TNA:TV Matches 2007〜2009の分析
名勝負 | カート・アングルvs.AJスタイルズ(iMPACT! 10/15/09) |
好勝負 | なし |
@TNA王座戦、ノーDQ:カート・アングル(ch)vs.ライノvs.クリスチャン・ケイジ(iMPACT! 6/28/07)
何とこの日組まれた試合はこれだけ。
アビスがクリスチャンに襲いかかってバック・ステージで2人の乱闘に移行したり、
乱入者が乱入者を引き寄せる結果となったりと
試合の中でショーとしてストーリー・アングルを進行させる、という前代未聞の内容になっています。
こういう奇抜なアイディア自体は好きだし非常に面白いと思います。
ただこの面子で3ウェイを30分やるのは難しいですね。
そもそもアイディアの都合上休みを所々で入れないといけないので
クオリティが上がっていかないんですよ。
カートもクオリティを下げない試合構築をするのが精一杯でしたね。
もう少しお金をかけてスキット的な演出で色々華々しくやったら良かったんじゃないですか。
平均より少し上。
(執筆日:5/13/10)
Aターキー・ブロウル決勝:AJスタイルズvs.サモア・ジョーvs.クリス・セイビン(iMPACT! 11/22/07)
素晴らしいカードなのに期待外れ。
まずAJが不得意なヒールな上に序盤では間抜けな動きを見せます。
それに伴いベビーフェイスの1人になったジョーは怪物性を活かせない立ち位置。
3ウェイ・スポットも前半は悉く動きが崩れていますね。
AJがヒールで05年の連戦とは状況が違うのにジョーを普通に投げたりと滅茶苦茶です。
後半に持ち直しましたが悪くない試合程度。
試合後、敗北したAJが罰ゲームとして七面鳥の格好をして
ピルグリムの格好をしたカートと向かい合うシーンがありましたが、そのシーンがこの試合を象徴しています。
つまりは悪い冗談だったという事で・・・。
(執筆日:5/14/10)
Bモーター・シティ・マシンガンズvs.スピード・マッスル(iMPACT! 6/12/08)
ROHで組んだら普通にMOTYを狙えるカードですね。
ただTNAという事で試合時間はわずか6分です。
スピード・マッスルが初めてなので連携技を披露する必要があり、
独創的な攻防回しはクライマックス2分間に留まっています。
しかしiMPACTの歴史の中でもトップ・レベルの濃密な6分間でした。
中々良い試合。
(執筆日:5/13/10)
Cカート・アングルvs.クリストファー・ダニエルズ(iMPACT! 4/16/09)
スポット、動き共に完成度が高いですね。
2人の距離が離れてもその間の密度がまったく低くならないのが驚異的です。
またテンポも速くスリリングです。
しかしこのテンポの速さは・・・と思っていたら案の定8分で終わりましたね。
ダニエルズが丸め込みで勝利するブックを書くぐらいなら
是非ともPPVでやって欲しかった内容でした。
中々良い試合。
(執筆日:5/13/10)
Dカート・アングルvs.AJスタイルズ(iMPACT! 10/15/09)
カートは見事なアマレスの技術を絡めた攻めを見せる一方で
タイミングぴったしの場外逃げを見せます。
今年のカートは神経が鋭敏です。
AJもドロップ・キックをはじめとして
その構築に合う様一発一発が綺麗且つ派手な技を繰り出します。
中盤はカートがトペコンから腰狙い。
カバーの繰り返しも力が入っていて綺麗に作り上げられています。
ここではAJは技よりも動きに注力し
AJの耐える姿に声援が飛ぶよう設計、動いていますね。
AJが王者という事を考えるとちょっと押されすぎだが、
それもありとするのがカートの充実度、実績です。
まさにカートが俺の屍を超えていけ、と語りかける内容で
スタイルズ・クラッシュやS式450°スプラッシュを返されるにふさわしい。
惜しまれるのはそう語りかけるにも関わらず
アナウンスの無い時間切れ、という結末を迎えた事。
試合自体は褒めっぱなしの内容且つ カートのアンクル・ロックの引き出しも残っている状態なので
これで決着をつけていたらMOTYの最有力候補になりましたよ。
今でも尚MOTY候補ですけどね。
アスリート美に溢れた内容で、ぎりぎり名勝負。
(執筆日:12/12/09)
注目試合の詳細
Dカート・アングルvs.AJスタイルズ(iMPACT! 10/15/09)組むとカートがコーナーに押し込む。
クリーンに離れる。
カートがバックを取る。
AJがバックを取り返す。
カートがバックを取り返しテイク・ダウン。
AJの回転についていく。
AJがロープに逃げる。
カートが上からおさえる。
AJがバックを取る。
カートが腕を取りヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
AJが起き上がりロープに振る。
ドロップ・キックを決める。
カートが場外に転がり出る。
