TOPアメリカン・プロレスTNA 2009年→TNA:Lockdown 4/19/09

TNA:Lockdown 4/19/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚、約3時間25分です。

@Xディビジョン王座戦、エクスケープ・マッチ:スーサイド(ch)vs.ジェイ・リーサルvs.コンセクエンスズ・クリードvs.シーク・アブドゥール・バシールvs.キヨシ
 Xディビジョンにもかかわらずパッとしない攻防が続きます。
 リーサル、クリードがタッグを組んでいなかったら危なかったですね。
 残り3人でようやくエンジンがかかるもリーサルが抜けてトーン・ダウン。
 (ケージの扉を蹴ってあわや脱出というシーンは素晴らしかったけれど)
 最後のケージ上からのダイブも派手だけど相手のシークは放置ですしねぇ。
 悪くない試合。

Aケージ・マッチ:ODBvs.ダフニーvs.マディソン・レインvs.ソジョーナ・ボルト
 ODBが酒を飲んで強くなる、というのをやりたいだけに見えるのだが
 ボルトだけを攻撃してそんなに暴れずに終了しましたね。
 何故かダフニーまで入っているしPPVでやるような物ではありません。
 ひどい試合。

BIWGP Jrヘビー級タッグ王座戦、ケージ・マッチ:モーター・シティ・マシンガンズ(ch)vs.LAXvs.ノー・リミット
 トルネード形式という事で@のように
 3、4人がよそにどいて担当者が中央で見せ場を作るという内容。
 連携がある分多彩で@より面白いですが1パターンで変化がありません。
 平均より少し上。

Cドゥームズ・デイ・チェンバー・オブ・ブロッド:アビスvs.マット・モーガン
 流血がフォールの条件になる、という形式。
 たいしてこういうルールにする必要性の感じない、だらだらとした内容です。
 アビスが中々に流血していたのだけが見所か。
 最後はまた凶器を使い出したアビスに対し医者のリチャーズが裏切り幕。
 悪い試合。

Dノックアウト王座戦、ケージ・マッチ:オーサム・コング(ch)vs.テイラー・ワイルドvs.アンジェリーナ・ラブ
 コング、テイラー対ラブからコングが裏切り
 テイラーとラブが組んで仲間割れしコングが圧倒、としっかり展開させていますね。
 コングのスワントーン・ボムによる自爆はインパクトがあったし
 髪をケージにしばりつけられて動けなくなり、そのコングに蹴飛ばされたテイラーをラブがフォールするのも素晴らしい。
 しかしテイラー、ラブは動きがいまいちで
 最後はラブが頭でも打ったんでしょうか、微妙な形になってしまいました。
 平均レベル。

EIWGP、TNAタッグ王座戦、ストリート・ファイト・ケージ・マッチ:チーム3D(IWGP ch)vs.ビア・マネーInc(TNA ch)
 オープン・ドアになっているので
 観客席へと繰り出し場外乱闘に興じます。
 リングに戻ってからはテーブル2発含めての打ち合い。
 ダブル・タイトルの割りには予想通り誤魔化しの内容でしたね。
 少し悪い試合。

Fリーサル・ロックダウン:カート・アングル、ケビン・ナッシュ、ブッカーT、スコット・スタイナーvs.ジェフ・ジャレット、AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ、サモア・ジョー
 何とかなってしまうものなんですねぇ。
 腐っても鯛。
 動けなくてもそのスター性は否定できません。
 これにカート、JJと御三家が加わったかなり豪華な面子の中で
 オールド・スクールなウォー・ゲームを見せてくれましたね。
 もはや毎年恒例となりつつあるAJのダイブも
 天井真ん中に空けた穴を通る形となっており格好良く演出されました。
 そして試合後のラシュリーというサプライズ。
 ラシュリーいります?という疑問はさておき更に1割り増しのエンターテイメント・マッチに仕上げました。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

GTNA王座戦、ケージ・マッチ:スティング(ch)vs.ミック・フォーリー
 ひどい試合になるんじゃないかと、危惧していましたが思ったよりは良かった。
 まずカクタスとして登場し有刺鉄線バットの予告をしましたし、
 前半は早い段階の流血に加えエスケープ・ルールを良い感じに使っていました。
 またカメラ用の穴を使って脱出と有刺鉄線バットの差し入れをしてもらったのは新しかった。
 他はそれなりぐだぐだですけど。
 平均レベル。
 フォーリー勝利というサプライズで見事WCW流に大会を締めました。
 
@ケージ・マッチ、エリック・ヤングvs.ダニー・ボナデュース
 ダニーはセレブリティ・チャンピオンシップ・レスリングに出ていた俳優。
 醜態を晒す事でリアル・ヒールになっていました。
 ひどい試合。

特典としてインタビュー集、ミュージック・ビデオ(何故か今頃スマパン)とフォト・ギャラリーを収録。


総 評
 どうしようもないカードが揃っていましたが
 リーサル・ロックダウン含めWCW的破滅っぷりが面白い。
 またケージに対して良く練られたアイデアが見られたので予想外の1つ星。
(執筆日:4/22/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@Xディビジョン王座戦、エクスケープ・マッチ:スーサイド(ch)vs.ジェイ・リーサルvs.コンセクエンスズ・クリードvs.シーク・アブドゥール・バシールvs.キヨシ
Aケージ・マッチ:ODBvs.ダフニーvs.マディソン・レインvs.ソジョーナ・ボルト
BIWGP Jrヘビー級タッグ王座戦、ケージ・マッチ:モーター・シティ・マシンガンズ(ch)vs.LAXvs.ノー・リミット
Cドゥームズ・デイ・チェンバー・オブ・ブロッド:アビスvs.マット・モーガン
Dノックアウト王座戦、ケージ・マッチ:オーサム・コング(ch)vs.テイラー・ワイルドvs.アンジェリーナ・ラブ(新チャンピオン!)
EIWGP、TNAタッグ王座戦、ストリート・ファイト・ケージ・マッチ:チーム3D(IWGP ch)(新チャンピオン!)vs.ビア・マネーInc(TNA ch)
Fリーサル・ロックダウン:カート・アングル、ケビン・ナッシュ、ブッカーT、スコット・スタイナーvs.ジェフ・ジャレット、AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ、サモア・ジョー
GTNA王座戦、ケージ・マッチ:スティング(ch)vs.ミック・フォーリー(新チャンピオン!)
@ケージ・マッチ:エリック・ヤングvs.ダニー・ボナデュース