TOPアメリカン・プロレスTNA TV Matches →TNA:TV Matches 2011〜

TNA:TV Matches 2011〜の分析


名勝負 なし
好勝負 ジェームス・ストーム、サモア・ジョー、マグナスvs.ボビー・ルード、オースチン・エリーズ、ブリー・レイ(Impact Wrestling 3/1/12)

@AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(Impact Wrestling 9/1/11)
 TNAでは波乱万丈だったダニエルズだけど
 感情を豊かに見せれるようになったのはTNAのおかげと言って良い。
 ダニエルズが押さえ込もうとする中をかいくぐってAJがもち技を叩きこむ。
 スリリングな攻防はどちらが上回るか見当がつかず見ていてワクワクします。
 抜群に分かり合っているので試合の型に従う必要もなく
 自由な流れで一進一退を繰り広げていく。
 そこに最高のライバル関係が見て取れます。
 最後はAJがスプリングボードを失敗しダニエルズがフォールする形。
 最高のライバル関係が描かれていたからこそ
 9分で締めるフィニッシュとしてはこんなミス・フィニッシュの方が受け入れられる。
 どこかエディvs.ベノワを思い出しますね。
 素晴らしい試合でした。
 TNAにはWWEのオートンvs.クリスチャンに匹敵するカウンター合戦提供カードとして
 AJvs.ダニエルズのBest of 5 Seriesを組んで頂きたい。
 中々良い試合。
 (執筆日:19/14/11) 

ATNA王座戦(ルードが意図的に反則を行えば王座移動):ボビー・ルード(ch)vs.ジェフ・ハーディ(Impact Wrestling 1/12/12)
 ジェフはPPVに続きユニークなフェイス・ペイント。
 アーティストとしての一面含め個性を爆発できている印象ですね。
 試合が始まるなりリベンジに燃えた速攻。
 嗜好としてのハードコアではなく、
 相手をもっと痛めつける、一気に仕留める、という意図が感じられる程動きはのっている。
 序盤のツイスト・オブ・フェイト狙いも手を抜くためのそれとはまったく違います。
 壮絶な場外での自爆からリングアウトになりそうになる場面を挟んで、
 再びジェフのラッシュへと移っていきます。
 敢えてルードが甚振る時間を作らず、
 ルードが反則を行えない状況も
 通常は軽く反則を行おうと考えて説明をつけるのだけど
 今回は逆に反則の素振りを一切排除しています。
 それによって圧倒的なフロー感で試合は進む。
 ジェフの王座奪取の可能性を信じさせ、
 技の炸裂とカウント2で一喜一憂していく。
 最後はブリーがレフェリーを場外に出しビッグ・ブーツという不透明決着でしたが
 そこに不満を抱かないほど一体感を持って応援できました。
 今後の展開が気になる、狙いが成功したチープ・フィニッシュ。
 中々良い試合でした。 

Bジェームス・ストーム、サモア・ジョー、マグナスvs.ボビー・ルード、オースチン・エリーズ、ブリー・レイ(Impact Wrestling 3/1/12)
 まずはエリーズとマグナスが伝統的なベビーフェイス/ヒールの型で盛り上げ。
 続いてブリーがシングル・レスラーとして大成した要員である拳を振るい、
 こちらもトップにのし上がったストームがリアリティーのある受けで引き立たせる。
 更にタッグ王座を獲得したジョー、マグナスが良質な連携技。
 これに対してヒール側が控え受けを見せます。
 その延長上でルードがストームに対してびびっていることを示す。
 ジョーがマッスル・バスターを狙ったところで
 介入の組み合わせスポットにより見事にジョーの孤立へと転じます。
 6マンとしてその流れを持続させるテンポで熱狂を生み出しタッチ成功。
 誤爆から個々の大技を数珠、といっても何をつなげるかも練られている、で打ち合い華々しく試合の幕を閉じました。
 WCW90年代初期を思い出させるような内容。
 6人のレスラーを1つの試合に詰め込む面白さこそがトリオです。
 ぎりぎり好勝負。

CTNA王座戦:ボビー・ルード(ch)vs.AJスタイルズ(Impact Wrestling 5/24/12)
 ルードは1ムーブで場外に出て区切りつつも
 ショルダー・タックルといった小技で倒れなかったりと
 安直ではない表現で序盤に臨んでいる。
 AJを肩から鉄柱にぶつけルードのペース。
 テンポ良くバランスの取れた腕攻めですね。
 AJがプランチャを決めるも鉄階段へのヒップ・トスを食らってしまう。
 地味だがハードで、普通は見られないスポットですね。
 ここから腰攻めに狙いを自然に変更。
 AJの反撃が中々実らない展開ですね。
 確かに焦れさせることができていますが、
 機運が高まっている感じは余り受けないですね。
 ルードはWWEで言うならジグラー的な試合運びですから
 ステップ・アップの幅が狭い点はちょっと課題としてある。
 終盤は攻防が加速していきます。
 スリング・ショットという定番から更に盛り上がっていく。
 ルードのスピアーに対してAJが大きな受身を取り、
 それによりその後のクロス・フェイスも大きくスケール・アップされる。
 最後まで鬩ぎ合いの勢いを緩めずやりきりました。
 今年一番のTNA王座戦。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

