TOPアメリカン・プロレスWCW 1983年〜1987年→WCW:Starrcade-A Flair for the Gold 11/24/83

WCW:Starrcade-A Flair for the Gold 11/24/83の分析


名勝負 なし
好勝負 NWA王座戦、ケージ・マッチ:ハーリー・レイス(ch)vs.リック・フレアー

@アサシンズvs.バグシー・マクグロウ、ルーファスRジョーンズ
 NWAらしさはあるが興味を抱かせる内容ではない。
 悪い試合。

Aジョニー・ウィーバー、スコット・マクギーvs.ケビン・サリバン、マーク・ルーウィン
 動けている割に見せ場のレベルに出来ないので、7分を長く感じてしまう。
 結局流血するだけでした。
 悪い試合。

Bカルロス・コロンvs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー
 プエルトリコでは金を稼げるカードですが
 カルロスなんてレスラーとして評価できる物をまったく持っていないから退屈。
 まだヒールでやった方がましな気もしますね。
 最後は介入からフィニッシュ。
 ひどすぎる試合。

Cワフー・マクダニエル、マーク・ヤングブロッドvs.ディック・スレイター、ボブ・オートンJr
 地味な仕事人が集結。
 スレイターらがエプロンまで下がる大きな受けを見せていますね。
 ラフな支配もワフーらへの応援を引き出しています。
 ただ2段孤立で最後までいくので
 現代プロレスに慣れているとアドレナリンが足りない印象です。
 まあまあ良い試合。

Dマスクvs.タイトル:グレート・カブキ(ch)vs.チャーリー・ブラウン
 カブキのまともな試合なんて見たことがない。
 ファンタジー力の弱い初期テイカーみたいなグダグダっぷり。
 ブラウンも出来ないヴァリアントだし、時間を無駄にしている内容です。
 ひどすぎる試合。

EUS王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:グレッグ・ヴァレンタイン(ch)vs.ロディ・パイパー
パイパーとは思えない程考えてプロレスをしていますね。
 DCMの形式を活かしていてフィニッシュなどの動きには感心しました。
 乱戦としてもハードで、ヴァレンタインの耳への攻撃もテイストになっています(お返しの耳攻撃でパイパーは聴覚をやられたそうです)。
 しかし、泥々とし通しなので、もう少し爽快な部分があっても良いですね。
     耳へのダメージも映像だけでは伝わりにくい物ですから。
 パイパーならもっとテンション高く、見得を切れたのではないかと思います。
 この試合で平衡感覚をやられてからそっち方面を磨いていったのかもしれませんけどね。
    NWAらしい陰鬱なハードコア・マッチでした。 
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:10/19/09)

Fタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.リッキー・スティムボート、ジェイ・ヤングブロッド
ブリスコズのテクニカルな戦術を感じさせる試合運びは素晴らしい。
 スティムボート、ヤングブロッドもテンポの速い動きでスイングしています。
 連携技を織り交ぜる等して盛り上げましたが
 必殺技という締め方をしない2タッグなので
 最後のあっ終わっちゃったの?、というフィニッシュは弱すぎる。
 そこはちゃんと切り返しを入れて欲しかった。
 中々良い試合。
 (執筆日:10/19/09)

GNWA王座戦、ケージ・マッチ:ハーリー・レイス(ch)vs.リック・フレアー
レフェリーを使って2人の関係のストーリーを背景に展開。
 その場において悠然とした間の中、
 一貫した攻めやケージ使用による流血を行い、
 一進一退の攻防を見せました。
 強烈な遺恨は無いし、スローだけれども自然と観客を引き寄せます。
 古臭いが色褪せていない試合。
 NWA王座戦の交代撃にふさわしい内容でした。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/11/09)

総評
 いらない試合もありますが最後の3試合は
 ハードコア、タッグ、シングルの最先端を見せていて
 初Starrcadeを強烈に印象づけています。
 (執筆日:6/20/10)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

EUS王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:グレッグ・ヴァレンタイン(ch)vs.ロディ・パイパー

