TOPアメリカン・プロレスWCW 1988年→WCW:Jim Crockett Sr. Memorial Cup 4/22/88,4/23/88

WCW:Jim Crockett Sr. Memorial Cup 4/22/88,4/23/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間50分です。

収録時間が短いので省略
@1回戦:ジミー・ヴァリアント、マイティ・ウィルバーvs.イワン・コロフ、ディック・マードック
A2回戦:スティーブ・ウィリアムス、ロン・シモンズvs.マイク・ロトンド、リック・スタイナー
B2回戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャードvs.ケンドール・ウィンダム、イタリアン・スタリオン
C2回戦:ロード・ウォーリアーズvs.ジヴ・トーンズ
D2回戦:ファンタスティックスvs.ラリー・ズビスコ、アル・ペレス
E2回戦:スティング、レックス・ルガーvs.ディック・マードック、イワン・コロフ
F2回戦:ミッドナイト・エクスプレスvs.シーファーダーズ(2年前には到底及ばないレベル)
Gプリンス・オブ・ダークネス・マッチ:ジミー・ガービンvs.ケビン・サリバン

Hバンクハウス・スタンピード(Bunkhouse Stampede 1/24/88)
 ケージ内のバトル・ロイヤルですね。
 ウォー・ゲームスのようなヒット商品を狙ったのでしょう。
 しかし全員敵同士で、映像が短い間隔でそれぞれに切り替わるので見ていて何の流れも無い。
 完全に悪い意味でカオスです。
 しかも脱落方法は相手をケージに出す事なので
 意味不明にケージを上って落ちたり、扉でせせこましい攻防をする事になる。
 しかも最後にダスティと相対するのはバーバリアン。
 ひどい試合です。 
 (15分)

I準々決勝:ロード・ウォーリアーズvs.パワーズ・オブ・ペイン
 本家対もどき。
 PoPが見かけだけのでかさがあるので
 ウォーリアーズもそれなりに苦戦してあばれがいがあったかと。
 最後はウォーリアーズを脱落させる際の定番である反則フィニッシュ。
 (9分)

Jブル・ロープ・マッチ:ミッドナイト・ライダーvs.JJディロン
 出場停止中のダスティがマスクを被ってマネージャーを甚振る。
 大人気ない。
 ひどい茶番です。

K準決勝:スティング、レックス・ルガーvs.パワーズ・オブ・ペイン
 スティング、ルガーがまるで輝かない。
 PoPの塩っぷりに脱帽です。
 (5分半)

L準決勝:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャードvs.ファンタスティックス
 今回ファンタスティックスは得意のスポットを出さず地味。
 ロジャースではなくフルトンが捕まっていたし。
 特別な試合ではないが間違いなく良い試合です。
 (7分)

MNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ニキタ・コロフ
 86年Starrcadeのメイン・カード再び。
 しかし低調な内容でしたね。
 元々30分に及ぶ試合だそうで、
 そのためかニキタの拙いレスリング、脚攻めを見せられますし、
 フレアーも適切に相手の勢いを切れていません。
 更にオーバー・ザ・トップ・ロープの反則というフィニッシュです。
 (10分)

N決勝:スティング、レックス・ルガーvs.アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード
 スティング、ルガーは気後れする事なく立ち向かい、
 基本を押さえた素直な試合運びを魅せます。
 そこにホースメンが緩急を付け加え上質な物に精錬しました。
 今大会で一番の出来でしょうね。
 しかしスティング、ルガーにはやや流れを逸脱する場面が見られるし、
 まだ耐えキャラを開発していないので、そこまでの輝きではない。
 また相手のディロンが介入している訳でもないのに(カットされている前半にある?)
 マグナムが普通に手を出しているシーンには首を傾げましたね。
 中々良い試合か、それをやや下回るかな、という印象。
 (途中から12分)

総評。
 Mid Southと全日からの参戦がなくなり、パワーズ・オブ・ペインがプッシュされているのでいまいち。
 トーナメント外の試合も悪く、フルで見たかったと思わせない内容です。
 (執筆日:3/9/10)  
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

