TOPアメリカン・プロレスWCW 2000年→ WCW:Millenium Final 11/16/00

WCW:Millenium Final 11/16/00の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@クロニック対レイ・ミステリオ、ビリー・キッドマン
 体格差のあるカードですがミステリオ、キッドマンが十分な動きっぷりを見せて、
 スカッシュされる事なくちゃんと一進一退の攻防を行っています。
 しかし一進一退の幅を調整できておらず、
 クロニックが支配して溜める部分も足りない。
 平均レベル。

Aヨーロピアン・カップ予選バトル・ロイヤル
 ヨーロピアン・カップの予選をかねたRR形式。
 ダブル・ブッキングの選手がそのカードの相手への意識を持っているのが唯一のポイントです。
 リングにクロニック、ミステリオ、キッドマンの4人が入り先程の試合が再現される、というおかしなシーンまで生まれてます。
 ライトが最後まで勝ち残るも、場外で負傷した振りをしていたオーサムが入ってきてライトを落とし勝利。
 少し悪い試合。 

Bキー・ウィー対エリックス・スキッパー
 ヒールのスキッパーが色々手を打つも
 キー・ウィーの穴から零れ落ちていく。
 またあっけないフィニッシュです。
 悪い試合。

Cコミッショナー・マッチ:マイク・サンダース(Co)対ザ・キャット
 何の見所も生まれる訳がない。
 新しいコミッショナーが生まれたから何だって言うんでしょう。
 ひどい試合。

 フレアーのインタビュー。

DUS王座戦:ランス・ストーム(ch)対ジェネラル・レクション
 ストームが良い受けを見せてますが
 ジェネラルは木偶な上、パワーがある訳でもないのできつい。
 悪い試合。

Eハードコア・マッチ:ノーマン・スマイリー対フィット・フィンレー
 ゴミ箱で色々、終盤はテーブルが2脚。
 それだけで全ての内容を説明できている内容です。
 ヨーロッパ出身同士で雰囲気は良かったけど。
 少し悪い試合。

Fタッグ王座戦:マーク・ジンドラック、ショーン・オヘア(ch)対アレックス・ライト、ジェネラル・レクション
 王者組は恵まれた体を活かせてないですね。
 それにデュガンもどきなんかとまともに当たろうとしては駄目です。
 地元ドイツ出身のライトが王座を獲得するというサプライズだけ。
 ひどい試合。

Gヨーロピアン・カップ予選:ケビン・ナッシュ対アレックス・ライト対マイク・オーサム
 ナッシュ対バトル・ロイヤル勝者で再び予選。
 卑怯な勝ち方だったという事でライトも参加してますが、
 王座を獲得してハッピーになったのに
 間を置かずに敗北させて台無しにしなくても良いのにねぇ。
 何より難しい3ウェイをするよりナッシュ対オーサムでぶつかった方が見れる事は確実でしたし。
 ひどい試合。

HWCW王座戦:ブッカーT(ch)対スコット・スタイナー
 粗さが出ながらも独自の長所も出して
 それなりに流れを生んでいます。
 椅子攻撃、レフェリー気絶からスコットの女子マネがレフェリーに、と
 TVプロレスの演出で展開もしている。
 悪くない試合。

Iヨーロピアン・カップ王座戦:スティング(ch)対ケビン・ナッシュ
 大男対策の脚攻めをいきなり持ってくる上
 一度反撃すると立て続けにヒットして勝利につながる。
 その時間6分。
 PPVのメインとは思えん・・・。
 ひどい試合。

総評
 権力闘争でごたごたしている中、史上初ドイツでのPPVに打って出る。
 流石末期WCWです。
 大会のブックといい常人の想像力が及ばない領域。
 (執筆日:3/5/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@クロニック対レイ・ミステリオ、ビリー・キッドマン
Aヨーロピアン・カップ予選バトル・ロイヤル(勝者:マイク・オーサム)
Bキー・ウィー対エリックス・スキッパー
Cコミッショナー・マッチ:マイク・サンダース(Co)対ザ・キャット(新コミッショナー)
DUS王座戦:ランス・ストーム(ch)対ジェネラル・レクション(DQ)
Eハードコア・マッチ:ノーマン・スマイリー対フィット・フィンレー
Fタッグ王座戦:マーク・ジンドラック、ショーン・オヘア(ch)対アレックス・ライト、ジェネラル・レクション(新チャンピオン!)
Gヨーロピアン・カップ準決勝:ケビン・ナッシュ対アレックス・ライト対マイク・オーサム
HWCW王座戦:ブッカーT(ch)対スコット・スタイナー
Iヨーロピアン・カップ王座戦:スティング(ch)対ケビン・ナッシュ