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Impact Wrestling:TV Matches 2023の分析


名勝負 なし
好勝負 ピット・ファイト:マイク・ベイリーvs.ケニー・キング(Impact Wrestling 1/19/23)

モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)vs.ジョナサン・グレシャム、マイク・ベイリー(Impact Wrestling 2/23/23)

Xディビジョン王座戦、モンスターズ・ボール:トレイ・ミゲル(ch)vs.クレイジー・スティーブ(Impact Wrestling 2/23/23)

タッグ王座戦:モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)(ch)vs.バレット・クラブ(エース・オースチン、クリス・ベイ)(Impact Wrestling 3/2/23)

@ピット・ファイト:マイク・ベイリーvs.ケニー・キング(Impact Wrestling 1/19/23)
 ノー・ロープでノー・ピンフォール、ノーDQ、
 サブミッションorギブ・アップで決着がつく試合形式。
 初めてのシチュエーション・マッチとなりますね。

 ロープがなく動けない中でも打撃の牽制や
 サブミッションの見せ方で魅せていますね。
 演舞要素だって盛り込んでいます。

 花道や場外の位置づけを再構築して試合作りに活かし、
 スポットも良く考えられています。

 ブッカーだけではできないレスラー自身の前向きな取り組みもあって生まれる内容。
 2023年もImpactに期待を抱かせる一戦でしたね。

 最後はややスポットの羅列になりかけるも印象的なフィニッシュできっちり〆。

 ぎりぎり好勝負です。

Aモーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)vs.ジョナサン・グレシャム、マイク・ベイリー(Impact Wrestling 2/23/23)
 グレシャムが石井的にエルボーを打たせて耐えていったり
 滞空式ブレーン・バスターしたりとキャラ変していたのが印象的。

 連携技、1対2の攻防などタッグ要素多めに
 スプリントで攻防紡いでいてテクニックが光りましたね。

 また、その中でもシェリーへの脚攻めというのが
 グレシャム、ベイリー共通の戦略になっていたのも深みを増していました。

 ぎりぎり好勝負。

BXディビジョン王座戦、モンスターズ・ボール:トレイ・ミゲル(ch)vs.クレイジー・スティーブ(Impact Wrestling 2/23/23)
 テーブル、椅子といったハードコア系から
 ホッチキス、画鋲といったデス・マッチ系アイテムまで。

 クレイジーは流血しながら笑顔を振舞き雰囲気に貢献していますが、
 試合運びも良かったですね。

 トレイも普段やらないジャンルへの挑戦でしたが、
 しっかりこなしてまた株を上げました。

 通常放送で過激度の高い試合も見られて
 Impact Wrestlingへの期待感がまた高まる一戦でしたね。

 ぎりぎり好勝負。

Cタッグ王座戦:モーター・シティ・マシンガンズ(アレックス・シェリー、クリス・セイビン)(ch)vs.バレット・クラブ(エース・オースチン、クリス・ベイ)(Impact Wrestling 3/2/23)
 新日にも出てエースが売れたのも大きいのですが、
 ベイの成長もバレット・クラブの躍進の理由の一つですよね。

 この試合も序盤の掴みではベイのアピール力が光っていました。

 タッグとして動くので中盤への展開も厚みがあります。
 しかもすぐに孤立とせず鬩ぎ合いがあるので、
 どう展開していくのかテンプレでなく興味を引きますね。

 この2チームの対決にふさわしい見応えのある攻防。
 素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

DImpact世界王座戦:ジョシュ・アレキサンダー(ch)vs.KENTA(Impact Wrestling 3/23/23)
 KENTAがヒール・プレイとして主導権を掴みます。
 アクションとしては物足りないものの
 セットアップとしては丁寧で引き込まれました。

 主導権KENTAに残したまま歓声が大きくなっていく流れ。
 綺麗な組み上げ方で両者の地力の高さが際立ちましたね。

 最後まで攻守の切り替えが少なく
 トップ・マッチではないもののこの2人だけの試合ではありましたので十分。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

 (執筆日:3/?/23)