Impact Wrestling:Slammiversary 7/22/18の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ジョニー・インパクトvs.イシモリvs.フェニックスvs.ピティ・ウィリアムス タッグ王座戦、5150ストリート・ファイト:LAX(サンタナ、オーティズ)(ch)vs.OGs(ホミサイド、ヘルナンデス) マスカラ・コントラ・カベジェラ:ペンタゴンvs.サミ・キャリハン インパクト王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.ムース |
@ジョニー・インパクトvs.イシモリvs.フェニックスvs.ピティ・ウィリアムス
それぞれリズムは違うのでリズムの乱れはあるものの
逆に言えば自分の個性を押し殺さず交われている証拠。
試合の芯が出てくると、
それぞれがそこに乗るので、
良いハーモニーも生まれ出します。
オープニングとしては最適の派手さ。
どのように工夫を凝らすかも期待させ、100%応える。
スワンの代役の古株のピティも良い味出せていましたね。
イシモリも
プロレスの型に落とし込んで試合を構成しつつ
典型で終わらせない工夫の光った一戦。
ぎりぎり好勝負です。
Aテッサ・ブランチャードvs.アリー
Bハウス・オブ・ハードコア:エディ・エドワーズvs.トミー・ドリーマー
乱戦で始めるとステイプル・ガンに竹刀、椅子。
ドリーマーのスキル、体力の衰えがあるので
デス・マッチみたいにはやり合えないし、展開もスローですが、
ECWチャントを目論見どおり起こす程にはインパクトがあるし、
繋ぎの試合としてしっかり仕事をした内容です。
平均より少し上。
CXディビジョン王座戦:マット・サイダル(ch)vs.ケイジ(新チャンピオン!)
Dノックアウツ王座戦:スー・ヤン(ch)vs.マディソン・レイン
Eタッグ王座戦、5150ストリート・ファイト:LAX(サンタナ、オーティズ)(ch)vs.OGs(ホミサイド、ヘルナンデス)
新旧LAX対決。
まずは現役のLAXが軽快なムーブで魅了。
これに対しOGsは割り切って最初から
ゴミ箱や椅子を使ったハードコア殺法で対応。
荒々しい乱戦は魅力的ですね。
後半OGsのスタミナが切れてくるも
そこはLAXが連携技で引っ張り、
最後はテーブル葬連発に画鋲で
一踏ん張りして思い切りの良い幕引きでフィニッシュ。
世代間のギャップをフォローしあって見事に埋めました。
ぎりぎり好勝負。
Fマスカラ・コントラ・カベジェラ:ペンタゴンvs.サミ・キャリハン
まずはサミが足を使って上手くヘタレ役をこなします。
グラス攻撃で反撃するとそれぞれ鉄柱に張り手誤爆。
それでも気にせずチョップを打ち合う、という
敢えてのノー・セルが許容されるハイテンションぶりですね。
鉄釘という凶器を軸にドラマを作っていく
試合展開は同じハードコアでも
前のストリート・ファイトとは全然違う内容。
釘や椅子を叩き付け合うデス・マッチ的な格好良さ、
2人の演者としての魅力で引っ張り挙げていきましたね。
レフェリーに誤って技をかけるのは少しチープだったけれど。
試合後のやり取り含めて面白かった。
文句なしに好勝負。
Gインパクト王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.ムース
ムースの長身、パワフルさを映えさせる
エリーズのレスリング・ムーブにヘタレ術。
エリーズの構築術はまったくさび付いていないですね。
良くも悪くもキャラクター化している
ムースのプロレスが見事に活きている。
場外、花道を使って激化していく
分かりやすい構成も良いですね。
ただプロレス的深みという点では一線を越えれなかったイメージ。
それこそムースが悲願の戴冠ということであれば
サムシングをそれだけで付与できたかもしれないけれど、
この内容ならエリーズを絶対王者のままに据えたい気持ちも分かる。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:7/?/18)
DVD Rating:★★★★★
注目試合の詳細
なし試合結果
@ジョニー・インパクトvs.イシモリvs.フェニックスvs.ピティ・ウィリアムスAテッサ・ブランチャードvs.アリー
Bハウス・オブ・ハードコア:エディ・エドワーズvs.トミー・ドリーマー
CXディビジョン王座戦:マット・サイダル(ch)vs.ケイジ(新チャンピオン!)
Dノックアウツ王座戦:スー・ヤン(ch)vs.マディソン・レイン
Eタッグ王座戦、5150ストリート・ファイト:LAX(サンタナ、オーティズ)(ch)vs.OGs(ホミサイド、ヘルナンデス)
Fマスカラ・コントラ・カベジェラ:ペンタゴンvs.サミ・キャリハン
Gインパクト王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.ムース