TOPアメリカン・プロレスTNA 2009年→TNA:Slammiversary 6/21/04

TNA:Slammiversary 6/21/04の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約3時間5分です。

@Xディビジョン王座戦、キング・オブ・ザ・マウンテン:スーサイド(ch)vs.ジェイ・リーサルvs.コンセクエンスズ・クリードvs.クリス・セイビンvs.アレックス・シェリー
 スーサイド対その他4人からスタート。
 その後3人で押さえつけてスーサイドからフォールを取った後
 仲間割れしてMCMG対リーサル、クリードに、
 その後セイビンがわざとシェリーにフォールを取られたりして終盤へ、という内容です。
 展開をしっかり考え、ラダー系で新たなスポットを開発し、そしてハードな受けを見せた。
 これは素晴らしい事ですよ。
 しかし何が駄目かっていうとスーサイドの待遇。
 この中で一番魅力がないのに1対4なんてとんでも過ぎます。
 そしてどうせやるなら1対4部分を短くして
 ここでのスーサイドのフォールをなくし後半に移すべきです。
 またフィニッシュは面白いが、これは流石にネタ過ぎるよねぇ。
 中々良い試合。

Aクリストファー・ダニエルズvs.シェイン・ダグラス
 ダグラスは勝ちにつながりそうもない腕攻めを見せただけですね。
 そのために醜態を晒すなんて事はなかったけど、
 わざわざ試合を組んでこの内容とは・・・。
 悪い試合。

Bノックアウト王座戦:アンジェリーナ・ラブ(ch)vs.タラ
 タラことヴィクトリアがTNAに登場。
 ラブが敬意を払わないヒールといってもベビーフェイスですからね。
 あの荒々しい技のセレクト、介入してきたスカイに後で復讐する、というのは頂けなかった。
 もう少し時間が与えられていたら変わったかもしれないけれど。
 少し悪い試合。

Cモンスターズ・ボール・マッチ:アビス、テリー・ワイルドvs.レイヴェン、ダフニー
 落ち目のアビスと復帰したレイヴェンという事を考えると
 上出来なハードコア戦。
 ワイルド、ダフニーの追加も微妙に利いています。
 (ダフニーが画鋲を受けるとは思わなかった。)
 只終盤のスティービーの介入がしつこいですね。
 あそこまでやるなら何らかの技を食らう必要がありました。
 平均より少し上。
 レイヴェンは意外に動けていたしロスターとしてやっていけそうですね。

Dスティングvs.マット・モーガン
 今回ばかりは50歳にもかかわらず
 体格の良いモーガン相手に勝ちブックを組まされたスティングに同情します。
 ひどい試合でした。 

Eタッグ王座戦:チーム3D(ch)vs.ビア・マネーInc
 BMEが手綱を絶妙に持って
 一進一退の攻防を演出し予想外の快調な滑り出しでした。
 ババもハードに技を繰り出していたのが印象的です。
 試合が進むにつれやや落ちたものの安定していましたね。
 しかしそれでも最後はやっぱりテーブルを出して
 ブリティッシュ・インベイジョンの乱入を入れてくるんだから呆れます。
 まあまあ良い試合。

FTNA王座戦、キング・オブ・ザ・マウンテン:ミック・フォーリー(ch)vs.カート・アングルvs.サモア・ジョーvs.ジェフ・ジェレットvs.AJスタイルズ
 ジョーがゴング前に殴りかかった事で反則、カートが試合開始前に権利を獲得。
 →カートへの意識が薄れているように見える。
 →終盤ジョーがベルトを持ったAJに襲いかかる。
 →ジョーがカートにベルトを渡してサプライズ・ヒール・ターン。
 このストーリー・ラインは良かったですね。
 他にBOXからの技とかビッグ・スポットもあったけれど
 試合のストーリー以外の基本的な部分が雑でした。
 仮にも王者のフォーリーが早い段階で2回連続のフォール負けしたり
 (最初のはわざとかと思うほどあっけない)
 フォーリーが何もないのにBOXの上に登り
 結果として毎回の如くAJが体を張る羽目になったり
 はたまたフォーリーがAJのトペコンを受け切れなかったものの
 最後の展開のためにそれでフォールを取られたりと。
 メインでやるには完成度が足りないです。
 まあまあ良い試合程度。

特典としてインタビューー、ファン交流、ミュージック・ビデオを収録。
パッケージに記載されているプレ・マッチは入っていませんでした。

総 評
 面白いオープニングから始まり
 新規カード、思わぬ健闘でつなぐもメインがちょっと期待外れでした。
 (執筆日:6/23/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@Xディビジョン王座戦、キング・オブ・ザ・マウンテン:スーサイド(ch)vs.ジェイ・リーサルvs.コンセクエンスズ・クリードvs.クリス・セイビンvs.アレックス・シェリー
Aクリストファー・ダニエルズvs.シェイン・ダグラス
Bノックアウト王座戦:アンジェリーナ・ラブ(ch)vs.タラ
Cモンスターズ・ボール・マッチ:アビス、テリー・ワイルドvs.レイヴェン、ダフニー
Dスティングvs.マット・モーガン
Eタッグ王座戦:チーム3D(ch)vs.ビア・マネーInc(新チャンピオン!)
FTNA王座戦、キング・オブ・ザ・マウンテン:ミック・フォーリー(ch)vs.カート・アングル(新チャンピオン!)vs.サモア・ジョーvs.ジェフ・ジェレットvs.AJスタイルズ