TOPアメリカン・プロレスWCW 1988年→WCW:Bunkhouse Stampede 1/24/88

WCW:Bunkhouse Stampede 1/24/88の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間30分です。
@TV王座戦:ニキタ・コロフ(ch)vs.ボビー・イートン
 ニキタは正々堂々を気取るのは良いけど
 ここぞという所で引いて流れをぶつ切りにしている。
 一方のイートンもヒールの割に勝気すぎで完全にベビーフェイス/ヒールが逆転している。
 終盤のギア・アップもなく全体を通して同じ感じだったな、という印象になってしまう
 少し悪い試合。
 試合後レーンも加わりニキタをリンチ。

Aウェスタン・ステイト・ヘリタイジ王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.ラリー・ズビスコ
 ウィンダムは小さなファイトでその恵まれた素質を生かしていません。
 それ故ズビスコの粘着性も悪い形で目立ってしまいます。
 最後はベイビー・ドールがレフェリーの振りしてカウントし
 勝利したと誤解したウィンダムをズビスコが丸め込むというチープ・フィニッシュ。
 最後のエンディングしか印象に残りませんね。
 少し悪い試合。

BNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ロード・ウォーリアー・ホーク
 ホークは無敵ギミックを使うものの表情、アピールを使わないんですよね。
 それがフレアーのテンプレート構築の力を減じている部分がある。
 しかしこのクールさがホークの格好良さでもあり、
 フレアーの仕事を減じた分は自ら安定した試合運びで補っている。
 2年前のグレアメ・ツアー時と比べ試合時間が延びた事に比例してクオリティも上がっていますね。
 大枠はマンネリといえばマンネリですが
 フィニッシュの仕方などを見るにつけスティング/ルガー戦とは違う面白さも出ているように思います。
 中々良い試合。

Cバンクハウス・スタンピード
 ケージ内でのバトル・ロイヤルです。
 途中から放送される事もあり何がなにやらまったくラインが見えません。
 目の前の相手以外の事を考えられているレスラーはいませんね。
 しかもこの形式ケージの外に出たら脱落という変則ルール。
 ケージを越えて落とすか扉から出すしかなく縛りが強すぎます。
 一番目立っていたのはルガーですが
 優勝をかっさらうのはほとんどやられて何も活動してなかったダスティ。
 3回目で3度目の優勝とかありえませんね・・・。
 少し悪い試合。
 ちなみにこれがNWAでアール・ヘブナーが裁いた最後の試合だそうです。

総評
 ロング・マッチ4試合という構成ですが鉄板のフレアーの試合を除いて全て外れ。
 ウォーリアーズ・ファンにとってシングルで活躍する姿は貴重かもしれないけど・・・。
 (執筆日:2/17/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@TV王座戦:ニキタ・コロフ(ch)vs.ボビー・イートン(20分時間切れ)
Aウェスタン・ステイト・ヘリタイジ王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.ラリー・ズビスコ(新チャンピオン!)
BNWA王座戦:リック・フレアー(ch)vs.ロード・ウォーリアー・ホーク(DQ)
Cバンクハウス・スタンピード(優勝:ダスティ・ローデス!)