TOPアメリカン・プロレスWCW 1988年→WCW:Clash of the Champions IV:Season's Beatings 12/7/88

WCW:Clash of the Champions IV:Season's Beatings 12/7/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約2時間で す。

@USタッグ王座戦決勝:ロン・シモンズ、エディ・ギルバートvs.ファンタスティックス
 ファンタスティックスの懐の深さをベースに
 ギルバートが古典的細工を加えています。
 決勝という事で30分という制限時間を一杯に使っており
 相応の構築が出来ているものの小刻みに出しているので
 20分弱に圧縮しても全然いける内容。
 シモンズは新人で黒人スターとしての華だけですしね。
 平均より少し上。

Aスティーブ・ウィリアムスvs.イタリオン・スタリオン
 まどろっこしさに溢れた内容。
 見せ場はスカッシュ・マッチ的なのに
 長引かせると言う一心で場外を挟んだりサブミッションにいったりしています。
 ひどい試合。

Bアイヴァン・コロフvs.ポール・ジョーンズ
 コロフは片手で戦うと言う内容。
 カットされていても分かる茶番です。
 試合後CCCPがコロフを襲撃し、JYDが助けに来ます。

C6マン・タッグ王座戦:ダスティ・ローデスvs.アニマル
 ウォーリヤーズ、ローデスで王者だったのですが
 ウォーリヤーズがヒール・ターンし裏切ったために
 どちらが王座を持つかという事で組まれた試合。
 しかし乱立された王座の一つのようで
 Starrcadeのスティング、ローデス対ウォーリヤーズの振りだけで終了。
 悪い試合。

Dミッドナイト・エクスプレスvs.リック・フレアー、バリー・ウィンダム
ストーリー的には(WWEに移籍した)アンダーソン、ブランチャードを追放した
 MNエクスプレスにホースメンがリベンジを誓って、というもの。
 相手がホースメンという事でMNエクスプレスはベビーフェイス側に回り
 いつもと勝手が違って見劣りするのではないか、と思いきや
 イートンとレーンのそれぞれの攻めの違いの利用、
 試合における役割の理解、と相変わらず素晴らしいものがあります。
 フレアー、ウィンダムは控えも絡んだやられっぷりから
 細かい駆け引きを加えていき緻密なストーリー、戦略性をもたらしました。
 トップ・シングル2人対トップ・タッグのドリーム・マッチにふさわしい内容でした。
文句なしに好勝負。

総評。
 2-4試合はいらない内容ですが
 オープニングとメインはしっかりしていて
 タッグ好きにはたまらない内容になっていますね。
 (執筆日:11/18/09) 
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