N決勝:スティング、レックス・ルガーvs.アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード

  (カット)
  ブランチャードはルガーを組むとすぐにニー。
  コーナーに振ろうとする。
  ルガーが振り返し殴りつける。
  控えのアンダーソンも殴りつける。
  ブランチャードがタッチ。
  組むとアンダーソンが腕を取る。
  髪を掴んで倒す。
  ルガーはすぐに起き上がって離れる。
  組むとルガーがヘッド・ロック。
  アンダーソンが押し上げようとするも戻される。
  ロープに押し込む。
  離れずショルダー・ブロック。
  ロープに振りクローズラインへ。
  ルガーは避けるとネック・ハンギング・ツリー。
  命乞いするアンダーソンを起こしヒップ・トス。
  ドロップ・キックを決める。
  アンダーソンは場外に出ると帰ろうとする。
  リング・サイドに戻ってきてタッチ。
  レフェリーは認められないという。
  アンダーソンがリングに戻る。
  組むとルガーがヘッド・ロック。
  グラウンドに倒す。
  アンダーソンがグラウンド・ヘッド・シザース。
  ルガーが体勢を変える。
  タッチしてブランチャードが入ってくる。
  ルガーがボディ・スラム。
  腕を取りタッチ。
  スティングが腕を取る。
  エプロンに出てブランチャードを引き戻す。
  レフェリーが離すよう言う。
  ブランチャードは離されるとすぐ場外に出る。
  リングに戻るとスティングをロープに振ろうとする。
  スティングは振り返すとボディ・リフト。
  ミリタリー・プレス。
  場外に逃げようとするブランチャードをルガーが押さえつける。
  マグナムがブランチャードに裏拳。
  スティングがブランチャードを殴り倒す。
  入ってきたアンダーソンを殴り倒す。
  ルガーがアンダーソンを殴りつける。
  スティングがブランチャードを蹴りつけ10カウント・パンチ。
  ルガーとアンダーソンは控えに戻る。
  スティングが腕を取る。
  レフェリーがアンダーソンを注意している隙にルガーがノー・タッチで交代しハンマー・ロック。
  起き上がったアンダーソンの腕をロープに絡めロープに叩きつける。
  リスト・ロック。
  自陣に向かおうとしたアーンを殴り倒す。
  ハンマー・ロックで抱えるとコーナーに叩きつける。
  アンダーソンが腹にヘッド・バッド。
  自陣に向かおうとする。
  ルガーが腕を取って引っ張り倒す。
  アンダーソンが自陣へと押し込もうとする。
  ルガーが寸前でブランチャードを殴り倒す。
  アンダーソンの腕を取り直すと自陣へ。
  タッチしたスティングがセカンド・ロープから腕を殴りつける。
  コーナーに振りスティンガー・スプラッシュへ。
  アンダーソンは避けて自爆させるとタッチ。
  ブランチャードがスティングを場外に落とす。
  場外に下りると蹴り。
  柵に押し込んでぶつける。
  柵に振ってぶつける。
  ルガーがスティングの許にいって起こす。
  ブランチャードはリングに戻ってきたスティングにバック・ブリーカー。
  カバー。カウント2。
  ブランチャードがニー。
  顔を掴んで引っかく。
  自陣のターン・バックルに押し付ける。
  レフェリーが引き離している隙にアンダーソンが紐で首を絞める。
  交代したアンダーソンがスティングをロープに振りクローズラインへ。
  避けられるもスパイン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  手を掴んで押し込む。カウント2。
  スティングはそのナックル・ロックの状態から起き上がると逆に倒す。
  アンダーソンは倒されるも少し持ち上げて近くのブランチャードとタッチする。
  ブランチャードはリングに入ると組み伏せているスティングにニー。
  スティングをコーナーで殴りつける。
  腹にパンチ。
  持ち上げると自陣コーナーに叩きつける。
  タッチし顔に張り手。
  アンダーソンがスティングにスナップ・メア。
  顔を踏みつけようとする。
  スティングは受け止めると起き上がってクローズライン。
  アンダーソンがタッチ。
  ブランチャードが自陣に向かおうとするスティングにエルボー。
  コーナーでパンチ。
  コーナーに振ろうとする。
  スティングが振り返しスティンガー・スプラッシュ。
  スコーピオン・デス・ロック。
  ブランチャードは食らいながらも近くのアンダーソンにタッチ。
  アンダーソンはスティングを殴りつけるとDDT。
  カバーするもカウント2。
  スティングが腹にパンチ。
  殴りつけていくとタッチ。
  ルガーがアンダーソンを殴りつける。
  ロープに振りバック・エルボー。
  入ってきたブランチャードを殴りつけると2人の頭をぶつける。
  アンダーソンがルガーにニー。
  ロープに振りスパイン・バスター。
  カバーするもスティングがカット。
  ブランチャードが入ってきてスティングと殴り合い。
  場外へ。
  アンダーソンがルガーを持ち上げる。
  マグナムがロープ越しにアンダーソンの脚を払う。
  ルガーが上になる。カウント2。
  アンダーソンは怒ってマグナムの髪を掴む。
  後ろからルガーがスクール・ボーイを決め1,2,3!
  スティング、ルガー、マグナムは抱き合って喜ぶ。

試合結果

@1回戦:ジミー・ヴァリアント、マイティ・ウィルバーvs.イワン・コロフ、ディック・マードック
A1回戦:スティーブ・ウィリアムス、ロン・シモンズvs.マイク・ロトンド、リック・スタイナー(カウントアウト)
B2回戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャードvs.ケンドール・ウィンダム、イタリアン・スタリオン
C2回戦:ロード・ウォーリアーズvs.ジヴ・トーンズ
D2回戦:ファンタスティックスvs.ラリー・ズビスコ、アル・ペレス
E2回戦:スティング、レックス・ルガーvs.ディック・マードック、イワン・コロフ
F2回戦:ミッドナイト・エクスプレスvs.シーファーダーズ
Gプリンス・オブ・ダークネス・マッチ:ジミー・ガービンvs.ケビン・サリバン
Hバンクハウス・スタンピード(優勝:ダスティ・ローデス)(Bunkhouse Stampede 1/24/88)
I準々決勝:ロード・ウォーリアーズvs.パワーズ・オブ・ペイン(DQ)
Jブル・ロープ・マッチ:ミッドナイト・ライダーvs.JJディロン
K準決勝:スティング、レックス・ルガーvs.パワーズ・オブ・ペイン
L準決勝:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャードvs.ファンタスティックス
MNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ニキタ・コロフ(DQ)
N決勝:スティング、レックス・ルガー(優勝!)vs.アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード