WCW:Great American Bash 7/1/87〜7/31/87の分析
名勝負 | ウォー・ゲームス:ダスティ・ローデス、ロード・ウォーリヤーズ、ニキタ・コロフ、ポール・エラリングvs.リック・フレアー、アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード、レックス・ルガー、JJディロン(Great American Bash 7/4/87) |
好勝負 | なし |
約2時間です。
@ウォー・ゲームス:ダスティ・ローデス、ロード・ウォーリヤーズ、ニキタ・コロフ、ポール・エラリングvs.リック・フレアー、アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード、レックス・ルガー、JJディロン(Great American Bash 7/4/87)
初回なので個々のアドリブ頼みでカオスをコントロールできていません。
しかしそのカオス自体はとんでもなく強靭で闇が深い。
この頃のNWA選手は何て陰鬱な乱戦をするんでしょうか。
喧嘩を知っているというか・・・時代なのかな。
でも他の団体の選手には出来ないからなぁ。
まあ原因は良く分かりませんが、憎しみが場に充満している。
画面に映っていない所の戦いがずしり、ずしりと響いてくるのは異常です。
また最初にコントロールできていないと書いたけれども
その要素は小さいながらも散見されます。
・2つのリングがある事を意識して動いている選手がいる。
・天井を掴んで蹴るシーンがある。
・ホースメンの間に連帯感がある。
・それぞれにマネージャーが入っている事でフィニッシュへの道筋が出来る。
そして何よりフレアーの偉大さを感じましたね。
こんな個々の行動によって成り立つ乱戦でも見せ場にとことん絡んでくる。
入ってきたレスラーに挨拶するかのように襲いかかっていって
命乞いして、やられて、ダーティ・ワークでお返しして、とお疲れ様です、と言いたくなる様な仕事っぷりでしたね。
オリジナルにして他を寄付けない陰惨さを誇る闘争。
ぎりぎり名勝負です。
(執筆日:10/10/09)
Aウェスタン・ヘリテイジ王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.リック・スタイナー
やたらとリックが攻めているにしてはおかしなフィニッシュで終了。
普通に丸め込めばよいのに。
途中からで3分ほどです。
BUS王座戦:ニキタ・コロフ(ch)vs.レックス・ルガー
こちらは14分ですが途中からかも。
瞬間的な熱狂はあるものの、
落とす部分になるとやはり退屈ですね。
少し悪い試合。
Cディック・マードックvs.スティーブ・ウィリアムス
3分収録。
としか言いようのない内容。
Dフリーバーズvs.イワン・コロフ、マニー・フェルナンデス、ポール・ジョーンズ
これもですね。
E$100,000バーブド・ワイヤー・ラダー・マッチ:タリー・ブランチャードvs.ダスティ・ローデス
途中から11分。
NWA程有刺鉄線を必要としていない団体もないし、
ラダーの使い方は創造性の欠片もなく、ラダーに対する受けは一切なしといってよい。
ひどい試合。
FNWA王座戦、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.ジミー・ガービン
フレアーのテンプレートな試合内容ですが
ジミーでは力不足でリズムもスケールも物足りないですね。
平均レベル。
GNWA世界タッグ、USタッグ王座戦:ロックンロール・エクスプレス(World)vs.ミッドナイト・エクスプレス(US)
MMEがまだ成長過程だし、それぞれのタッグをきっかりはめる型にまで唐突していないけれども
両者の魅力が出た華麗な攻防が繰り広げられます。
ダブル・タイトルという事でフィニッシュは反則でしたが
乱入したセコンドが帽子を落とし忘れて発覚するというのは面白い。
まあまあ良い試合。
Hウォー・ゲームス:ダスティ・ローデス、ロード・ウォーリヤーズ、ニキタ・コロフ、ポール・エラリングvs.リック・フレアー、アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード、レックス・ルガー、ウォー・マシーン(Great American Bash 7/31/87)
この時代ならではの素晴らしい乱戦である事は確かなのですけどね。
どうしても#1と比べてしまう。
そしてその結果これは完全な劣化版というしかありません。
散見された小さな要素が無くなる、あるいは減じています。
JJもでかいけど没個性で中途半端なウォー・マシーン(後のビッグ・ボス・マン)に代わっていますしね。
