TOPアメリカン・プロレスWCW 1988年→WCW:Great American Bash 7/10/88

WCW:Great American Bash 7/10/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

製品ビデオ版?(2時間)でレビューしています。
カットされたAはPPV版?(2時間半)を手に入れたのでそちらでレビュー。

@世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.スティング、ニキタ・コロフ
 (後半10分の収録です)
殴り合いで一気に沸点に到達させると
 アンダーソンが相手と密接しながらの受けによる誘導で、
 ブランチャードが相手と離れている状態から食らいに行く事で
 スティング、ニキタの一級の苛烈さのある技を引き出します。
 ホースメン上手いなぁ。
 しかしディロンの介入からニキタが腕攻めで捕まるシーンが構成としては遅すぎましたね。
 まだ技でしか勝負できないスティング/ニキタ相手に
 20分時間切れありきで考えるとそうなるのも分かるけれども。
 平均的な良試合。 
(執筆日:6/26/10)

AUSタッグ王座戦(コルネットは檻の中):ザ・ファンタスティックス(ch)vs.ミッドナイト・エクスプレス
 (王座移動するのに製品版では大幅カットで2分のみ)
 イートンはここぞという所で大きなインパクトを作り出し、レーンは素晴らしいやられっぷりを見せる。
 またタッグとしてもリズムを自在に操っており、ギアをかた時の精度には感心します。
 一方のファンタスティックス。
 ロジャースはハイ・フライで観客をのせているんですが、
 フルトンの動きがもっさりしているのが目立ちましたね。
 ファタスティックとしても普段に比べコントロール力に欠けた印象を受けました。
好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/5/10)

3試合目−タワー・オブ・ドゥーム:アイヴァン・コロフ、マイク・ロトンド、アル・ペレス、ロシアン・アサシン、ケビン・サリバン vs.ロン・ガービン、スティーブ・ウィリアムス、ロード・ウォーリアーズ、ジミー・ガービン
5対5の対抗戦でトリプル・ケージ
 (Slamboree 00と同じく上は小さいケージ)。
 時間ごとに3段目から入場し1段目から脱出したほうが勝利。
 1段目にはフリーバーズの女子マネ、プレシャスがいる。
 という試合形式。
 ウォー・ゲーム並みにつまらないかと思いきや
 これがハラハラドキドキさせます。
 というのも選手は3段目まで立てかけたラダーを登っていくのですが
 中のレスラーがケージにぶつけるとケージが揺れて揺れて・・・。
 事故が起きないかと心配し通しでした。
 真面目な話試合形式としては最悪。

4試合目−TV 王座戦:マイク・ロトンドvs.スティング
語るような試合ではないことは言わずもがな。
それにしてもこの時期は王座が乱立しすぎですね。

DUS王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.ダスティ・ローデス
 前半はいつも以上に気合の入ったダスティが積極的に動いて重い技も繰り出します。
 これによりウィンダムがいなす王者としての構図になっていて良かったです。
 只場外で間を置く一辺倒で、ダスティも追わないので
 フレアーと比べると画一的な構築でしたね。
 後半はアイアン・クローを受けっぱなし。
 サブミッションを食らった状態で魅せる。
 これはダスティのレスラーとしての一番の長所だと思いますね。
 最近は切り返し重視だけに
 こういう見せ方もあるか、と感心しました。
フィニッシュがガービンの裏切りネタで
 ウィンダムが場外での間を置くのとアイアン・クローしかやってない印象が残っているのは問題ですが
 個人的にダスティの試合の中では一番好きですね。
 中々良い試合。
(執筆日:10/11/09)

ENWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー
 真っ向ファイトのルガー、
 フレアーにとっては御しやすい相手に思えますが
 序盤ではフレアーのリアクションの照準が定まらず無駄に時間を取る場面が見られます。
 倦怠感を覚えましたね。
 ルガーの技を出し尽くしてからフレアーの支配ターンにいくのは2人の型ですが
 その中身は消極的な内容でした。
 終盤は完全にはまって素晴らしい攻防になっていただけに
 ギアがあがるのに時間がかかったのが惜しまれる。
 まあまあ良い試合。

総評。
 ローデス・ファン、ルガーとフレアーの数え歌を集めたい人向けでしょうか。
 特にずば抜けた試合は生まれていないので。 
 @、Aは良い試合のでカットされてないPPV版なら星1つ。 
 (執筆日:9/15/07)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

