TOPアメリカン・プロレスTNA 2012年 →TNA:Victory Road 3/18/12

TNA:Victory Road 3/18/12の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@#1コンテンダーズ・マッチ:ブリー・レイvs.ジェームス・ストーム
 PPVで2分の試合なんてやるな。以上。

AXディビジョン王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.ジーマ・アイオン
 色々場所を使うのはXディビジョンらしく面白いがヒール対ヒールなのです。
 それぞれの小技はヒール相手で効果を持ちません。
 かといって無職の軽量級バトルをする訳にもいかないUSの辛いところです。
 結局ヒール対決を組むなという元も子もない結論になる。
 エリーズのTwitterキャラもジーマのヘア・スプレー・ネタも阻害している。
 TNAとは別舞台で対決して欲しいところ。
 平均レベル。

Bタッグ王座戦:サモア・ジョー、マグナス(ch)vs.クリムゾン、マット・モーガン
 無為に技をおいているだけ。
 ミス・コミュニケーションの展開から手を抜いていて
 クリムゾンは一人踊って弱く、モーガンはいてもいなくても良い働きとなっている。
 最終的にタッグ解散の裏切りが待っているとしても、もう少しまともな試合が見たい。
 悪い試合。

CTV王座戦、オープン・チャレンジ:ロビーE(ch)vs.?
 ロビーEはホンキー・トンク・マンのようなものです。
 3分でロビーが負けて皆喜んでいますが何故ディーボン?

Dノックアウツ王座戦:ゲイル・キム(ch)vs.マディソン・レイン
 キムがハード・バンプを見せているもそれだけ。
 キムのヒールとしてのアピールが不十分で何もひきつけるものがないまま終盤です。
 レインはは技と相手に侮蔑的な言葉をかける遺恨との織り交ぜが悪く波にのれない。
 必殺技の受身もしくっていましたね。
 悪い試合。

EAJスタイルズ、ミスター・アンダーソンvs.カザリアン、クリストファー・ダニエルズ
 長年安定してきたダニエルズだがここにきて年か。
 小技で緻密に作り上げる術が失われている。
 それでも理から外れたことはしないのでまだ戦力にはなりますけどね。
 カズはまずまず。
 復帰となるアンダーソンは他が軽量級出身という中で齟齬を生み出すことなく
 同じファイト・スタイルの中で盛り上げることが出来ていました。
 AJはダメージ表現が優れていましたね。
 4人が一定の働きを行い、ちょっとしたタッグ要素を付け加えました。
 まあまあ良い試合。

Fジェフ・ハーディvs.カート・アングル
 カートは場外を使いながら土台立て。
 その構築法から過激化の火種を生み出すことも出来たでしょうが
 飛びつくことなくじっくりと試合を進めていきます。
 いつも通りとはいえ完成された試合運びで両者ダウンまで行くと
 後は鉄板の必殺技の攻防。
 フィニッシュは少々捻りが利いていましたが他は全て予想の範疇。
 MOTNながらもうこのカードでやることは残されていないと再確認させる試合でした。
 平均的な良試合。

Gノー・ホールズ・バード:ボビー・ルードvs.スティング
 スティングの一方的な攻め。
 それで成り立つようルードは受けていて
 脚攻めの反撃までのストーリーは良質。
 主導権を握った中盤も脚だけに拘らないため
 スティングの抵抗を交えやすい試合運びになっています。
 このカードの最善を尽くした内容。
 ただしこれがImpactなら褒めこそすれPPVのメインでやるべきものではないですね。
 最後のアクシデントを装ったフィニッシュも理解は出来る、理解は出来るが、
 唖然とするしかないし、理解を超えてスティングが間抜けに見える。
 平均レベル。

総評
 Lockdown前のCotC的な大会なんでしょうが
 やる気のないカード、内容と言われても反論できないでしょう。
 これより充実したImpact回がありましたよ。
 (執筆日:3/19/12)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@#1コンテンダーズ・マッチ:ブリー・レイvs.ジェームス・ストーム
AXディビジョン王座戦:オースチン・エリーズ(ch)vs.ジーマ・アイオン
Bタッグ王座戦:サモア・ジョー、マグナス(ch)vs.クリムゾン、マット・モーガン
CTV王座戦、オープン・チャレンジ:ロビーE(ch)vs.ディーボン(新チャンピオン!)
Dノックアウツ王座戦:ゲイル・キム(ch)vs.マディソン・レイン
EAJスタイルズ、ミスター・アンダーソンvs.カザリアン、クリストファー・ダニエルズ
Fジェフ・ハーディvs.カート・アングル
Gノー・ホールズ・バード:ボビー・ルードvs.スティング