リングに戻る。
カートが蹴り。
アッパーカートを叩き込む。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
AJは蹴り上げるとボディ・スラム。
ロープに走りニー・ドロップ。
カバーするもカウント2。
カートが場外に転がり出る。
リングに戻ってくる。
ナックル・ロック。
カートが押し込む。
AJは起き上がると逆に押し込もうとする。
カートが蹴り。
場外に投げ捨てようとする。
エプロンに着地したAJを殴りつける。
殴りつけロープに走る。
AJが一回転してリングに戻りラリアット。
カートがたまらず場外に転がり出る。
AJは待つと見せかけブランチャを狙う。
カートが同時にリングに戻るのを見てエプロンに着地しスプリングボードを狙う。
カートが脚を払って崩す。
AJは場外に転落。
カートがリングで待ち構える。
エプロンに上がってきたAJを殴り落とす。
ロープに走るとトペ・コンヒーロ。
AJを持ち上げるとエプロンに叩きつける。
リングに戻すとカバー。カウント2。
バック・ブリーカーを決めカバー。カウント2。
カバーするもカウント2。
反らして締め上げる。
AJは起き上がると腹にパンチ。
殴りつけロープに走る。
カートがカウンターでバック・ブリーカー。
ブレーン・バスター。
カバーするもカウント2。
カバーするもカウント2。
ガット・レンチ。
AJは起き上がるとコーナーに押し込む。
バック・エルボーを叩き込んでいく。
殴りつける。
コーナーに振ろうとする。
振り返されるも突進してきたカートを蹴り倒す。
殴りつける。
ロープに振ろうとする。
カートは振り返すとベリー・トゥー・ベリー。
ロープにAJの喉を押しつける。
バック・ドロップ。
カバーするもカウント2。
ボディ・シザース。
体勢を変えられたのでスリーパー。
AJは起き上がるとバック・エルボー。
チョップ。
クローズラインへ。
カートが避けスリーパー。
AJが動きバック・ドロップ。
両者ダウン。
カートがクローズラインへ。
AJは避けるとクローズライン。
クローズライン。
コーナーのカートに突進。
カートはカウンターでショルダー・スルー。
エプロンに着地したAJを殴りつけようとする。
AJは受け止めると殴りつける。
スプリングボード式フォア・アームズ。
カバーするもカウント2。
スタイルズ・クラッシュを狙う。
カートが両脚を掴んで倒しコーナーへのスリング・ショット。
投げっぱなしジャーマンを決めカバー。カウント2。
アングル・スラムを狙う。
後ろに逃れたAJにクローズラインを狙う。
AJが避けペイレイ・キック。
カバーするもカウント2。
コーナーにのぼる。
カートは起き上がると駆け上がり雪崩式ベリー・トゥー・ベリー。
カバーするもカウント2。
アングル・スラムへ。
AJがアーム・ドラッグに切り返す。
ローリング・ラリアット。
カバーするもカウント2。
スタイルズ・クラッシュを狙う。
カートがリバース・スープレックスに切り返そうとする。
AJがサンセット・フリップへ。
カートが逃れ足首を取る。
耐えるAJをひっくり返しアンクル・ロック。
AJが丸め込む。カウント2。
カートはAJのクローズラインを避けるとジャーマン。
2発目。
耐えるAJを起こし3発目。
カバーするもカウント2。
肩紐を外す。
待ち構えてアングル・スラムへ。
AJがサンセット・フリップに切り返しそこからスタイルズ・クラッシュ。
カバーするもカウント2。
コーナーにのぼる。
飛ぶ。
カートがカウンターで蹴りを入れアングル・スラム。
カバーするもカウント2。
コーナーにのぼりムーンサルトへ。
AJが避けて自爆させる。
エプロンに転がり出る。
スプリングボード式450°スプラッシュ。
カウントは2。
コーナーにのせる。
スーパープレックスを狙う。
カートが突き飛ばす。
AJがカートの体勢を崩すと同時にツームストンの体勢。
カートが体勢を入れ替える。
AJが体勢を入れ替える。
カートが逃れると同時にアンクル・ロック。
中央に引っ張り脚を巻きつける。
AJはタップしていないがゴングが鳴る!
カートが勝利したと腕を挙げるが時間切れだとアナウンスされる!
カートはすぐに去っていく。
スティングがAJの様子を見に来る。
試合結果
@TNA王座戦、ノーDQ:カート・アングル(ch)vs.ライノvs.クリスチャン・ケイジ(iMPACT! 6/28/07)Aターキー・ブロウル決勝:AJスタイルズvs.サモア・ジョーvs.クリス・セイビン(iMPACT! 11/22/07)
Bモーター・シティ・マシンガンズvs.スピード・マッスル(iMPACT! 6/12/08)
Cカート・アングルvs.クリストファー・ダニエルズ(iMPACT! 4/16/09)
Dカート・アングルvs.AJスタイルズ(20分時間切れ)(iMPACT! 10/15/09)