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TNA:TV Matches 2010 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 TNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/4/10)

TNA世界ヘビー級王座戦、ステアウェイ・トゥ・ジャニス・マッチ(レフェリー:エリック・ビショフ):ロブ・ヴァン・ダム(ch)vs.アビス(Impact Wrestling 8/12/10)

@TNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/4/10)
 ジェットコースターにのっているような黄色い歓声が鳴り響く中素晴らしい試合が繰り広げられましたす。
 充実した身体能力はプロレスの型を超える事を可能にし、
 アスリートとして自由に動いても形になります。
 可能性の追求と制限の撤廃。
 この後に廃止される6角形リングが象徴する意味合いを体現しているのが何とも皮肉的ですね。
 それはともかく構築においてもカートが新時代的構築により見事なスピード感を生み出しています。
 試合を運ぶ受けや素早さだけでない見せ方も流石です。
 もはやベノワvs.カートに匹敵する黄金カードであると確信させましたね。
 ただ技が決まる時の美しさが売りで、
 決まらなかった技を決める展開&必殺技を一発化しない世界観とはいえ
 クライマックスはいくらなんでも必殺技級の技を打ちすぎでしょう。
 スタイルズ・クラッシュが3発、S式450°スプラッシュが2発ですからね。
 食傷気味になると言うものです。
 後は珍しく試合を潰さず大事な物と認識しているなら
 そもそも黒覆面男乱入やフレアーの顔見せを入れないで、と思うけど 
 今のTNAにそこまで求めてはいけませんね。
 また1つ素晴らしい試合を作り上げた、という感じ。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/13/10)

ATNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.カート・アングル(iMPACT! 1/21/10)
 AJは積極手に打撃を打ち、ヘタレも表情のみに留めるなど
 この後の低迷を想像させない、まずまずのヒールっぷりです。
 カートの押さえ気味の怒りとフィットして一進一退になっており面白いですよ。
 ただ以前のAJvs.カートの特別性はないし、
 短めでスクリュー・ジョブ・フィニッシュなので評価としてはまあまあ良い試合程度です。
 (執筆日:5/13/10)

BTNA王座戦:AJスタイルズ(ch)vs.RVD(iMPACT! 4/19/10)
 AJがあくどい顔をしていて良いですね。
 それに対しRVDはAJについていけない事を露呈して増長させると
 伏せたAJにこける、という驚異的なムーブを披露。
 AJの卓越したセンスによる脚攻めというアドリブにつなげます。
 後はRVDの当たりが弱いのでAJが受け身で大きくし、また自爆で勝機を与えて見事陥落。
 頑張って性に合わないヒールを洗練したAJとロートルなRVDがスイングした試合です。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:5/13/10)

Cサモア・ジョーvs.RVD(iMPACT! 7/8/10)
 打撃の打ち合いからテンション高くスタートさせると
 リング周囲のハードコア・スポットというRVDが切り開いた見せ場を生み出します。
 リングに戻ってからも王者がぼろぼろになりながらも強大な敵に立ち向かう構図にはまっていて良いですね。
 受けと反撃のセットに対して共通の意識を持っていて
 面白いように攻防がその構図を後押ししている。
 ジョーのボストン・クラブ、スリーパーへの引きずり込みも本来の100%の効果をもたらし更なる高みへと導いています。
 敢えてああいうフィニッシュを選んだきたのも良いですね。
 ここ数年間でRVDは一番やりたいように試合できたのではないか。
 ただ突き詰めた試合ではなく時間もそんなに長くはないので
 vs.リンみたいに手を重ねてPPVに持ち込んで欲しいですね。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:7/11/10)

Dカート・アングルvs.AJスタイルズ(iMPACT! 8/12/10)
 AJがヒールとして煽る事はせず、あくまでロー・ブローなどの即時的なムーブに抑え、
 投げのカートと美しい技の攻防で驚嘆させる。
 技で魅せながらも攻防は過剰ではなくダメージも設定こそ強くないが自ら納得した物を表現している。
 このカードはシナXオートンぐらい価値がある。
 オープニングという事で8分程度だったが実に贅沢な8分間でした。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:9/11/10)

ETNA世界ヘビー級王座戦、ステアウェイ・トゥ・ジャニス・マッチ(レフェリー:エリック・ビショフ):ロブ・ヴァン・ダム(ch)vs.アビス(Impact Wrestling 8/12/10)
 上空にジャニス(釘付角材)が吊られていて、奪取したら使用可能になる形式。
 取るまでを温い攻防で誤魔化すこともなく展開。

 ラダーにガラス、画鋲とコンスタントにハードコア・スポットを投入。
 RVDが活き活きと動き、アビスもタフに受けていきます。
 
 肝心のジャニスは未遂なものの攻防の帰結としては意味がある。

 ハードコア・レベルも高く、それだけでない構成力もありました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)