唯一特筆すべきはフィニッシュでしょうか。
スパイク・リスト・バンドというよくわからない凶器を使っていましたが
アイデアを出して華々しく締めようと言うのは後の92年につながるものがあります。
好勝負に少し届かず。
総評
とにかくウォー・ゲームスに尽きますね。
こういう内容が好きなら初回の傑作に加えて、#2も収録されている
このビデオはマスト・バイになるでしょうね。
(執筆日:11/20/09)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
@ウォー・ゲームス:ダスティ・ローデス、ロード・ウォーリヤーズ、ニキタ・コロフ、ポール・エラリングvs.リック・フレアー、アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード、レックス・ルガー、JJディロン(Great American Bash 7/4/87)ダスティ対アンダーソンで試合開始。
組むとダスティがエルボーを頭部に落とす。
アンダーソンが離れる。
ダスティは別のリングにいくとセカンド・ロープにのって待ち受ける。
近づいてきたアンダーソンに天井を掴んで蹴りつける。
別のリングへと投げる。
アンダーソンがダスティに拳を叩き込む。
ダスティがパンチを叩き込んでいくロー・ブロー。
起こそうとする。
アンダーソンがニー。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
ダスティがDDT。
アンダーソンを連れてコーナーに上る。
首を締め上げる。
ケージに叩きつける。
アンダーソンは誰もいない所に拳を振ってダウン。
アンダーソンがダスティの脚に蹴り。
ダスティは別のリングに逃げる。
追ってきたアンダーソンの腹にパンチ。
ケージにぶつける。
アンダーソンが腹にパンチ。
スナップ・メアからニー・ドロップへ。
ダスティは避けると4の字。
放す。
ブランチャードが入る。
2人でダスティを蹴りつける。
ダスティは2人の頭部にエルボーを落としぐるぐるパンチ。
アンダーソンがダスティにニー。
ブランチャードが押さえたダスティにアンダーソンが拳を叩き込んでいく。
ブランチャードがダスティの脚を蹴りつけ4の字。
アンダーソンがダスティの体を押さえる。
ブランチャードは放すとコーナー上へ。
天井を掴みながら飛び脚を踏みつけた様子。
アニマルが入る。
アンダーソンを殴りつける。
ブランチャードを別のリングに投げ入れる。
アンダーソンにクローズライン。
ブランチャードをベア・ハグするとスリング・ショットのように動かしケージにぶつけていく。
アニマルがブランチャードをロープに振りフライング・ショルダー・タックル。
ケージにぶつける。
アニマルとダスティがブランチャードを殴りつける。
ブランチャードはロープに干された形でダウン。
アンダーソンが飛び技を狙う。
アニマルがカウンターでクローズライン。
アンダーソンにエルボー・ドロップ。
ダスティがブランチャードをケージにぶつける。
アニマルがアンダーソンをケージにぶつける。
フレアーが入る。
アニマルに襲いかかり背中を引っかく。
チョップを打ち込む。
フレアーとアンダーソンがアニマルをケージにぶつける。
Wooooと叫び腰を振る。
フレアーとアンダーソンがアニマルをケージにぶつける。
フレアーが押さえたアニマルにアンダーソンが拳を叩き込む。
ダスティがアンダーソンにクローズラインを決め救い出す。
フレアーにクローズライン。
アニマルがブランチャードにロー・ブロー。
フレアーがアニマルの顔を引っかく。
フレアーがダスティにチョップ。
ケージにこすりつける。
ブランチャードが飛んでアニマルを殴りつける。
コロフが入る。
フレアーとアンダーソンがコロフをコーナーに振り突進。
コロフがカウンターで2人にクローズライン。
ブランチャードが誰かにケージにぶつけられる。
アニマルがフレアーをケージにぶつける。
コロフがブランチャードをロープに振りクローズライン。
アニマルがフレアーにボディ・リフト。
ダスティがアンダーソンにセカンド・ロープからニー・ドロップ。
脚にエルボー・ドロップ。
フレアーがコロフにニーをいれチョップを打ち込んでいくも利いていない。
コロフがフレアーに迫る。
ニーをいれケージにぶつける。
ダスティとアニマルがブランチャードをロープに振りドロップ・キック。
ルガーが入る。
コロフを殴りつけるとロープに振りパワー・スラム。
ルガーがコロフを羽交い絞め。
フレアーがコロフにロー・ブロー。
ルガーがコロフにボディ・スラム。
アニマルを殴りつけていく。
ブランチャードとフレアーがコロフにスパイク・パイル・ドライバー。
アニマルがルガーにロー・ブロー。
ブランチャードとフレアーがコロフにもう1発スパイク・パイル・ドライバー。
殴りつける。
アニマルがルガーをロープに振りクローズライン。
フレアーが押さえるダスティをブランチャードが殴りつける。
ホークが入る。
ルガーをロープに振りクローズライン。
ブランチャードを持ち上げコーナーの上に落とす。
アンダーソンを殴りつける。
フレアーを別のリングに投げ入れる。
アンダーソンにニー・リフト。
アニマルがフレアーをケージにぶつける。
ホークがルガーを蹴りつけていきヘッド・バッド。
コロフが何かを狙ってきたアンダーソンを蹴り飛ばす。
フレアーがアニマルに張り手を食らうも仕返しを受ける。
アンダーソンがホークにロー・ブロー。
フレアーがアニマルにロー・ブロー。
ダスティに4の字。
ロープを掴んで強化。
ディロンが入る。
ホークにエルボーを打つも利いていない。
張り手も同じく。
ホークはディロンに迫ると蹴りつける。
やってきたフレアーを殴りつける。
フレアーがホークにチョップを打つも利いていない。
ディロンは仲間が押さえた敵を攻撃。
コロフはアンダーソンをロープに振ると体当たり。
アニマルがフレアーをケージにこすりつける。
ルガーがアニマルを殴りつける。
アンダーソンがコロフをケージにぶつける。
アニマルが押さえたディロンにダスティがチョップ。
別のリングではルガーがコロフを羽交い絞め。
フレアーとアンダーソンがコロフを殴りつけている。
アニマルがブランチャードをケージにぶつける。
ルガーがホークの背後からニー・ストライク。
ホークはルガーを担ぐとショルダー・ブリーカー。
エラリングが入る。
エラリングがディロンにアトミック・ドロップ。
フレアーがエラリングにチョップ。
ダスティがルガーを殴りつける。
邪魔してきたアンダーソンとルガーをぶつける。
エラリングがディロンにバック?を顔に押し付けている。
コロフがルガーをロープに振りクローズライン。
ブランチャードにもクローズライン。
アニマル、ホークがディロンをロープに振りクローズライン。
ディロンを担ぐとケージに2回ぶつける。
アニマルがバック・ドロップの要領でディロンを持ち上げる。
ホークがダイビング・クローズラインで合体。
フレアーがダスティにバック?を押し当てる。
コロフにも押し当てる。
ブランチャードがコロフの両脚を取っている。
先ほどウォーリアーズの攻撃を食らったディロンがサレンダーする!
Hウォー・ゲームス:ダスティ・ローデス、ロード・ウォーリヤーズ、ニキタ・コロフ、ポール・エラリングvs.リック・フレアー、アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード、レックス・ルガー、ウォー・マシーン(Great American Bash 7/31/87)
ダスティ対アンダーソンで試合開始。
組むとアンダーソンがダスティをコーナーに押し込む。
ダスティがエルボーを叩き込む。
軽快なステップを踏みながら殴りつけ頭部にエルボー。
ケージにぶつける。
頭部にエルボー。
ケージにぶつける。
アンダーソンは流血している。
アンダーソンはダスティの脚を殴り蹴りつける。
ダスティは別のリングに逃げる。
追ってきた所でDDTを決める。
4の字を狙う。
アンダーソンがサミングで防ぐ。
頭部を殴りつけていく。
ダスティが股間にパンチ。
(映像上の問題え30秒飛ぶ)
ダスティはアンダーソンの顔をケージにこすりつける。
エルボーを頭部に落とす。
起こすとブレーン・バスター。
4の字を決める。
放して拳を構える。
ウォー・マシーンが入る。
ダスティは別のリングに移り距離をとる。
詰めて組んできたウォー・マシーンにエルボー。
アンダーソンも殴りつけるが2人同時に殴られダウン。
2人はダスティをケージにぶつけていき流血させる。
アンダーソンはダスティの脚を蹴りつける。
マシーンがダスティの脚にボディ・プレス。
アンダーソンがダスティの頭部に拳を叩き込む。
ダスティが起き上がり2人の頭部にエルボーを落としていく。
マシーンにフォア・アームズを叩き込み10カウント・パンチを狙う。
アンダーソンがロー・ブロー。
ホークが入る。
アンダーソンをロープに振りパワー・スラム。
マシーンにクローズライン。
ボディ・スラムを決めレッグ・ドロップへ。
マシーンは避けて自爆させると腹にパンチ。
ダスティがアンダーソンをロープに振りクローズライン。
マシーンを羽交い絞めにしてホークがセカンド・ロープから殴りつける。
ホークがアンダーソンにネック・ブリーカー。
ダスティがマシーンにエルボー・ドロップ。
