Impact Wrestling:TV Matches 2023 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | タイム・マシーン(アレックス・シェリー、クリス・セイビン、KUSHIDA)vs.ジョナサン・グレシャム、トレイ・ミゲル、マイク・ベイリー(Impact Wrestling 4/17/23) クリス・セイビンvs.マイク・ベイリー(Impact Wrestling 5/25/23) タッグ王座戦:ABC(エース・オースチン、クリス・ベイ)(ch)vs.サブカルチャー(フラッシュ・モーガン・ウェブスター、マーク・アンドリュース)(Under Siege 5/26/23) |
@タイム・マシーン(アレックス・シェリー、クリス・セイビン、KUSHIDA)vs.ジョナサン・グレシャム、トレイ・ミゲル、マイク・ベイリー(Impact Wrestling 4/17/23)
パズルワークのような切り返し。
見応えのあるグラウンドの変化。
タイム・マシーンが三人で数珠で腕をとっていく単純ながら圧巻のトリオ・シーン。
タイム・マシーン側の攻めが長く、一方的なので
攻守の入れ替え自体はそこまで面白くないのだが
動きの滑らかさが見事過ぎてこれは魅了されない訳にはいかない。
対するグレシャム側はトレイという傍若無人要素を混ぜつつ
こちらも負けじと躍動しつつ試合の道筋もまとめました。
とはいえタイム・マシーンのトリオがそれ以上に圧巻。
このトリオはもっと見たいですね。別格でした。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:4/?/23)
Aマイク・ベイリーvs.ジョナサン・グレシャム(Impact Wrestling 5/4/23)
観ているものがどう感じるかを意識して
引っかかる動きをするジョナサン。
ジョナサンがその機能を担うので
ベイリーはストレートに観客をのせることに集中。
数え歌らしい安定感ある攻防で魅了していきましたね。
ただ少し自分のやりたいことを押し出し過ぎて
もう少しだけキャッチーさも考慮するとより味わい深いのも確かです。
好勝負に少し届かず。
Bクリス・セイビンvs.マイク・ベイリー(Impact Wrestling 5/25/23)
フェイス同士和やかにしつつも
細かくタネをまいて一つ一つ積み重ね。
一方的に押し付けず
合わせながら着実に試合を高めていきます。
細かなところから始めたので
後半の体を張ったスポットも最大限に輝く。
絶好調の2人の試合にふさわしい内容。
終盤の緩急、技の見せ方も素晴らしかった。
文句なしに好勝負。
Cタッグ王座戦:ABC(エース・オースチン、クリス・ベイ)(ch)vs.サブカルチャー(フラッシュ・モーガン・ウェブスター、マーク・アンドリュース)(Under Siege 5/26/23)
ABCのタッグ・ワークは見事。
対するサブカルチャー。
WWE時代と同じく、クオリティの高い連携技と
軽快なテンポでの試合運びで良いですね。
それぞれの良い所が出て、
リングを広く使ってアクションを繰り広げました。
特にクライマックスは見応えあり。
ぎりぎり好勝負です。
DXディビジョン王座戦:トレイ・ミゲル(ch)vs.クリス・セイビン(Under Siege 5/26/23)
トレイがキャラを見せた後
セイビンが鋭い攻めで中盤を構築。
ややまったりと一方に任せた試合運びで
スロー・スタートながら上質ですね。
凄い跳ねさせるつもりはないがリアクションは適切でアクション密度は上がっていきました。
セイビンの絶好調ぶりと比較してしまうと
トレイはヒール転向後、自己主張が物足りない印象はあります。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:5/?/23)