TNA:Sacrifice 5/24/09の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
1枚、約3時間15分です。
@モーター・シティ・マシンガンズ、シーク・アブドゥールvs.ジェイ・リーサル、コンセクエンスズ・クリード、エリック・ヤング
シークはTNAに来てからバイ・プレイヤーとしてのポジションを確立しましたね。
3人目としての動きを見せ良い仕事をています。
一方、ベビー側のエリックはリーサル、クリードのタッグと
ごちゃまぜになっており完成度で劣りましたね。
試合はハイ・ペースで連携やトリオ・スポットが繰り出されるXディビジョンならではの内容で
盛り上がりも良く中々良い試合でした。
Aモンスターズ・ボール・マッチ:ダフニーvs.テイラー・ワイルド
キャラが濃くて中々スキル・アップしないダフニーがTNAに採用されるとはねぇ。
もはや泥沼でしょう。
試合はモンスターと形容するにはふさわしくない2人が
凶器を使ってるなと思ったらあっと言うまに終了。
試合後にアビスがテイラーを守るためにリチャーズに反抗するというスキットのために組まれた様子です。
ひどい試合。
BXディビジョン王座戦:スーサイド(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ
スーサイドは致命的な欠陥品です。
全身コスチュームが攻防の精度を落とし試合運びから緩急を奪っています。
肌が見えない事で表現的にもよろしくなく、まるで人形。
リングでやろうが花道でやろうがMCMGが乱入しようが
そして微妙なスポーツマン・シップで延長になって、時間切れになろうがどうでもいい。
この試合には観る者を引き込むものがまったくありません。
少し悪い試合。
Cノックアウト王座戦:アンジェリーナ・ラブ(ch)vs.アメージング・コング
アメコン相手でどうしても隙をつく形になるのは分かるのだけど
非常にネガティブな構築で見るに値しません。
ラブはシングルとしてはいまいちかな。
悪い試合。
Dサモア・ジョーvs.ケビン・ナッシュ
ダニエルズがロング・タイツをはいてジョーは坊主頭。
違和感しか感じませんね。
試合は反則が許容され、ジョーがナッシュを叩きのめす所に
ある種の面白みを覚えるものの
早急に次のステージへいくべきです。
少し悪い試合。
E#1コンテンダー・トーナメント決勝:ダグ・ウィリアムス、ブルータス・マグナスvs.ビア・マネーInc
普通にBMIに声援が送られていてヒール同士の対決で見所に欠けるという事はありませんでした。
確かにオースチンのような魅力がありますからね。
それは良いんですが英国組自体に余り魅力が無いので
試合は平均レベル止まりでした。
Fレジェンド王座戦、アイ・クイット・マッチ:AJスタイルズ(ch)vs.ブッカーT
AJの細やかなコントロールとセルによって
アイ・クイット戦にふさわしい緊迫感と密度をこの試合は持っていましたね。
ブックも意図的にサブミッションを使うなど良い働きをしていました。
最後はジェナが現れタオルを投げるという物でしたが
試合全体の構築は弱かったのでそこまで悪くないフィニッシュだと思います。
まあまあ良い試合。
Gアルティメット・サクリファイス・マッチ:ミック・フォーリーvs.カート・アングルvs.スティングvs.ジェフ・ジャレット
新手のギミック・マッチかと思いきや基本は4ウェイで
敗北者が何かを失うというストーリーが付帯したもの。
フォーリーがTNA王座、カートがMEMリーダーの地位、
スティングがキャリアでJJはTNAのマネージメント権を賭けています。
試合はストーリーを展開に反映させているものの
負けなければ良いという部分があり面子も面子なので
最初は全然交わらなかったり突然フォーリーが実況についたりと余り面白くはないですね。
終盤も名前に頼った打ち合いで、ファン・マッチに過ぎません。
平均レベル。
@キヨシvs.アメージング・レッド
最初と最後にレッドが単発のハイ・フライングを見せた他は
キヨシの劣化ムタのお時間です。
悪い試合。
特典としてインタビュー集、治療シーンとフォト・ギャラリー、ミュージック・ビデオを収録。
総 評
Fこそ予想外の出来だったもののオープニング以降が低調ですね。
当然の結果です。
(執筆日:5/28/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@モーター・シティ・マシンガンズ、シーク・アブドゥールvs.ジェイ・リーサル、コンセクエンスズ・クリード、エリック・ヤングAモンスターズ・ボール・マッチ:ダフニーvs.テイラー・ワイルド
BXディビジョン王座戦:スーサイド(ch)vs.クリストファー・ダニエルズ(5分延長→時間切れ)
Cノックアウト王座戦:アンジェリーナ・ラブ(ch)vs.アメージング・コング
Dサモア・ジョーvs.ケビン・ナッシュ
E#1コンテンダー・トーナメント決勝:ダグ・ウィリアムス、ブルータス・マグナスvs.ビア・マネーInc
Fレジェンド王座戦、アイ・クイット・マッチ:AJスタイルズ(ch)vs.ブッカーT
Gアルティメット・サクリファイス・マッチ:ミック・フォーリーvs.カート・アングル(MEMリーダーの座を失う)vs.スティングvs.ジェフ・ジャレット
@キヨシvs.アメージング・レッド