TOPアメリカン・プロレスWCW 1988年→WCW:Clash of the Champions II-Miami Mayhem 6/8/88

WCW:Clash of the Champions II-Miami Mayhem 6/8/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間50分です。

@US王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.ブラッド・アームストロング
 ブラッドは良い動きを見せるものの統一感がなく
 何を売りにしたいのか分からないので、
 バリーを守勢に回らせる説得力が足りない。
 悪くない試合ではあるが14分という時間がじれったい。

 ホースメンがリムジンで会場入りしたルガーを襲撃しリンチ。

AUSタッグ王座戦:ファンタスティックス(ch)vs.シーファーダーズ
 後にキワモノ・ブッシュワーカーズとして知られるシーファンダーズですが、
 この頃は1つ1つの打撃に勢い、重みがありますね。
 ニュージランド・ギミックもあるし、
 相手が試合をコントロールしてくれさえすればヒールとして通用する。
 そしてファンタスティックスは17分の試合時間でもそれが出来るタッグです。
 まあ10分台前半で全然良いと思いますけどね。
 まあまあ良い試合。

Bロニー&ジミー・ガービンvs.ヴァーシティ・クラブ(リック・スタイナー、マイク・ロトンド)
 ヴァーシティ・クラブの首領サリバンがガービンズのセコンド、プレシャスをストーキングしているストーリー。
 この試合ではサリバンがリングサイドの檻の中に入っており、
 他ならぬプレシャスがその檻の鍵を持っている状況です。
 その状況が試合に対する集中力を奪ってますね。
 檻から出てサリバンがプレシャスに襲いかかった時と被ったため
 試合の決着を誰も見ていませんでした。
 悪い試合。
 プレシャスはスティーブ・ウィリアムスが救出しお姫様抱っこ。 
 しかしプレシャスはウィリアムスが嫌いなようで
 自分を守ってくれなかった恋人ジミーにも怒って1人で退場していきます。

Cニキタ・コロフvs.アル・ペレス
 打撃主体で中身自体はまずまず。
 しかし決着に目を向けられないままズビスコ乱入で終わり。
 悪くない試合。

D世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.スティング、ダスティ・ローデス
 スティングはやる事を用意してやらなければならないし、
 ダスティは盛り上げ上手だが瞬間だけで流れにならない。
 1.5の力を持つタッグが無駄にミックスして1の見せ場を作っている印象。
 最後はバリー乱入で終了です。
 平均レベル。

総評。
 Iとは違い、時間が2倍になっただけのTVショーという印象ですね。
 カードも弱かった。
 (執筆日:3/6/10) 
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@US王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.ブラッド・アームストロング
AUSタッグ王座戦:ファンタスティックス(ch)vs.シーファーダーズ
Bロニー&ジミー・ガービンvs.ヴァーシティ・クラブ(リック・スタイナー、マイク・ロトンド)
Cニキタ・コロフvs.アル・ペレス(DQ)
D世界タッグ王座戦:アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード(ch)vs.スティング、ダスティ・ローデス(ダブルDQ)