Impact Wrestling:TV Matches 2022の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ジョシュ・アレキサンダーvs.マット・テイヴェン(Impact Wrestling 3/17/22) クリス・セイビンvs.カザリアン(Impact Wrestling 6/30/22) |
@ジョシュ・アレキサンダーvs.マット・テイヴェン(Impact Wrestling 3/17/22)
テイヴェンが簡単に合わせず
一つ一つチェーンを積み増していきます。
ジョシュに馬力で押されない自分のポジションを最大限活かしていますね。
好敵手を得てジョシュもじっくりと試合構築が可能。
ここぞにスポットを配置していて
その構築力には唸らされますね。
PPVではないので演出はほとんどありませんが、
逆に言うと変な演出で損なわれることなく
両者の地力を十二分に堪能できる形です。
完成度の高い内容でしたね。
ぎりぎり好勝負。
Aバレット・クラブ(ジェイ・ホワイト、クリス・ベイ)vs.モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)(Impact Wrestling 3/31/22)
ベイはキレのあるムーブだけでなく
笑顔で煽って見せたりとホワイトのパートナーとして
良い影響を受けている様子が垣間見えますね。
両チーム、タッグ要素を使いこなして考え抜かれた内容となっています。
それぞれの点が必ずしも同じベクトル向いて加速する形にはなっていないので
クオリティとしての伸び盛りはやや鈍かったものの
シングルの攻防も安定感あったし、
これを通常放送で見れれば御の字というものでしょう。
好勝負に届かずも中々良い試合。
BImpact世界王座戦:ジョシュ・アレキサンダー(ch)vs.ムース(Impact Wrestling 4/28/22)
PPVのリマッチ。
細かく一進一退。
PPVではないのでCMに入る前のスポットが
コーナー上から突き落とすだけだったりしますが、
本質的なクオリティを形作るベース・ラインはPPVと同じく高いクオリティを誇ります。
それぞれ部位攻めも加え
攻防を激化させ盛り上げました。
次のストーリー展開に向けて
乱入とかブックの演出もありがちですが、
今回はそういうのもなくシンプルにまとめあげました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
試合中の演出はなかったものの試合後に石井が登場。
まさかのジョシュへの王座挑戦を表明です。
(執筆日:4/?/22)
Cクリス・セイビンvs.カザリアン(Impact Wrestling 6/30/22)
セイビンがキレキレでシャープな攻めを繰り出すと、
カザリアンも呼応するように緊密な攻め。
ベテランが元気だと良いですね。
セイビンはこの一年高いレベルを維持していますが、
カザリアンのコンディションも良かった。
リング環境を使ったスポットによるコントロールは
攻防の焦点としてしっかり演出されていました。
終盤疲労感を出してテンポが変わった中でも
攻防の軸をぶらさずに積み重ねることが出来ているのも見事。
完全燃焼しましたね。
ぎりぎり好勝負です。
Dトレイ・ミゲルvs.ラレド・キッド(Impact Wrestling 7/7/22)
トレイのスタイルに対して
ラレドもペースを乱すことなく自分のやりたいことと両立。
トレイはムーブ・ミスしてもそれを即座に足を痛める前振りに繋げ、
それによってこの試合最大の魅力を生み出しています。
足の痛みを引きずりながらの試合運びは見事で
先日のベイリー戦と言い、キャリア・ハイを迎えていることに確信させますね。
ラレドも良かったですが、とにかくトレイがお見事、
なのでインパクトはトレイに後五分上げてください。それだけ。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:7/?/22)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョシュ・アレキサンダーvs.マット・テイヴェン(Impact Wrestling 3/17/22)Aバレット・クラブ(ジェイ・ホワイト、クリス・ベイ)vs.モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン、アレックス・シェリー)(Impact Wrestling 3/31/22)
BImpact世界王座戦:ジョシュ・アレキサンダー(ch)vs.ムース(Impact Wrestling 4/28/22)
Cクリス・セイビンvs.カザリアン(Impact Wrestling 6/30/22)
Dトレイ・ミゲルvs.ラレド・キッド(Impact Wrestling 7/7/22)