DAJスタイルズvs.カート・アングル(6/13/13)
 AJが相変わらず美しいドロップ・キックから主導権を握ります。
 その後の攻め方は気だるい新ギミックの試合運びで
 彼の持ち味である技の魅力を多少損なっているところがあります。
 一方のカートも数年前に見せたようなアスリート対決はできなくなっている。
 場外でのベリー・トゥー・ベリーを基点にした腰攻めは重々しく見応えがありましたけどね。
 AJも打撃コンボから新しいスポットで試合のクオリティをあげてくると
 アンクル・ロック対決を皮切りに終盤の攻防で盛り上げます。
 最後は乱入劇のドタバタからの丸め込みでしたが、
 今のAJのギミック、これまでのストーリーの流れ的に仕方ない所もありますし、収まりとしては悪くない。
 中々良い試合でした。
 (執筆日:6/?/13)
 
EXディビジョン王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.マニックvs.クリス・セイビン(7/4/13)
 まずは3人が細やかな入れ替え。
 これまで実績のあるエリーズ、セイビンは当然のこと、
 スーサイドからマニックに名前を変えたTJPも躍動感ある動きで魅せます。
 エリーズが上手いこと傍に追いやられながらも
 要所でスポットに絡む構成は上手いですね。
 マニックがA&8にプランチャを狙うもキャッチされ場外でパワーボムを食らい退場。
 マニックが退場してしまったのは残念でしたが、
 MEM立ち合いにより1対1の雰囲気は高まっていきましたね。
 エリーズもハードな一極攻めでビッグ・マッチにふさわしい激戦模様を出してきます。
 それによりXディビジョンながらTNAの目玉であることを証明して行く。
 スムーズな流れと要所での間による演出が見事でした。
 中々良い試合。
 (執筆日:7/?/13)

F#1コンテンダーズ・ラダー・マッチ:ゲイル・キムvs.テイレン・テレール(Impact Wrestling 7/11/13)
 テレールはベビーフェイスとしての動きができているが
 キムが気性激しく動く中でタイミングの合わせに苦労していますね。
 ただ今回ラダー・マッチという過酷な試合形式なのでぎこちなさは目立たない。
 ラダーの使い方もディーバだからと手を抜かず
 積極的にこれまでにない、男子レベルのスポットに手を出します。
 絶妙のポジションにラダーを立て、
 契約書に届かないからキムにダイブするというスポットは上手かった。
 最後の締めへの持って行き方もまた妙案。
 OVWのラダー・マッチに匹敵する意識の高いラダー・マッチでした。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:7/?/13)

GTNA王座戦、ラスト・マン・スタンディング:ブリー・レイ(ch)vs.ミスター・アンダーソン(No Surrender 9/12/13)
 WWEにないもの、NWA源流の乱戦。
 それを提供するにブリーとアンダーソンは適切なレスラーです。
 場所を変えることで変化をつけつつも
 一発一発の打撃の力は緩めていません。
 適切な間も置いていますね。
 またこういう過激な試合になることが予定されている試合において
 観客は考えなしのチャントを求めることが多いですけれども
 2人共自分の感覚で、試合の必要上のタイミングで過激にしていく。
 アンダーソンがGet the Tableと叫んでテーブルを持ってきたのも意表をついていましたね。
 最後のレフェリー気絶からのA&8乱入展開は
 特段大きなストーリーもなくアンダーソンが波紋されるだけであったものの
 流血効果でその中でもドラマを最大限には感じさせました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

注目試合の詳細

なし

試合結果

@AJスタイルズvs.クリストファー・ダニエルズ(Impact Wrestling 9/1/11)
ATNA王座戦(ルードが意図的に反則を行えば王座移動):ボビー・ルード(ch)vs.ジェフ・ハーディ(不明)(Impact Wrestling 1/12/12)
Bジェームス・ストーム、サモア・ジョー、マグナスvs.ボビー・ルード、オースチン・エリーズ、ブリー・レイ(Impact Wrestling 3/1/12)
CTNA王座戦:ボビー・ルード(ch)vs.AJスタイルズ(Impact Wrestling 5/24/12)
DAJスタイルズvs.カート・アングル(6/13/13)
EXディビジョン王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.マニックvs.クリス・セイビン(新チャンピオン!)(7/4/13)
F#1コンテンダーズ・ラダー・マッチ:ゲイル・キムvs.テイレン・テレール(Impact Wrestling 7/11/13)
GTNA王座戦、ラスト・マン・スタンディング:ブリー・レイ(ch)vs.ミスター・アンダーソン(No Surrender 9/12/13)