TOPアメリカン・プロレスTNA 2013年 →TNA:Bound for Glory 10/20/13

TNA:Bound for Glory 10/20/13の分析


名勝負 なし
好勝負 ボビー・ルードvs.カート・アングル

@#1コンテンダーズ・ガントレット・マッチ:エリック・ヤング、ジョセフ・パークvs.バッド・インフルーエンスvs.ブローマンズvs.チャボ・ゲレロ、ヘルナンデス

@Xディビジョン王座戦:マニック(ch)vs.クリス・セイビンvs.オースチン・エリーズvs.ジェフ・ハーディvs.サモア・ジョー
 一番期待していたカードですが
 それぞれの状態は決して万全ではないですね。
 セイビンは今までしたことない道化調ヒールをあてがわれ、
 ジェフも再び道筋が見えにくくなっている。
 ジョーは年齢による衰えで印象が薄くなっています。
 マニックは飛び切り動きがキレていますが、感情や疲労感が見えません。
 素顔でも淡白なので当然といえば当然ですけどね。
 唯一エリーズは試合の展開を確実に約束していてケチをつけるところはないですね。
 しかし試合をスティールする程でもないですが。
 終盤はラダーも入れて複合的に見せ場を作るも
 革新的なシーン作りまではいかないまま
 最後はセイビンのヒール・キャラを後押しする形でフィニッシュ。
 まあまあ良い試合程度。

Aタッグ王座戦:ジェームス・ストーム、ガンナー(ch)vs.ブローマンズ
Bノックアウツ王座戦:ODB(ch)vs.ゲイル・キムvs.ブルック

Cボビー・ルードvs.カート・アングル
 序盤のオーソドックスなレスリングの中に
 アマレス的動きからのクロス・フェイスを先に入れ込んできたのはルード。
 本当にカートが復帰できるのかという疑問を上手いこと掻き立てます。
 カートは打撃から切り崩すと敢えて典型を崩してのアンクル・ロック。
 見事に意表をついてきましたね。
 中盤も相手との呼吸感の一致が素晴らしい。
 お互い相手を切りつつ一進一退を繰り広げますが
 崩れる場面はなく観客を注目させ続けています。
 相手の流れを手繰り寄せ合う均衡感は心地よい。
 カートがヘッド・ロックで気絶しかけるも
 そこから復活しての投げまくりはドラマチックです。
 無為の連打ではないのが良いですね。
 ルードも腕攻めと絡めてのクロス・フェイスで対抗します。
 最後はカートが雪崩式アングル・スラムを決めるも
 それで力尽き、ぴくりとも動かなくなりジ・エンド。
 これを弱いフィニッシュと捉えることもできるでしょうが
 個人的にはリアルと上手くミックスさせた情緒溢れる一戦という感想。
 ぎりぎり好勝負です。

Dイーサン・カーターIII vs.ノーヴ・フェルナム
Eスティングvs.マグナス
FTNA王座戦、ノーDQ:ブリー・レイ(ch)vs.AJスタイルズ


 (執筆日:11/?/12)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@#1コンテンダーズ・ガントレット・マッチ:エリック・ヤング、ジョセフ・パークvs.バッド・インフルーエンスvs.ブローマンズvs.チャボ・ゲレロ、ヘルナンデス
@Xディビジョン王座戦:マニック(ch)vs.クリス・セイビン(新チャンピオン!)vs.オースチン・エリーズvs.ジェフ・ハーディvs.サモア・ジョー
Aタッグ王座戦:ジェームス・ストーム、ガンナー(ch)vs.ブローマンズ(新チャンピオン!)
Bノックアウツ王座戦:ODB(ch)vs.ゲイル・キム(新チャンピオン!)vs.ブルック
Cボビー・ルードvs.カート・アングル
Dイーサン・カーターIII vs.ノーヴ・フェルナム
Eスティングvs.マグナス
FTNA王座戦、ノーDQ:ブリー・レイ(ch)vs.AJスタイルズ(新チャンピオン!)