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Impact Wrestling:TV Matches 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 リッチ・スワンvs.マイケル・エルガン(Impact Wrestling 5/17/19)

タッグ王座戦:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(ch)vs.ラスカルズ(トレイ・ミゲル、デズモンド・エグゼヴィアー)(8/2/19)

マイケル・エルガンvs.リッチ・スワン(Star Struck 8/3/19)

マイケル・エルガンvs.TJP(Victory Road 9/14/19)

@タッグ王座戦:LAX(サンタナ、オーティズ)(ch)vs.ルチャ・ブラザーズ(ペンタゴンJr.、レイ・フェニックス)(Impact Wrestling 2/8/19)
 開始後から乱戦スタートで
 技が乱れ飛ぶ展開に。
 ただ技を誘発させる為とはいえ
 受けが少し粗雑な感は否めない。
 しかし後半は流石でしっかりタッグの形を作った上で
 派手な技で魅せることができている。
 中々良い試合。

Aリッチ・スワンvs.マイケル・エルガン(Impact Wrestling 5/17/19)
 スワンの軽妙な動きに
 エルガンがついていき間をおきながら堂々とした試合運び。
 スワンもアンダードッグに落ちるかと思いきや、
 劣勢で、厳しい制圧を受けても勝気に渡り合っていく、
 今のスワンにしか出来ない見せ方ですね。
 軽量級の軽さや典型的展開に依存しなかったことで、
 後半戦もニア・フォール一つ一つにインパクトを持たせ、
 ヘビー級の戦いになっています。
 最後はスワンの健闘にイラついたエルガンが鉄柱にパワー・ボム連打。
 レフェリーの制止を聞かなかったのでDQ、ですが、
 そのストーリーに最適な充実ぶりでした。
 スワンの奮闘、エルガンのスキルは驚嘆するレベルで
 それぞれ今後のImpactでの活躍が楽しみになりました。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:6/?/19)

Bタッグ王座戦:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(ch)vs.ラスカルズ(トレイ・ミゲル、デズモンド・エグゼヴィアー)(8/2/19)
 ジョシュは潰すときは潰して
 受けるときは受ける、その感覚が素晴らしいですね。
 ペイジは受けの妙を見せ、
 ラスカルズの打撃を効果的に見せています。
 それにより体格差による
 試合運びの難しさを無くしたのは大きかった。

 ジョシュのエプロンでのスラムを皮切りに
 中盤は簡便ながら工夫したスポットを
 次々と細かく入れていきます。
 ジョシュが脚攻めによりラスカルズの検討が強調されましたね。

 終盤は双方が活躍する見応えのある打ち合い。
 LAX離脱もノースがいればImpactのタッグ王座戦線は
 引き続き面白くなりそうですね。

 ぎりぎり好勝負。

Cマイケル・エルガンvs.エディ・エドワーズ(Unbreakable 8/2/19)
 ショルダー・タックルを受け合ったりと
 今のエドワーズらしさを組み込んだ序盤の攻防。
 相同性を利かせる一方で、
 エドワーズのトペ、エルガンのカウンター・ファルコン・アロー等
 個性を明確に打ち出したスポットも効果的に作用しています。

 リアルタイムの調整も必要になる中で、
 緩急・疲労感のフォローも忘れていない。

 シーンを変化させつつも
 自分のよりよい形に持ち込むべく間違いなく良い展開。

 終盤においてエルガンが力強くある中で
 エドワーズの主張が弱く、尻すぼみの印象が残ったのが少し勿体無かったですね。
 好勝負に少し届かず。

D#1コンテンダーズ・マッチ:サミ・キャリハンvs.テッサ・ブランチャード(Unbreakable 8/2/19)
 Slammiversaryメインのリマッチ。

 軽快なアクションの中に
 リマッチならではの攻防を織り交ぜます。
 同時にサミの柵へのスイング等
 鉄板の煽りは残して盛り上げます。

 中盤の骨子としてサミが脚攻め。
 観客への意識が少し多すぎるきらいがあり、
 2人だけのエネルギー量は前回に見劣りしますけどね。

 テッサの勝利も見える終盤の攻防は良かったものの
 最後はジェイクの介入からチープ・フィニッシュ。

 中々良い試合。

Eマイケル・エルガンvs.リッチ・スワン(Star Struck 8/3/19)
 心理戦から始めてエルガンのドミネイト。
 緩急をつけた試合運びが出来ていて
 スワンも良い受けで合わせています。
 攻防は幅広い一方で、散漫にならず、バランスが取れていますね。

 エプロン技、エルガンの眦からの流血を経ての後半戦も
 尽きない一進一退を繰り広げます。
 体格差ある割りに攻防がきれい過ぎるので、
 若干量の不協和音、硬さを混ぜるとベター。

 最後はその攻防の中に埋もれない説得力ある終わり方でフィニッシュ。
 前回と同じく大変クオリティの高い内容でした。
 ぎりぎり好勝負。

Fタッグ王座戦:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(ch)vs.LAX(ダガ、オーティズ)(8/9/19)
 ヘビー級の重さを残しつつ、
 スピード感も感じさせる良い攻防でスタート。
 先に主導権を掴んだノースが、
 連携技を披露しつつアジテーションもしっかり。
 控えのオーティズがもう少し演技をすればより盛り上がりましたね。

 ダガは身長を活かして攻めに工夫しており、
 オーティズもやや最適体重をオーバーしている感があるも愛嬌を見せる。
 ジョシュは安定感ある合わせ方で
 イーサンも良いサポートの役回りでした。
 それぞれが魅力を発揮し充実していました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/19)

Gマイケル・エルガンvs.TJP(Victory Road 9/14/19)
 TJPがエルガンのペースを握らせない展開。
 エルガンは普段そんなに体格を理由に
 高圧的なスタイルで臨むレスラーでもないですが、
 体格で規定したことがこの試合では正解。

 TJPの特徴的な攻めを存分に披露する機会を作っています。
 そしてその中でキーとなるポイントを設定、
 テンプレートだと流す部分ですが、
 丁寧にポイントを作って
 細かく攻防の鬩ぎ合いをしていきます。

 ここまで繊細な調整が出来るということは
 TJPを完全守勢に回らせなくて良いということ。
 TJPは止まると物足りないレスラーになってしまいますからね。
 しかし動かし続ければ他にない魅力を持ったレスラーです。
 
 エルガンがTJPのポテンシャルを十二分に引き出しました。
 まさに名勝負製造機。
 Impactがエルガンを獲得できたのは実に大きいですね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:9/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タッグ王座戦:LAX(サンタナ、オーティズ)(ch)vs.ルチャ・ブラザーズ(ペンタゴンJr.、レイ・フェニックス)(新チャンピオン!)(Impact Wrestling 2/8/19)
Aリッチ・スワンvs.マイケル・エルガン(DQ)(Impact Wrestling 5/17/19)
Bタッグ王座戦:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(ch)vs.ラスカルズ(トレイ・ミゲル、デズモンド・エグゼヴィアー)(8/2/19)
Cマイケル・エルガンvs.エディ・エドワーズ(Unbreakable 8/2/19)
D#1コンテンダーズ・マッチ:サミ・キャリハンvs.テッサ・ブランチャード(Unbreakable 8/2/19)
Eマイケル・エルガンvs.リッチ・スワン(Star Struck 8/3/19)
Fタッグ王座戦:ザ・ノース(ジョシュ・アレキサンダー、イーサン・ペイジ)(ch)vs.LAX(ダガ、オーティズ)(8/9/19)
Gマイケル・エルガンvs.TJP(Victory Road 9/14/19)