何発も落としていく。
マシーンがホークの脚を殴りつける。
アンダーソンとダスティが両膝を突いた状態で殴りあい。
マシーンがダスティを殴り倒す。
フレアーが入る。
フレアーとアンダーソンがホークにチョップ。
別のリングに移るとコーナーでチョップ。
コーナーに振り突進。
ホークがカウンターで2人にクローズライン。
フレアーがホークにロー・ブロー。
ダスティがマシーンに両拳を叩きつけて倒す。
ダスティがマシーンとフレアーにパンチを叩き込んでいく。ぐるぐるでパンチ。
フレアーがすぐ起き上がってダスティに飛びかかる。
ケージにぶつけ噛みつく。
スナップ・メア。
ロープに走りニー・ドロップ。
ホークがマシーンにドロップ・キック。
フレアーがダスティに4の字。
アンダーソンがダスティを押さえて威力を高める。
コロフが入ってくる。
アンダーソン、フレアーがコロフを殴りつける。
アンダーソンがコロフにパイル・ドライバー。
コロフが起き上がる。
殴りつけてきたマシーンを蹴りつける。
アンダーソンにクローズライン。
フレアーがコロフをロープに振りチョップを放つ。
コロフは避けるとクローズライン。
ケージにぶつけていく。
ホークがマシーンにショルダー・ブロック。
10カウント・パンチ。
ブランチャードが入る。
ホークを殴りつけケージにぶつける。
リングとリングの間でブランチャードとダスティが殴りあい。
ダスティが殴り勝つもフレアーがダスティにスリーパー。
ブランチャードがダスティを殴りつける。
マシーンがコロフを殴り倒す。
ケージにぶつける。
マシーンとホークが殴り合い。
フレアーがホークにチョップ。
ホークは耐えて見せると逃げようとしたフレアーをケージにこすりつける。
コロフを押さえつけているアンダーソンをホークが殴り倒す。
ブランチャードがホークにコーナー上から飛んで殴りつける。
フレアーがコロフにグラウンド・ヘッド・ロック。
コロフがグラウンド・ヘッド・シザースに返す。
フレアーが逃れ上にかぶさる。
コロフはブリッジで起き上がるとクローズライン。
アニマルがブランチャード?を持ち上げてケージにぶつけていく。
アニマルがフレアーに迫る。
フレアーは別のリングに逃げる。
追ってきた所をチョップ。
ダスティがマシーンをケージにぶつける。
ルガーが入る。
コロフを殴りつける。
マシーンがコロフをロープに振りバック・エルボーを狙う。
コロフは避けるとマシーンに衝突。
ダスティがブランチャードの頭部にエルボーを叩き込む。
コロフがマシーンにスリーパーでおぶさる。
ブランチャードがコロフにスリーパーでおぶさり引き離す。
ダスティがフレアーとアンダーソンの頭部にエルボーを落としていく。
フレアーとアンダーソンの頭部をぶつける。
エラリングがフレアーに噛みつく。
フレアーは股間を殴りつける。
チョップに噛みつく。
エラリングがチョップを打ち込んで行きターン・バックルにぶつける。
フレアーがコロフにチョップを打っていくもきかない。
コロフがマシーンにクローズライン。
ブランチャードがエラリングを投げた様子。
ブランチャードがエラリングを投げた様子。
アニマルがマシーンにスパイク・リスト・バンドを押し付けていく。
何度かやるとマシーンが遂にギブ・アップしダスティ組の勝利!
試合結果
@ウォー・ゲームス:ダスティ・ローデス、ロード・ウォーリヤーズ、ニキタ・コロフ、ポール・エラリングvs.リック・フレアー、アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード、レックス・ルガー、JJディロン(Great American Bash 7/4/87)Aウェスタン・ヘリテイジ王座戦:バリー・ウィンダム(ch)vs.リック・スタイナー
BUS王座戦:ニキタ・コロフ(ch)vs.レックス・ルガー(新チャンピオン!)
Cディック・マードックvs.スティーブ・ウィリアムス(ダウン・カウント)
Dフリーバーズvs.イワン・コロフ、マニー・フェルナンデス、ポール・ジョーンズ
E$100,000バーブド・ワイヤー・ラダー・マッチ:タリー・ブランチャードvs.ダスティ・ローデス
FNWA王座戦、ケージ・マッチ:リック・フレアー(ch)vs.ジミー・ガービン
GNWA世界タッグ、USタッグ王座戦:ロックンロール・エクスプレス(World)vs.ミッドナイト・エクスプレス(US)(DQ)
Hウォー・ゲームス:ダスティ・ローデス、ロード・ウォーリヤーズ、ニキタ・コロフ、ポール・エラリングvs.リック・フレアー、アーン・アンダーソン、タリー・ブランチャード、レックス・ルガー、ウォー・マシーン(Great American Bash 7/31/87)