Dミッドナイト・エクスプレスvs.リック・フレアー、バリー・ウィンダム

  イートン対フレアーで試合開始。
  組むとイートンがコーナーに押し込む。
  クリーンに離れるも自慢げなフレアーに張り手。
  ウィンダムも殴ろうとするがかわされる。
  フレアーを真似て髪をなでつける。
  組むとコーナーに押し込もうとする。
  フレアーが体勢を入れ替えチョップ。
  イートンは殴り返して押していく。
  コーナーに振りショルダー・スルー。
  ウィンダムが入ろうとするも気づかれ戻る。
  イートンがフレアーをコーナーに振る。
  一回転してエプロンに出たフレアーをレーンが殴り倒す。
  交代したレーンがフレアーに蹴り。
  フレアーがパンチ。
  ロープに振ろうとする。
  レーンは振り返して蹴りを放つ。
  フレアーが受け止めタッチ。
  レーンはそこで延髄切り。
  ウィンダムは攻撃できず距離をとる。
  組むとウィンダムがヘッド・ロック。
  レーンはロープに振るとロープ・ワークからドロップ・キック。
  組むとウィンダムがレーンをコーナーに押し込みパンチ。
  パンチを叩き込む。
  ボディ・スラム。
  コーナーにのぼりダイビング・エルボー・ドロップへ。
  レーンは避けるとドロップ・キック。
  蹴りを叩き込むとウィンダムは場外に転落。
  フレアーが駆け寄るもイートンに威嚇され戻っていく。
  レーンがウィンダムをエプロンに叩きつける。
  ついでにイートンがウィンダムを殴りつける。
  レーンはロープを引っ張りエプロンに上がってきたウィンダムをリングに投げ入れる。
  イートンにタッチ。
  ウィンダムは後ずさりしてフレアーにタッチ。
  イートンがフレアーにヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  ヒップ・トスを狙ってきたフレアーにヒップ・トス。
  入ってきたウィンダムにもヒップ・トス。
  フレアーにボディ・スラム。
  ウィンダムにボディ・スラム。
  フレアーがイートンの腹にパンチ。
  2人でイートンをロープに振りクローズラインへ。
  イートンは避けるとフライング・クローズライン。
  ウィンダムをカバーするも権利があるのはフレアー。
  フレアーは場外に出て間を置く。
  イートンはレーンにタッチ。
  リングに戻る。
  フレアーがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  レーンがドロップ・トー・ホールドから4の字。
  イートンはリングに入ると入ってきたウィンダムを殴りつけ4の字。
  お互いを助ける。
  フレアーはレーンを場外に投げ捨てる。
  レーンはすぐエプロンに戻るとロープを飛び超えてリングに戻りバック・エルボー。 
  カバーするもカウント2。
  フレアーが腹にパンチ。
  チョップ。
  レーンがパンチ。
  蹴りをいれソバット。
  イートンにタッチ。
  フレアーは命乞いをして自陣へ。
  組むとフレアーがニー。
  パンチ。
  チョップ。
  エルボー。
  パンチを打ってきたイートンにチョップを打つ。
  イートンが押していきフレアーを殴り倒す。
  タッチ。
  フレアーはレーンの腹にパンチ。
  レーンがヘッド・ロック。
  ロープに振られショルダー・タックル。
  ロープに走る。
  フレアーがカウンターでバック・エルボー。
  交代したウィンダムはレーンをロープに振るとパワー・スラム。
  カバーするもカウント2。
  ニー・ドロップへ。
  避けられ自爆するもフレアーにすぐタッチ。
  フレアーはレーンをコーナーにもたれさせるとチョップにパンチ。
  スナップ・メア。
  コーナー上へ。
  レーンが捕まえデッドリー・ドライブ。
  レーンがタッチ。
  イートンはフレアーを殴りつける。
  10カウント・パンチ。
  コーナーに振る。
  フレアーは一回転してエプロンに出るとコーナーに駆け上がり飛ぶ。
  イートンはカウンターで腹にパンチ。
  ネック・ブリーカー。
  ウィンダムが入ってきて殴りつけようとする。
  イートンはガードし逆に殴りつける。
  レーンと2人でフレアーをロープに振るとフラップジャック。
  ウィンダムを殴りつけてからフレアーをカバー。
  フレアーの脚がロープにかかる。
  フレアーがイートンの腹にパンチ。
  ヘッド・ロック。
  イートンはロープに振りオコーナー・ロール。
  ウィンダムがカット。
  フレアーがタッチ。
  ウィンダムはイートンを起こすと持ち上げる。
  アトミック・ドロップ。
  殴り落とす。
  エプロンに引き上げるとリング内へのブレーン・バスター。
  ロープに振るとパワー・スラム。
  タッチしたフレアーがニー・ドロップ。
  顔に張り手を決め踏みつける。
  コーナーにもたれさせチョップにパンチ。
  イートンが場外に転落。
  ウィンダムがイートンを持ち上げ柵の上に落とす。
  レーンがウィンダムに殴りかかる。
  レフェリーがレーンを戻している隙にフレアーがエプロンから飛びイートンを殴りつける。
  チョップ。
  リングに戻る。
  イートンをリングに引き入れるとチョップ。
  タッチするとロープに振る。
  ウィンダムがフライング・ラリアット。
  カバーするもカウント1。
  ガット・レンチ・スープレックス。
  ニー・ドロップ。
  ロープに振りスリーパー。
  イートンがアーム・ドラッグに切り替えしてほどく。
  ウィンダムはすぐ起き上がるとイートンを押さえつけタッチ。
  フレアーがイートンに蹴り。
  イートンがパンチ。
  フレアーがチョップを打ち倒す。
  起こすとロープに走りパンチへ。
  イートンはガードするとパンチ。
  フレアーがエルボーを落とす。
  イートンがパンチ。
  フレアーがチョップにパンチ。
  イートンがパンチ。
  フレアーがチョップ。
  イートンがパンチ。
  フレアーは痛がって自ら倒れこむが何とかタッチ。
  ウィンダムがイートンを押さえにいくが間に合わずタッチ成功。
  レーンがウィンダムにソバット。
  フレアーにソバット。
  ウィンダムとフレアーを殴りつける。
  ウィンダムをロープに振りショルダー・スルー。
  フレアーをロープに振りショルダー・スルー。
  2人の頭をぶつける。
  ウィンダムに蹴りを入れるとタッチ。
  フライング・クローズライン+払い蹴りをウィンダムに決める。
  レーンが蹴りでフレアーを落とす。
  イートンがコーナー上からウィンダムにダイビング・レッグ・ドロップ。
  JJディロンがリングに入ろうとする。
  コルネットがラケットを叩きつけもみあいになる。
  フレアーはその裏でこっそりリングに入りカバーしていたイートンの後頭部を殴りつける。
  ウィンダムの腕をイートンの上にのせる。
  レーンが気づいてカットにいくが間に合わず1,2,3!
  フレアー、ウィンダムの勝利!

試合結果

@USタッグ王座戦決勝:ロン・シモンズ、エディ・ギルバートvs.ファンタスティックス(新チャンピオン!)
Aスティーブ・ウィリアムスvs.イタリオン・スタリオン
Bアイヴァン・コロフvs.ポール・ジョーンズ
C6マン・タッグ王座戦:ダスティ・ローデスvs.アニマル(新チャンピオン!)(DQ)
Dミッドナイト・エクスプレスvs.リック・フレアー、バリー・ウィンダム