AUSタッグ王座戦(コルネットは檻の中):ザ・ファンタスティックス(ch)vs.ミッドナイト・エクスプレス

  イートン対フルトンで試合開始。
  組んで離れる。
  フルトンが腰を振る。
  組むとフルトンがヘッド・ロック。
  ロープに押されショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  股下を通ると同時に丸め込む。カウント2。
  仕切りなおし。
  組むとイートンがヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  フルトンは起き上がるとコーナーに押し込む。
  クリーンに離れようとする所にイートンがパンチ。
  コーナーに振る。
  フルトンはコーナーを使ってヘッド・シザース。
  ヘッド・シザース。
  殴り倒す。
  仕切りなおし。
  組むとイートンが自陣に連れて行きタッチ。
  フルトンが素早く離れる。
  組むとフルトンが背を通ってアーム・ドラッグ。
  レーンがソバット。
  ハイ・キックを交互に打っていく。
  顔を蹴り上げる。
  フルトンは場外に転落。
  レーンは場外に下りるとフルトンを鉄柱にぶつけようとする。
  フルトンは振り返してレーンを鉄柱にぶつける。
  リングに戻るとロープに走りスライディング・キック。
  タッチ。
  レーンがリングに戻る。
  組むとロジャースがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  リープ・フロッグを潜って止まるとドロップ・キック。
  ドロップ・キック。
  殴りつける。
  レーンが腹にパンチ。
  後頭部にエルボーを打ちおろす。
  タッチ。
  ロジャースは入ってきたイートンにヒップ・トス。
  アーム・ロック。
  イートンは起き上がるとロープに振りキッチン・シンク。
  ロジャースをコーナー上に載せ殴りつける。
  スーパープレックスを狙う。
  後ろに着地したロジャースを殴りつけようとする。
  ロジャースは避けるとコーナーでオコーナー・ロール。
  カウント2で返されるやセカンド・ロープにのり振り向きざまのクロス・ボディ。カウント2。
  仕切りなおし。
  組むとイートンが腕を取りニー。
  ロジャースは腕を前に戻しイートンの顔に手を当てる。
  イートンはロープに押し込むと殴りつける。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  フルトンがリングに入りイートンの後ろにつく。
  ロジャースは投げられながらも着地。
  フルトンがイートンをロープに押す。
  フルトン、ロジャースが2人でイートンにショルダー・スルー。
  入ってきたレーンも投げる。
  イートンがロジャースの腹にパンチ。
  レーンがフルトンにパンチ。
  コーナーから振ってロジャース、フルトンをぶつけようとする。
  ロジャース、フルトンは足の裏を合わせるように倒れて止まる。
  近づいてきたイートン、レーンを蹴り飛ばす。
  フルトンがレーンをロープに振り腹にパンチ。
  ロジャースがイートンをレーンの方に振る。
  レーンはイートンにショルダー・スルーを決めてしまう。
  フルトンがレーンを殴りつける。
  レーン、イートンはたまらず場外へ。
  ロジャース、フルトンがアピール。
  フルトン対レーン。
  フルトンが腕を取りタッチ。
  ロジャースはロープに走るとフルトンを飛び越えて腕の上にヒップ・ドロップ。
  腕を取る。
  レーンがニー。
  ロープに振りショルダー・スルーへ。
  着地したロジャースを殴りつけようとする。
  ロジャースは避けるとオコーナー・ロール。
  イートンがリングに入りロジャースにフェイス・バスター。
  イートンがカバー。カウント2。
  ロジャースを起こしニー。
  タッチ。
  レーンがロジャースを喉に押しつける。
  エプロンに出ると飛び降りてロジャースの喉をロープに叩きつける。
  リングに戻るとクローズライン。
  タッチ。
  イートンはロジャースをロープに振りバック・エルボー。
  エルボー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  ロジャースは倒れながらもパンチ。
  起こされながらもパンチ。
  イートンが蹴り。
  ネック・ブリーカー。
  カバー。
  ロジャースの脚がロープにかかる。
  タッチ。
  イートンが押さえたロジャースにレーンがソバット。
  タッチすると蹴りを打ち込んでいく。
  イートンが続けてバック・ブリーカー。
  カバーするもフルトンがカット。
  タッチすると自陣に向かうロジャースにしがみつく。
  レーンは控えのフルトンを殴り落とす。
  ロジャースをロープに振りクロス・チョップ。
  フルトンが入ってきてレーンを追っかけまわす。
  レーンは場外に逃げるもレフェリーがフルトンを押さえたので、すぐ戻りロジャースを起こす。
  イートンがロジャースにパンチ。
  レーンがカバー。カウント2。
  ロジャースを起こし顔をマットに叩きつける。
  タッチ。
  イートンがロジャースを起こそうとする。
  パンチを食らうもバック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  アーム・バー・テイク・ダウン。
  ハンマー・ロック。
  ロジャースは起き上がるとバック・エルボー。
  ロープに走る。
  ショルダー・スルーを狙ったイートンにフェイス・バスター。
  両者ダウン。
  イートンが先にタッチ。
  レーンが起き上がろうとするロジャースの頭部を蹴り上げる。
  控えのフルトンに蹴り。
  フルトンはかわすとやり返そうとリングに入る。
  しかしレフェリーに押さえつけられる。
  その隙にレーンはロジャースを押さえつける。
  控えのイートンがロジャースを殴り飛ばす。
  レーンがカバー。カウント2。
  アブナミドル・ストレッチ。
  イートンに引っ張らせて威力強化。
  フルトンがそれを指摘しようとリングに入るもレフェリーはフルトンを戻す事しか頭にない。
  レーンがロジャースを場外に落とす。
  イートンがロジャースを鉄柱にぶつけようとする。
  ロジャースは防ぐと逆に鉄柱にぶつける。
  リングに戻る。
  待ち構えていたレーンがヘッド・バッド。
  蹴り。
  殴りつける。
  ロジャースがパンチ。
  レーンは打ち返すとロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  ロジャースがサンセット・フリップへ。
  レーンが脚を叩きつけて逃れる。
  ロジャースの髪を掴むとイートンにタッチ。
  ロジャースの脚を引っ張り倒す。
  イートンがロジャースにボディ・スラム。
  コーナーに上がりダイビング・レッグ・ドロップ。
  交代したレーンがカバー。
  フルトンがカット。
  レーンはロジャースを起こすとアブナミドル・ストレッチ。
  腹にパンチ。
  ロシアン・レッグ・スイープ。
  タッチ。
  イートンがコーナー上へ。
  レーンがイートンをミサイル・ランチャーで投げる。
  ロジャースは両膝を立ててイートンを迎撃。
  両者ダウン。
  ロジャースがタッチ。
  フルトンがイートンを殴り倒す。
  ロープに振りショルダー・スルー。
  ヘッド・ロックを決め頭を殴りつける。
  イートンが持ち上げようとする。
  フルトンは持ち上げられながらも入ってきたレーンを蹴り飛ばして着地。
  フルトンがイートンのバックを取り丸め込む。
  カウント2の返された勢いを利用し、先にいたイートンにクローズライン。
  フルトンがイートンにヘッド・ロック。
  イートンがロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  フルトンは飛び越える。
  先にいたレフェリーは激突を避けるため伏せる。
  場外のレーンがフルトンの脚を引っ張る。
  気を取られたレーンにイートンがニー。
  場外へと崩れたイートンをレーンがキャッチしてパワー・スラム。  
  ロジャースがイートンをロープに振ろうとする。
  振り返すも大きなクロス・ボディ。
  しかしレフェリーまで巻き込まれる。
  ロジャースはイートンを起こすとコーナー先の鉄柱にぶつける。
  レーンが入ってきてロジャースに突進。
  ロジャースがカウンターでショルダー・スルー。
  レーンの頭部を殴りつける。
  レーンはロジャースのパンツを掴んで場外に落とす。
  イートンは拳にチェーンを巻きつけている。
  場外でレーンとロジャースが殴りあい。
  フルトンがイートンを起こそうとする。
  イートンが鎖を巻いた拳を叩きつける。
  カバーし1,2,3!
  MNEが新チャンピオンに!

試合結果

@世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.スティング、ニキタ・コロフ(10分時間切れ引き分け)
AUSタッグ王座戦(コルネットは檻に入れられる):ザ・ファンタスティックス(ch)vs.ミッドナイト・エクスプレス(新チャンピオン!)
Bタワー・オブ・ドゥーム:アイヴァン・コロフ、マイク・ロトンド、 アル・ペレス、ロシアン・アサシン、ケビン・サリバンvs.ロン・ガービン、ス ティーブ・ウィリアムス、ロード・ウォーリアーズ、ジミー・ガービン
CTV 王座戦:マイク・ロトンドvs.スティング(DQ)
DUS王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.ダスティ・ローデス
ENWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(DQ)