TOPアメリカン・プロレスTNA TV Matches →TNA:TV Matches 2014

TNA:TV Matches 2014の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ゼア・マスト・ビー・ア・ウィナー、ノーDQ、ノー・カウントアウト、フォールズ・カウント・エニウェア:ジェームス・ストームvs.ガンナー(Impact Wrestling 3/27/14)
 PPVと同じく乱闘は良質。
 打撃を頭部に打ち込んだりと荒々しさがあります。
 PPVではリングに入った際にまったりしすぎたのが難点でしたが、
 今回は凶器が絡んでもテンポとスピード感が落ちない。
 むしろゴミ箱の蓋で殴り合ったりとヒート・アップするばかりです。
 エプロンのストームにガンナーがスピアーを決め道連れテーブル葬となるシーンや
 立てた椅子へのスーパープレックスと過激なスポットも用意されている。
 TNAらしい乱闘を一番体現できるストーム相手に
 ガンナーがキャリアに誇れる内容の試合をやってのけました。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:4/?/14)

Aタッグ王座戦:ザ・ウルヴス(デイビー・リチャーズ、エディ・エドワーズ)(ch)vs.ハーディ・ボーイズ(Impact Wrestling:Destination X 7/31/14)
 マットが鈍重すぎて辛いですね。
 ただハーディーズとしてのタッグ・ワークで見ると
 腕に狙いをつけながら相手を制しようという戦略があり、まあまあの働きを見せています。
 一方のウルヴスも今風のタッグらしい形を作って応戦。
 得意技を一つ一つ無駄遣いせずに盛り上げ要素として使うので
 後半にかけて予想以上のボリュームがあり、
 このタッグ対決をするだけの価値を感じさせました。
 平均的な良試合。
 (執筆日:8/?/14)

Bタッグ王座シリーズ、ラダー・マッチ:ザ・ウルヴス(ch)vs.チーム3D (1)vs.ハーディーズ(1)(9/16/14)
 (先に2勝したタッグが優勝)
 現役でしっかり動けるウルヴスが
 連続同時ダイブを放ち華々しくスタート。
 これは良い戦略に思えますが、
 他の動きの鈍さが徐々に目立ちだします。
 それでも定番のラダー・ムーブで中盤は繋ぎます。
 それでも場外を絡めずリング内でのダウンを多くしたことから、
 密にハード・スポットなやり取りが生まれていき、
 この3ウェイならではの戦いになっていきましたね。
 最後にフル・メタル・メイヘムへの布石を打てたのも良かった。
 中々良い試合です。

Cタッグ王座戦シリーズ、フルメタル・メイヘム:ザ・ウルヴス(1)(ch)vs.ハーディーズ(1)vs.チーム3D(1)(10/9/14)
 最初の乱戦で無暗にテーブル設置をした上、
 埋もれてしまう形でエプロン技。
 賢いスタートとは思えませんね。
 またシリーズの中で、ハーディーズがラダー、3Dがテーブル、ウルヴスが椅子、と
 得意凶器を設定した流れがある割には
 凶器の使い分けがなされておらず適当。
 また試合運びのテンポの共有ができていません。
 エドワーズ、ブリーが予期せぬ形で3Dを決めたのは面白かったので、
 そのネタでもう2,3スポットを作っても良かったですね。
 柵を使ったり、テーブルを反対にしたりと
 フル・メタル・メイヘムとして
 ラダー・マッチとの差別化も図ってきましたが、
 特段過激度で言うとラダー・マッチと変わらない印象なのは
 それぞれのコンディションを考えると仕方ないのだろうけれども…。
 平均的な良試合。

DTNA王座戦:ラシュリー(ch)vs.ボビー・ルード(Impact Wrestling No Surrender 9/17/14)
 出だしでかわし合いの演武。
 ラシュリーの規格外の身体能力を
 リープ・フロッグや場外からエプロンの飛び乗りで見せたのは面白い。
 一時的にでもルードを落とさず、
 これがTNAのトップ・カードだという箔を感じさせます。
 試合時間が限られているのでセコンドのMVP介入&追放で
 気持ち程度の試合展開を挟むと
 後は早いテンポの攻防で惹きつけていきます。
 ルードの間の調整も見事ですね。
 最後まで集中力を切らさず素晴らしい攻防を続けました。
 好勝負に少し届かず。

ETNA王座戦(レフェリー:カート・アングル):ラシュリー(ch)vs.ボビー・ルード(Impact Wrestling 10/29/14)
 ラシュリーはMMAファイターのバックグラウンドに
 期待されるイメージ通り力強い動き。
 これに対しルードも勢いある動きで
 真っ向から力強い戦いで作りこんできました。
 クロス・フェイスを意識させたり、
 スピード感ある打撃の打ち合いだったり見所は多い。
 CM中も様々な攻防がありましたからね。
 終盤も疾走感を失わずに技の攻防。
 カートの気絶から外部絡んでの演出にはなりましたが、
 非常に真摯に取り組んで作り上げた試合といって良い。
 TNAのMOTY候補。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/14)

FTNA王座戦:ボビー・ルード(ch)vs.ラシュリー(Impact Wrestling 1/7/15)
 Destination Americaでの再出発。
 現TNAが誇る黄金カードで勝負です。
 3戦目にしてルードが王者側に回ったということで、
 序盤はラシュリーの獰猛性に対し、
 ルードが受け手側からいなす形。
 少々戸惑いもありましたが良質です。
 与えられた試合時間も今回の違うポイント。
 この数え歌初めての中盤らしい中盤があります。
 最後は乱入合戦で盛り上げる中で、
 フェイス/ヒール軍を再編し
 新しい旅立ちにふさわしい試合としました。
 中々良い試合。
 (執筆日:2/?/15)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ゼア・マスト・ビー・ア・ウィナー、ノーDQ、ノー・カウントアウト、フォールズ・カウント・エニウェア:ジェームス・ストームvs.ガンナー(Impact Wrestling 3/27/14)
Aタッグ王座戦:ザ・ウルヴス(デイビー・リチャーズ、エディ・エドワーズ)(ch)vs.ハーディ・ボーイズ(Impact Wrestling:Destination X 7/31/14)
Bタッグ王座シリーズ、ラダー・マッチ:ザ・ウルヴス(1)(ch)vs.チーム3D (1)vs.ハーディーズ(1)(9/16/14)
Cタッグ王座戦シリーズ、フルメタル・メイヘム:ザ・ウルヴス(2)(ch)vs.ハーディーズ(1)vs.チーム3D(1)(10/9/14)
DTNA王座戦:ラシュリー(ch)vs.ボビー・ルード(Impact Wrestling No Surrender 9/17/14)
ETNA王座戦(レフェリー:カート・アングル):ラシュリー(ch)vs.ボビー・ルード(新チャンピオン!)(Impact Wrestling 10/29/14)