  両者首だけで鎖を引っ張る。
  手で鎖を掴んで距離を詰める。
  パイパーが鎖をヴァレンタインに叩きつける。
  手で鎖を掴んで距離を詰める。
  ヴァレンタインが鎖を叩きつけようとするもパイパーに避けられる。
  殴り合い。
  離れる。
  鎖を掴んで距離を詰める。
  パイパーが鎖をヴァレンタインの脚に叩きつける。
  鎖を巻いて殴りつける。
  殴りつけてダウンさせる。
  鎖を引っ張って起こすと同時に引き寄せ殴りつける。
  パイパーは鎖を引っ張り上げヴァレンタインの股間にぶつける。
  殴りつけて倒す。
  ヴァレンタインが起き上がり頭部にエルボーを叩き込む。
  鎖を巻いて殴りつけていく。
  スナップ・メア。
  鎖を頭部に巻きつける。
  起こして殴りつける。
  パイパーがニー。
  鎖をヴァレンタインの口に鼻にと巻きつける。
  鎖で殴りつける。
  鉄柱に鎖を巻きつけヴァレンタインをコーナーに固定する。
  殴りつける。
  鎖を引っ張って引き寄せると名売りつける。
  ヴァレンタインが流血。
  ヴァレンタインがパイパーを倒してチョーク。
  場外に出る。
  パイパーが鎖を叩きつければヴァレンタインが鎖を巻いて殴りつける。
  パイパーは椅子を手にする。
  振り払われるも殴りつける。
  エプロンに上がる。
  鎖を引っ張ってヴァレンタインをエプロンに上げ殴りつける。
  ヴァレンタインがパイパーの頭部に鎖をたたきつける。
  マウント・パンチ。
  場外に下りるとパイパーを鉄柱にぶつけ殴りつける。
  椅子に叩きつける。
  リングに戻る。
  ロープ越しに頭を蹴りつける。
  入ってきたパイパーを、鎖を巻いて殴りつける。
  マウントでパンチ。
  パイパーは耳の辺りから流血。
  パイパーを殴りつけていく。
  ヴァレンタインがブレーン・バスターを狙う。
  パイパーが鎖を巻いて殴りつける。
  ヴァレンタインが殴りつける。
  頭部にエルボーを打ち倒す。
  エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント1。
  エルボー・ドロップ。
  カバーするもカウント2。
  ロープに走ろうとする。
  パイパーが鎖を引っ張って倒す。
  クローズライン。
  マウント・パンチにストンピング。
  鎖を叩きつけていく。
  頭部に鎖をたたきつける。
  鎖を巻いてフィスト・ドロップ。
  ヴァレンタインが殴りつけていく。
  フレアーも殴り返す。
  ジャブを入れていき殴り倒す。
  起こして殴りつける。
  殴りつける。
  ヴァレンタインが肩膝を突く。
  ヴァレンタインがパイパーの首に鎖を巻きつける。
  ロープに振りクローズライン。
  ニー・ドロップ。
  カバーするもカウント1。
  両手を掴み押し込むもカウント1。
  鎖を拳に巻いてフィスト・ドロップ。
  カバーするもカウント1。
  ブレーン・バスターを狙う。
  パイパーが耐える。
  持ち上げられるパイパーは耐えて逆にブレーン・バスター。
  両者ダウン。
  パイパーがヴァレンタインの腹を殴りつける。
  ヴァレンタインが殴りつけコーナーに振る。
  スリーパーに捕らえる。
  レフェリー・チェックが入る。
  パイパーは腕を上げると鎖を拳に巻いていく。
  しかしその腕もだらりと落ちる。
  何とか拳を叩きつけのがれる。
  ヴァレンタインがセカンド・ロープから飛び頭部にエルボーを叩きつける。
  エルボー・ドロップ。
  セカンド・ロープに上がる。
  パイパーは鎖を引っ張って落とすと同時にダウン状態ながらクローズラインで迎撃。
  ヴァレンタインにマウントでパンチ。
  脚に鎖を絡ませて両脚を抱え込んで1,2,3!
  パイパーが新チャンピオンに!
  ヴァレンタインがパイパーを殴りつける。
  えぷろんん出だすと鎖を喉に巻きつけ締め上げる。
  止めようとするレフェリーを殴りつける。
  締め上げていく。
  パイパーに鎖で殴りつける。


