TOPアメリカン・プロレスTNA 2009年→TNA:Hard Justice 8/16/09

TNA:Hard Justice 8/16/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@#1コンテンダーズ・スティール・アサイラム:スーサイドvs.クリス・セイビンvs.アレックス・シェリーvs.アメージング・レッドvs.ジェイ・リーサルvs.コンセクエンスズ・クリードvs.クリストファー・ダニエルズvs.ディアン・ジェロディネイロ
 連携技、雪崩式技に複数人による技と
 順序良く並べてエスカレートさせてかなり盛り上がりました。
 しかしこれだけのメンバーを使っているのですから単なるスポット・フェスト以上の物にして欲しかったですね。
 華麗な連携技を披露するという他と替えが利かない役割にある
 MCMGがまったく上がる素振りを見せなかったりとそこに戦略性を感じさせません。
 また元WWEのイライジャ・バークであるディアンは
 それなりに印象に残りましたがデビュー戦の最後に
 勝利よりもスーサイドを痛めつける事を選ぶのは余りに筋書き過ぎて弱いフィニッシュです。
 まあまあ良い試合。

Aバウンティ・マッチ:アビスvs.ジェスロ・ホリデー
 スティービーが刺客として元WWEのマードックを雇った形です。
 試合は展開こそありますが大きな見せ場がなく
 全体を通してスロー且つ地味な打撃戦です。
 こんな時こそ観客席に入って誤魔化せばよいのにね。
 そしてスポットの精度も低いですね。
 最後のブラスナックルもレフェリーに見えなくしてずるさをアピールしないと。
 少し悪い試合。

Bブリーフケース・マッチ:ヘルナンデスvs.ビッグ・ロブ
 ロブらBIがヘルナンデスから奪った
 TNA王座挑戦権入りブリーフケースが賭けられた試合。
 ヘルナンデスが襲いかかって来たダグ、マグナスを落とすとその流れでロブも瞬殺します。
 只の介入失敗といえばそうなんだけど
 ダグ、マグナスは次で試合する事を考えるとイメージ的に良くない気がしますね。

Cタッグ王座戦:ブリティッシュ・インベイジョン(ch)vs.ビア・マニーInc
 ビア・マニーが精力的に動いて試合を作りましたがBIの方が駄目ですね。
 マグナスが足を引っ張っていると言いたい所ですが
 ダグもほとんど変わらずチープなヒートを起こすだけです。
 最後のエリック介入が悪くない形になっているのだからなぁ。
 悪くない試合。
 早いとこBMI対MCMGを見たいものです。

Dノックアウト王座戦:アンジェリーナ・ラブ(ch)、ベルベット・スカイvs.ODB、コーディ・ディナー
 久しぶりにタッグとして出てきたBピープルですが
 ODBの彼氏、コーディにセクハラを散々受けた挙句
 ディナーに丸め込まれて王座を失う、というひどい役回り。
 ODBもディナーの前にキャラが活きない。
 ひどい試合です。
 
EXディビジョン王座戦:ホミサイド(ch)vs.サモア・ジョー
 今PPVで唯一期待できるカードでしたが
 初っ端にジョーがやる気の無さを見えてそれを打ち砕きます。
 その後も王者のホミサイドにまったく勝ち目を感じさせないのに
 勝つ側のジョーが体格差、ヒールどちらも中途半端という体たらく。
 余りに悪い形で本音が見えすぎて、少し悪い試合。

Fタッグ王座戦:ブッカーT、スコット・スタイナー(ch)vs.チーム3D
 只観客席で乱闘して誤魔化すだけでなく
 FCA戦だった事にしてその時間を延ばす、とまさしくロートルの所業。
 スコットが手すりに立つもバランスを崩したのが見せ場ですね。
 リングに戻ってからの攻防も醜態です。
 ついでにビデオ判定というフィニッシュ。
 ネタ自体もチープだけど合わせてるから
 ビデオ見てもMEM側が速かったとこちらは納得できないし、
 むしろ3D側の1カウントが明らかに速いので
 レフェリーのカウントが遅かったので3Dの勝利と判定できる気さえする。
 ひどい試合。

Gレジェンド王座戦:ミック・フォーリー(ch)vs.ケビン・ナッシュ
 雰囲気で押しているのは他と変わらないけれど
 その下にまだプロレスラーとしての力(ナッシュは重み、フォーリーはフット・ワーク)が残っているので
 好感を持ってその雰囲気にのれますね。
 途中でスタミナや手が切れそうでしたが
 思わぬ流血アクシデントにより引き込まれました。
 最後はトレイシーの転落こそいらなかったが締めとしてはあり。
 悪くない試合です。
 試合後ナッシュはフォーリーに有刺鉄線バットを叩きつけるもアビスが駆けつけると逃走。

HTNA王座戦:カート・アングル(ch)vs.スティングvs.マット・モーガン
 モーガンは以前MEM入りを望んでいた事もあって
 スティング対カート、モーガンで終盤に仲間割れという展開です。
 当然スティングに負担がかかりますね。
 相手が力量で劣るカートに肉体で劣るモーガンという事で空振る場面もありましたが
 それなりに頑張っていたと思います。
 終盤はレフェリーがリングにいない事が多くかなりテンポが悪かったですね。
 またフィニッシュは椅子攻撃でしたが
 あれはすぐカウントにいかないとフィニッシュとして見難い。
 少し悪い試合。

特典としてフォト・ギャラリー、ミュージック・ビデオ、インタビューを収録。

総 評
 クオリティの低さが確約されている選手が多すぎですね。
 ウイルスのように他に感染しているのも問題。
 来月のジョー対ダニエルズも余り期待できないな。
 (執筆日:8/22/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@#1コンテンダーズ・スティール・アサイラム:スーサイドvs.クリス・セイビンvs.アレックス・シェリーvs.アメージング・レッドvs.ジェイ・リーサルvs.コンセクエンスズ・クリードvs.クリストファー・ダニエルズvs.ディアン・ジェロディネイロ
Aバウンティ・マッチ:アビスvs.ジェスロ・ホリデー
Bブリーフケース・マッチ:ヘルナンデスvs.ビッグ・ロブ
Cタッグ王座戦:ブリティッシュ・インベイジョン(ch)vs.ビア・マニーInc
Dノックアウト王座戦:アンジェリーナ・ラブ(ch)、ベルベット・スカイvs.ODB(新チャンピオン!)、コーディ・ディナー
EXディビジョン王座戦:ホミサイド(ch)vs.サモア・ジョー(新チャンピオン!)
Fタッグ王座戦:ブッカーT、スコット・スタイナー(ch)vs.チーム3D
Gレジェンド王座戦:ミック・フォーリー(ch)vs.ケビン・ナッシュ(新チャンピオン!)
HTNA王座戦:カート・アングル(ch)vs.スティングvs.マット・モーガン