TOPアメリカン・プロレスTNA TV Matches →TNA:TV Matches 2013

TNA:TV Matches 2013の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@AJスタイルズvs.カート・アングル(6/13/13)
 AJが相変わらず美しいドロップ・キックから主導権を握ります。
 その後の攻め方は気だるい新ギミックの試合運びで
 彼の持ち味である技の魅力を多少損なっているところがあります。
 一方のカートも数年前に見せたようなアスリート対決はできなくなっている。
 場外でのベリー・トゥー・ベリーを基点にした腰攻めは重々しく見応えがありましたけどね。
 AJも打撃コンボから新しいスポットで試合のクオリティをあげてくると
 アンクル・ロック対決を皮切りに終盤の攻防で盛り上げます。
 最後は乱入劇のドタバタからの丸め込みでしたが、
 今のAJのギミック、これまでのストーリーの流れ的に仕方ない所もありますし、収まりとしては悪くない。
 中々良い試合でした。
 (執筆日:6/?/13)
 
AXディビジョン王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.マニックvs.クリス・セイビン(7/4/13)
 まずは3人が細やかな入れ替え。
 これまで実績のあるエリーズ、セイビンは当然のこと、
 スーサイドからマニックに名前を変えたTJPも躍動感ある動きで魅せます。
 エリーズが上手いこと傍に追いやられながらも
 要所でスポットに絡む構成は上手いですね。
 マニックがA&8にプランチャを狙うもキャッチされ場外でパワーボムを食らい退場。
 マニックが退場してしまったのは残念でしたが、
 MEM立ち合いにより1対1の雰囲気は高まっていきましたね。
 エリーズもハードな一極攻めでビッグ・マッチにふさわしい激戦模様を出してきます。
 それによりXディビジョンながらTNAの目玉であることを証明して行く。
 スムーズな流れと要所での間による演出が見事でした。
 中々良い試合。
 (執筆日:7/?/13)

B#1コンテンダーズ・ラダー・マッチ:ゲイル・キムvs.テイレン・テレール(Impact Wrestling 7/11/13)
 テレールはベビーフェイスとしての動きができているが
 キムが気性激しく動く中でタイミングの合わせに苦労していますね。
 ただ今回ラダー・マッチという過酷な試合形式なのでぎこちなさは目立たない。
 ラダーの使い方もディーバだからと手を抜かず
 積極的にこれまでにない、男子レベルのスポットに手を出します。
 絶妙のポジションにラダーを立て、
 契約書に届かないからキムにダイブするというスポットは上手かった。
 最後の締めへの持って行き方もまた妙案。
 OVWのラダー・マッチに匹敵する意識の高いラダー・マッチでした。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:7/?/13)

CTNA王座戦、ラスト・マン・スタンディング:ブリー・レイ(ch)vs.ミスター・アンダーソン(No Surrender 9/12/13)
 WWEにないもの、NWA源流の乱戦。
 それを提供するにブリーとアンダーソンは適切なレスラーです。
 場所を変えることで変化をつけつつも
 一発一発の打撃の力は緩めていません。
 適切な間も置いていますね。
 またこういう過激な試合になることが予定されている試合において
 観客は考えなしのチャントを求めることが多いですけれども
 2人共自分の感覚で、試合の必要上のタイミングで過激にしていく。
 アンダーソンがGet the Tableと叫んでテーブルを持ってきたのも意表をついていましたね。
 最後のレフェリー気絶からのA&8乱入展開は
 特段大きなストーリーもなくアンダーソンが波紋されるだけであったものの
 流血効果でその中でもドラマを最大限には感じさせました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

注目試合の詳細

なし

試合結果

@AJスタイルズvs.カート・アングル(6/13/13)
AXディビジョン王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.マニックvs.クリス・セイビン(新チャンピオン!)(7/4/13)
B#1コンテンダーズ・ラダー・マッチ:ゲイル・キムvs.テイレン・テレール(Impact Wrestling 7/11/13)
CTNA王座戦、ラスト・マン・スタンディング:ブリー・レイ(ch)vs.ミスター・アンダーソン(No Surrender 9/12/13)