GNWA王座戦、ケージ・マッチ(レフェリー:ジーン・キニスキー):ハーリー・レイス(ch)vs.リック・フレアー

  組むとフレアーがロープに押し込むもクリーンに離れる。
  フレアーがグラウンド・ヘッド・ロック。
  レイスが後ろにそらす。
  フレアーがすぐ返し離れる。
  レイスがロープに押し込み殴りつける。
  フレアーがチョップでお返し。
  レイスの脳天にエルボー。
  ヘッド・ロック。
  レイスがロープに押し込む。
  離れずにニー。
  キニスキーがレイスを離し注意する。
  組むとフレアーがロープに押し込みニー。
  頭部にエルボー。
  スナップ・メアからヘッド・ロック。
  スティムボートは起き上がるとロープに振る。
  ハイ・ニーを決める。
  ヘッド・バッド・ドロップへ。
  フレアーが避ける。
  チョップで倒す。
  カバー。カウント2。
  グラウンド・ヘッド・ロック。
  レイスが後ろにそらす。
  フレアーは放さず肩がつかないようにする。
  フロント・ヘッド・ロック。
  仰向けにして肩をつけにいく。
  レイスが元の体勢に戻す。
  起き上がるとブレーン・バスターで投げる。
  カバーするもカウント2。
  エルボー・ドロップへ。
  フレアーは避けるとボディ・スラムへ。
  レイスがボディ・プレスに切り返す。カウント2。
  頭部にニー・ドロップ。
  レイスはフレアーの喉にニーを落とし押しつける。
  キニスキーが引き離す。
  レイスはフレアーをターン・バックルにぶつけ殴りつける。
  喉にニーを落とし押しつける。
  キニスキーが引き離す。
  レイスがフレアーにパイル・ドライバー。
  エルボー・ドロップからカバー。カウント2。
  頭部にニーを落とす。
  ネック・ブリーカー。
  カバーするもカウントは2。
  首にニーを落としていく。
  ケージにぶつける。
  担ぐとショルダー・スラム。
  フレアーがレイスの腹にパンチ。
  レイスがヘッド・バッドでフレアーを倒す。
  ヘッド・バッド・ドロップ。
  ケージにぶつける。
  フレアーが近づいてきたレイスに蹴り。
  フレアーが流血している。
  レイスがフレアーをケージにぶつける。
  頭部を殴りつける。
  ターン・バックルにぶつける。
  キニスキーが攻撃をやめないレイスを羽交い絞めにする。
  しめたとばかりにフレアーがパンチ。
  キニスキーがフレアーを注意。
  エルボーを頭部に叩きつける。
  蹴りつける。 
  コーナーにもたれたレイスを殴りつける。
  レフェリーが今度はフレアーを羽交い絞め。
  その隙を突きレイスがヘッド・バッド。
  レフェリーがレイスを注意。
  レイスがフレアーをターン・バックルにぶつける。
  コーナーに振ろうとする。
  フレアーが振り返すとレイスは勢い良くケージに激突。
  流血する。
  フレアーがレイスをケージにぶつける。
  ニー・ドロップ。
  頭部を蹴りつける。
  パイル・ドライバー。
  カバーするもカウント2。
  首を捻る。
  ダブル・アーム・スープレックス。
  カバーするもカウント2。
  チョップ。
  柵にぶつける。
  再びぶつける。
  レフェリーがやりすぎだと注意。
  レイスが近づいてきたフレアーの腹にヘッド・バッド。
  ケージにこすりつける。
  キニスキーが注意する。
  レイスはフレアーを勢い良くケージにぶつける。
  フレアーが腹にパンチ。
  レイスがヘッド・バッドで倒す。
  フレアーは体を起こすとパンチを狙おうとする。
  キニスキーがパンチは駄目だと手を押さえる。
  その隙をついてレイスがフレアーにパンチ。
  フレアーが近づいてきたレイスに蹴り。
  チョップで倒しカバー。
  エルボー・ドロップ。
  マウント・パンチ。
  フレアーの顔面は真っ赤。
  レイスにバック・ドロップ。
  4の字に捕らえる。  
  レイスが反転させフレアーがロープを掴む。
  レイスが近づいてきたフレアーにヘッド・バッド。
  ブレーン・バスターを狙う。
  フレアーがクロス・ボディに切り返す。カウント2。
  レイスがフレアーにヘッド・バッドを決め倒す。
  セカンド・ロープの上に立つとそこから飛びヘッド・バッド。
  カバーに行く。カウントは2。
  フレアーにブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ニー・ドロップ。
  殴りつけケージにぶつける。
  喉を踏みつける。
  スニツキーが髪をつかんで何とか引き離す。
  レイスがフレアーにブレーン・バスターを狙う。
  フレアーが逆に持ち上げブレーン・バスター。
  エルボー・ドロップへ。
  レイスが避ける。
  フレアーを起こしヘッド・ロック。
  フレアーがレイスを動かすとレイスの頭とキニスキーの頭がぶつかる。
  フレアーがロープに走ると飛びかかる。
  レイスは受け止めておろすとコーナーにもたれさせる。
  フレアーが蹴り。
  頭部にエルボー。
  チョップ。
  トップ・ロープにのる。
  ダイビング・クロス・ボディを決める。
  カバーし1,2,3!
  フレアーが新チャンピオンに!

試合結果

@アサシンズvs.バグシー・マクグロウ、ルーファスRジョーンズ
Aジョニー・ウィーバー、スコット・マクギーvs.ケビン・サリバン、マーク・ルーウィン
Bカルロス・コロンvs.アブドゥーラ・ザ・ブッチャー
Cワフー・マクダニエル、マーク・ヤングブロッドvs.ディック・スレイター、ボブ・オートンJr
Dマスクvs.タイトル:グレート・カブキ(ch)vs.チャーリー・ブラウン(新チャンピオン!)
EUS王座戦、ドッグ・カラー・マッチ:グレッグ・ヴァレンタイン(ch)vs.ロディ・パイパー(新チャンピオン!)
Fタッグ王座戦:ブリスコ・ブラザーズ(ch)vs.リッキー・スティムボート、ジェイ・ヤングブロッド(新チャンピオン!)
GNWA王座戦、ケージ・マッチ:ハーリー・レイス(ch)vs.リック・フレアー(新チャンピオン!)