方から、一進一退、二進一体の使い分け、そして相手とのバランス感覚が秀逸です。
 美しい試合です。
 試合時間がメインなのに13分、反則裁定フィニッシュというのが残念ですが
 試合後にルガーがヒール・ターンするサプライズのための仕様なので問題ありません。
 試合後の結末を含めて、ぎりぎり好勝負。
(執筆日:3/3/09)

総評。
 試合数を多くしすぎて世界タッグ王座トーナメントまで空振り。
 唯一メインは素晴らしいがDVD化済み。
 試合後の結末含めて見れるのはこの大会でだけだけど・・・。
 (執筆日:3/6/10)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

I#1コンテンダーズ・マッチ:テリー・ファンクvs.リッキー・スティムボート

  組むとテリーがロープに押し込む。
  体勢を入れ替えあう。
  レフェリーが引き離す。
  組むとテリーがコーナーに押し込む。
  チョップ。
  チョップ。
  張り手を叩き込む。
  りっキーがチョップを打ち込んでいく。
  仕切りなおし。
  組むとテリーがロープに押し込み顔に張り手。
  リッキーはすぐに張り手2発。
  チョップに張り手を叩き込む。
  テリーは崩れるように場外に出る。
  テリーがリングに戻る。
  組むとテリーがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走りショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  リッキーがカウンターでダブル・チョップ。
  ドロップ・キック。
  もう1発決め落とす。
  リングに入ってきたテリーを殴りつける。
  殴りつけようとする。
  テリーはガードするとジャブから左ストレート。
  場外に落とす。
  場外に下りるとエルボーを叩き込む。
  リッキーがチョップ。
  チョップ。
  柵に振ってぶつける。
  リングに戻す。
  テリーが両脚を取って倒しマウントを取る。
  マウント・パンチを叩き込んでいく。
  顔を踏みつけ一回転。
  殴りつける。
  ネック・ブリーカー。
  首裏にボディ・プレス。
  カバー。カウント2。
  リッキーがチョップ。
  チョップ。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  テリーが蹴り上げクローズライン。
  首裏にチョップを叩きおろす。
  リッキーがチョップ。
  首裏にチョップを叩きおろす。
  リッキーがチョップ。
  チョップに蹴り。
  チョップ。
  コーナーに振る。
  テリーが一回転して場外に転落。
  リッキーはコーナー上に立つ。
  テリーが朦朧とエプロンに上がるも崩れ落ちる。
  リッキーは依然コーナー上に立っている。
  場外のテリーめがけ飛びシングル・アックス。
  持ち上げるとそのままリング・サイドを回っていく。
  ボディ・スラム。
  リングに戻る。
  テリーがリングに戻る。
  リッキーがテリーを持ち上げ場外にボディ・スラム。
  アピール。
  コーナーに振り突進。
  テリーがカウンターで蹴り。
  顔に拳を叩き込む。
  殴りつける。
  チョップ。
  チョップ。
  ロープに振りバック・エルボー。
  パイル・ドライバー。
  カバー。カウント2。
  起こしてエルボーを叩き込む。
  リッキーがチョップ。
  チョップ。
  コーナーに振ろうとする。
  テリーが一回転して振り返すとリッキーとレフェリーが激突。
  テリーはリッキーをコーナーに振り一回転して転落させる。
  場外に下りるとランニング・パイル・ドライバー。
  リングに戻るとレフェリーの様子を確かめる。
  場外のリッキーをエプロンに引き上げるとリング内へのブレーン・バスター。
  朦朧とするレフェリーを引っ張ってきてカバー。カウントは2。
  カバー。カウントは2。
  ダウンするリッキーを殴りつけていく。
  コーナー上へ。
  ダイビング・ボディ・プレスへ。
  リッキーが両膝を立てて迎撃。
  ロープに振り腹にパンチ。
  ロープに振り腹にパンチ。
  ガット・バスター。
  コーナーに上り叫ぶ。
  シングル・アックス。
  背中にジャンピング・キック。
  テリーが場外に転げ落ちる。
  テリーはマイクを持ってエプロンに上がると近づいてきたリッキーをマイクで殴りつける。
  レフェリーが反則を取る!
  ダウンするリッキーにストンピング。
  そこにルガーが椅子を持って現れる。
  テリーは逃げていく。
  ルガーがマイクを取る。
  少し喋った後スティムボートを起こす。
  しかし次の瞬間ラリアット。
  起き上がったスティムボートを殴りつけ椅子を持ってくる。
  崩れるスティムボートに近づくと椅子を叩きつける。
  スティムボートを起こしトーチャー・ラック。
  お前が#1コンテンダーだと言って去っていく。
  スティングが現れスティムボートの様子を気遣う。

試合結果

@準決勝:ダイナミック・デューズvs.フリーバーズ
Aレンジャー・ロスvs.テロリスト
Bディン・ドンズvs.クーガー・ジェイ、ジョージ・サウス
C準決勝:ミッドナイト・エクスプレスvs.サモアン・スワット・チーム
Dテリー・ゴディvs.スティーブ・ウィリアムス(ダブル・リングアウト)
Eノーマン・ザ・ルナティックvs.マイク・ジャスティス
Fマイク・ロトンド、ケビン・サリバンvs.スタイナー・ブラザーズ
GTV王座戦:スティング(ch)vs.ビル・アーウィン
H決勝、世界タッグ王座戦:ミッドナイト・エクスプレスvs.フリーバーズ(新チャンピオン!)
I#1コンテンダーズ・マッチ:テリー・ファンクvs.リッキー・スティムボート(DQ)