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TNA:TV Matches 2006の分析


名勝負 なし
好勝負 Xディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー(iMPACT! 4/13/06)

@Xディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー(iMPACT! 4/13/06)
 Spike TV最初の放送における第1試合。
 試合開始部分をカットして
 いきなり場外でのオレ・キック、流血の画面を持ってくる、という仕掛けを施しています。
 これはインパクトありましたね。
 最初の部分をリプレイで振り返るため代償としてスピード感こそ失われますが
 今回は前回PPVのクライマックスに持ってきた
 ジョーがダニエルズを無慈悲に痛めつけるドラマチックな闘いをベースに据えているので問題ありません。
 そして2人共それを上手くやりぬきましたね。
 ジョーは強烈なハード・ヒッティングを見せるし、
 ダニエルズはぐったりとして息絶え絶えの表現を見せる。
 そこからの反撃は心に訴えかける物があり熱いですし、
 ただ闇雲に盛り返したり一進一退で盛り上げるのではなく、
 ジョーが強さを保ちながら逃げ切ったような印象を与えるように攻防を行っているのが見事です。
 重要な仕事を任され、期待に応えて見せた素晴らしい仕事っぷり。
 文句なしに好勝負です。
 (執筆日:5/13/10)

Aタッグ王座戦、ボーダー・ブロウル:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.LAX(iMPACT! 8/24/06)
 抗争が成功しているだけにテンション高く、
 ただ相手を地面に叩きつけるような行動もスポットとして成立しています。
 乱戦だけにヘルナンデスがそこまでスケール・アップできないのが残念ですね。
 その分粗さも出ないのでトントンですけど。
 後は相変わらずAJ、ホミサイドが活き活きと動いていたのが印象的ですね。
 中々良い試合。
 (執筆日:5/13/10)

Bバーブド・ワイヤー・ケージ・マッチ:クリスチャンvs.ライノ(iMPACT! 11/16/06)
 扉は施錠され、ケージ天辺には有刺鉄線を巻かれているのに
 脱出ルールのみなのは納得いきませんね。
 差し入れ口があって有刺鉄線を切るカッターがもらえたりしますが
 やはりフォール・ルールもあった方が深みが増した気がします。
 試合自体はクリスチャンが顔面が真っ赤に染まる大流血しながら上手くコントロールしています。
 ただ上記の点からヘタレ要素が多くなりTNAでのクリスチャンの良さが薄められている部分はあります。
 一方のライノは余り感心する仕事っぷりではありませんが
 拘束着を着せられて絵になるタンク型選手として素材には十分になっていましたね。
 平均的な良試合。
 (執筆日:5/13/10)

Cカート・アングルvs.アビス(iMPACT! 11/16/06)
 カートのインパクト・デビュー。
 アングルの応援一色で、チャントがサッカーのワールドカップ会場のような状態になっています。
 素晴らしい雰囲気でしたね。
 試合自体はカートがアビスを切り崩して攻略していく面白さはあるものの
 アビスを怪物としてのスケール・アップはほとんど行っていないので内容は普通です。
 雰囲気押しで成立するレベルにありました。
 平均的な良試合。
 試合後はジョーとのやり取りがありましたね。
 (執筆日:5/13/10)

注目試合の詳細

@Xディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー(iMPACT! 4/13/06)
  (リプレイで確認)
  (ダニエルズがボディ・シザースでジョーを場外に落としアラビアン・プレス。)
  (ジョーがダニエルズを鉄柱にぶつける。)
  (CM)
  ジョーがダニエルズを柵にもたれさせビッグ・ブーツ。
  ダニエルズが流血。
  ジョーはダニエルズをリングに戻す。
  ダニエルズの頭部をけりつける。  
  頭部を蹴りつける。
  起こそうとする。
  ダニエルズが腹にパンチ。
  パンチ。
  ジョーが胸に蹴り。  
  傷口に噛み付く。
  ダニエルズが近づいてきたジョーに蹴り。
  ジョーはダニエルズを蹴りつけると頭部にパンチ。
  傷口をかきむしる。
  スナップ・メア。
  コンビネーション・ニー・ドロップ。
  カバー。カウント2。
  ヘッド・ロック。
  ダニエルズが起き上がりバック・エルボー。
  ロープに走る。
  ジョーがクローズラインへ。
  避けられるもジャンピング・ニー。
  傷口を踏みつける。
  起こすとジャブにチョップのコンボ。
  何度も打ち込んでいく。
  ダニエルズはぐったりしている。
  近づいてきたジョーにパンチを打つも弱弱しい。
  ジョーはダニエルズを起こすと傷口を殴りつけモンゴリアン・チョップ。
  コーナーに振りフライング・フォア・アームズ。
  ペイレイ・キック。
  フェイス・ウォッシュを決める。
  もう1発狙う。
  ダニエルズは受け止めるとドラゴン・スクリュー。
  ハイ・ニー。
  コーナーに振りもう1発狙う。
  ジョーがカウンターでSTO。
  (CM)
  ジョーがダニエルズにパワー・ボム。
  カウント2でボストン・クラブ。
  STF。
  アーム・ロック。
  ダニエルズがロープに脚をかける。
  ジョーがダニエルズの胸に蹴りを打ち込んでいく。
  ロープに走りビッグ・ブーツへ。
  ダニエルズはかわすと延髄切り。
  もう1発。
  クローズラインを受け止めコンプリート・ショット。
  フライング・フォア・アームズ。
  ロープに走りクローズライン。
  ロープに走る。
  ショルダー・スルーを食らうも着地しコード・ブレイカー。
  吼えてコーナーに上がるとダイビング・クローズライン。
  カバー。カウント2。
  コーナーにのせ雪崩式ハリケーン・ラナ。
  カバー。カウント2。
  起こそうとする。
  ジョーがアトミック・ドロップ。
  ロープに走りビッグ・ブーツ。
  セントーンへ。
  ダニエルズが両膝を立てて迎撃。
  突進。
  ジョーがカウンターでパワー・スラム。カウント2。
  バック・ドロップを狙う。
  ダニエルズが着地しバック・ドロップを狙うも持ち上がらない。
  ジョーがはたいて逃れロープに走る。
  ラリアットへ。
  ダニエルズが受け止めブルー・サンダー・ドライバー。カウント2。
  起こそうとする。
  ジョーが張り手を叩き込んでいく。
  ダニエルズはかわすと張り手を連打。
  ジョーはガードすると蹴り上げる。
  蹴り上げる。
  ラリアットへ。
  ダニエルズがカウンターでSTO。
  BMEにつなげるもカウントは2。
  ジョーをコーナー上にのせると張り手を狙う。
  ジョーがかわしリア・ネイキッド・チョーク。
  ダニエルズが殴りつけて逃れると張り手。
  スーパープレックスを狙う。
  ジョーがロー・ブロー?で防ぐ。
  そして雪崩式アイランド・ドライバーで1,2,3!
  ジョーが新チャンピオンに!

試合結果

@Xディビジョン王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー(新チャンピオン!)(iMPACT! 4/13/06)
Aタッグ王座戦、ボーダー・ブロウル:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.LAX(新チャンピオン!)(8/24/06)
Bバーブド・ワイヤー・ケージ・マッチ:クリスチャンvs.ライノ(iMPACT! 11/16/06)
Cカート・アングルvs.アビス(iMPACT! 11/16/06)