TOPアメリカン・プロレスWCW 1983年〜1987年→WCW:Battle of the Belts III 9/1/86

WCW:Battle of the Belts III 9/1/86の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間40分です。
@キューバン・アサシンvs.タイリー・プライド
 すぐに丸め込みで終了。
 顔見せする価値のあるようなスターではないし組む必要すらなかったのでは。
 ひどい試合。

AUSタッグ王座戦:ファンタスティックス(ch)vs.シーファーダーズ
 前半はファンタスティックスが、相手がレフェリーの注意を無駄に引いている隙にブラインド・タッチしておちょくります。
 後半はシーファーダーズがレーンを捕まえ細かい打撃で盛り上げていきます。
 そのピークとしての旗攻撃は一層観客を引き込む可能性があったので、
 そこで入れ替わり作戦により即フィニッシュに行ったのは少し勿体無い。
 2試合目ならこれぐらいが適当なボリュームではありますけどね。
 平均より少し上。

BUS Jrヘビー級王座戦:ティム・ホーナー(ch)vs.ニンジャ
 側転系が両者華麗で攻め、受身ともにそれを売りにしながら進めます。
 打撃やグラウンドへの移行も適切ですね。
 ティムがまだ自分の動きを統制できず絵になりきれていない部分があるし、
 ニンジャも相手への気遣いはまだまだ不十分ですので+α要素は余りない。
 平均レベル。

CAWA王座戦:ニック・ボクウィンクル(ch)vs.ケンドー・ナガサキ
 頭を抱えるほどナガサキがレスリングが出来ない。
 後半打撃を出していくも先の事を何も考えていない。
 そして最後は意味不明な形でDQ・・・。
 ひどすぎる試合。

DAWAタッグ王座戦:ロード・ウォーリアーズ(ch)vs.ショック・トゥループス
 不透明決着で納得できるような乱闘はまるでありません。
 トゥループスのような魅力に欠ける相手なら普通にスカッシュして欲しいですね。
 ひどい試合。

Eバハマス王座戦:クリス・チャンピオン(ch)vs.ケンドール・ウィンダム
 ケンドールの見得にチャンピオンがびびる形。
 確かに方向性は悪くないけど中身がまるでなく薄っぺらい。
 チャンピオンがわざとレフェリーにぶつけてDQというフィニッシュもチープ。
 まあこんな王座、持っていても邪魔なだけだろうけど。
 ひどすぎる試合。

FNWA王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー
 まずはルガーのパワー、タフネスを設定。
 最高の対比性を持つ相手にフレアーが中々のキャリー。
 ただ新人時代の半年は大きいですね。
 ルガーはStarrcade時と比べてロープ・ワークが拙く、
 スターとしての自信も確立されておらず見得も不十分。
 フレアーが倒れた所でそれに対してどう動けばよいか判断する経験も足りません。
 しかし当時このレベルだったと一旦納得してしまえばブックの妙が光る。
 1,2本目をあっさりとフィニッシュさせて、
 それにより3本目でニア・フォールを生みやすくしていますし、
 3本目を20分時間切れにする事でNWA王者との引き分けを違和感なく実現する事が出来ています。
 ルガーがスターへの第一歩を踏み出した試合に位置づけられるでしょうね。
 平均的な良試合。 

Gフロリダ王座戦:ロン・バス(ch)vs.バリー・ウィンダム
 何故これがメインなのでしょう。
 途中でエンディングになり全ては見られませんでしたがどうでも良い内容。
 悪い試合でしょう。

総評
 私は80年代ルガーのファンなので手に入れましたが
 そうでなければ特に見所もないですね。
 (執筆日:2/21/11)

DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@キューバン・アサシンvs.タイリー・プライド
AUSタッグ王座戦:ファンタスティックス(ch)vs.シーファーダーズ
BUS Jrヘビー級王座戦:ティム・ホーナー(ch)vs.ニンジャ(新チャンピオン!)
CAWA王座戦:ニック・ボクウィンクル(ch)vs.ケンドー・ナガサキ(DQ)
DAWAタッグ王座戦:ロード・ウォーリアーズ(ch)vs.ショック・トゥループス(ダブルDQ)
Eバハマス王座戦:クリス・チャンピオン(ch)vs.ケンドール・ウィンダム(DQ)
FNWA王座戦、3本勝負:リック・フレアー(ch)vs.レックス・ルガー(1−1)(20分時間切れ)
Gフロリダ王座戦:ロン・バス(ch)vs.バリー・ウィンダム(新チャンピオン!)