TOPアメリカン・プロレスTNA 2008年→TNA:Victory Road 7/13/08

TNA:Victory Road 7/13/08の分析


名勝負 4コーナー・エリミネーション・マッチ:モーターシティ・マシンガンズ、カレー・マンvs.ミラノ・コレクションAT、 吉野正人、プーマvs.レイ・ブカネロ、アヴェルノ、ウルティモ・ゲレロvs.ダグ・ウィリアムス、タイソン・デュークス、アレックス・コズロフ
好勝負 なし

@4コーナー・エリミネーション・マッチ:モーターシティ・マシンガンズ、カレー・マンvs.ミラノ・コレクションAT、 吉野正人、プーマvs.レイ・ブカネロ、アヴェルノ、ウルティモ・ゲレロvs.ダグ・ウィリアムス、タイソン・デュークス、アレックス・コズロフ
 ワールドXカップを名乗るにふさわしい攻防が
 次々とスピードにのって繰り出されていきます。
 課題はエリミネーション・ルール。
 抜けるのがチーム単位ではなく個人単位というのは難しかったですね。
 構成は上手い事脱落をばら撒いていましたけれども
 展開においては緩急がつけにくく、
 個人とトリオス、どちらの魅力も出し切れない訳ですから。
 また面子で言えばトップ・ヒールの位置づけがコズロフであったり
 ルチャに柔軟性の無さが垣間見えたり、
 石狩の予定がプーマになったのは残念ですね。
 しかしながらこれだけ多彩且つ豪華な面子が揃えれるのは
 TNAだけですし、誇るに値するクオリティもありました。
 ぎりぎりグッド・マッチ。 

A アンジェリーナ・ラブvs.ゲイル・キム
 キムによるレスリング・レッスン。
 少し悪い試合。

Bジェイ・リーサルvs.ソンジェイ・ダット
 結婚式をつぶされているんですから
 Xディビジョンの攻防よりも殴り合いといった激しさを見せて欲しかったですね。
 また肝心のヴァルの演技が大根過ぎる。
 少し悪い試合。

Cタッグ王座戦、ファンズ・リベンジ・マッチ:LAX(ch)vs.ビア・マニーInc
 人気者のLAXがルード、ストームを叩きのめす、というヒーロー・ショー。
 試合形式のファンによるランバージャックは
 最初しか使われませんでしたが
 ファンへのサービスという事でしょう。
 しかしねぇ。
 プロレスラーが只のファンにストラップで叩かれて
 逃げていく姿を見たいですか?
 悪い試合。

Dノックアウツ王座戦:テイラー・ワイルド(ch)vs.オーサム・コング
 まだ売り出し中という事で
 テイラーにそこまで反撃させず
 スカッシュ・マッチに近い内容に。

EアルティメットX:土井成樹vs.ヴォラドールJr vs.ショーン・デバリvs.カズ
 4種4様のスタイルを持つレスラーを
 4ウェイという試合形式に詰め込むのは
 確かに難しい事なんですけれども
 もう少し何とか出来なかったかな、という印象。
 スポットの順序に気を使っていて悪くない構成ながら
 決してそれぞれを高めあいませんでした。
 最後のカズの構築物上からロープにぶら下がるデバリへの
 ダイビング・レッグ・ドロップもHoly Shit物でしたが
 それでダウンしている間にXを取られるというのは
 余りに拍子抜けしてしまいますね。
 平均より少し上。

Fフル・メタル・メイヘム:カート・アングル、チーム3Dvs.クリスチャン・ケイジ、AJスタイルズ、ライノ
 各種凶器のスポットに加え
 アルティメットXの鉄柱からダイブを披露。
 やはりハードコアとなると一定のクオリティは保証されますね。
 その一方でどうしても構成が無茶苦茶になっています。
 まあまあ良い試合。 

GTNA王座戦:サモア・ジョー(ch)vs.ブッカーT
 試合はかみ合わず低調な事
 この上なかったのですが唯一救われたのは
 ブックの地元という事でジョーがヒールに走り、
 またシャメールがそこにいた事(彼女の爪の垢を煎じてヴァルに飲ませたい)。
 それにしてもPPVの終わりを飾るには
 うやむやすぎるエンディングだよなぁ。
 少し悪い試合。

総評
 オープニングのみの大会ですが
 1点物として通用しますよ。
 (執筆日:7/20/08)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

@4コーナー・エリミネーション・マッチ:モーターシティ・マシンガンズ、カレー・マンvs.ミラノ・コレクションAT、吉野正人、プーマvs.レ イ・ブカネロ、アヴェルノ、ウルティモ・ゲレロvs.ダグ・ウィリアムス、タイソン・デュークス、アレックス・コズロフ

  カレー・マン対吉野で試合開始。
  吉野は御辞儀してすぐに蹴りつけるとロープに振りドロップ・キック。
  カレー・マンはどちらが速いか競争しようと提案。
  応じようとした吉野に脚にかけ倒すとセイビンに交代。
  吉野はインターナショナルのコーナーに押し込む。
  吉野にタッチしたデュークスはダグと連携攻撃を決める。
  シェリーが介入しようとしてダグ、デュークスを引き付ける。
  その隙にセイビンがレイにタッチ。
  ウィリアムス、デュークスに連携攻撃を決める。
  場外のウィリアムスにウルティモがトペ・コンヒーロ。
  レイがデュークスをカバー、カウント2。
  ロープに振られたデュークスがボディ・シザースからの丸め込みを狙う。
  レイがその動きを利用してドライバーを決め1,2,3!
  デュークスが脱落(3分)!
  プーマが襲いかかる。  
  ロープに振られたプーマがロープにしがみつく。
  突進してきたレイをかわして落とすとミラノがフェンスにぶつけてから戻す。
  ミラノとプーマがセントーンに顔面へのドロップ・キック。
  攻防からレイが肩にのったプーマにフェイス・バスター。
  交代したアヴェルノがプーマに低空ドロップ・キック。
  邪魔しに来たミラノを返り討ちにすると羽交い絞めにされても
  誤爆させプーマにフェイス・バスターを決め1,2,3!
  プーマが脱落(6分)!
  ミラノがアヴェルノに場外へのショルダー・スルーを狙う。
  エプロンに着地されるも飛ぼうとした所に延髄切りを放つ。
  続けてスーパー・キックを決めカバーするもウルティモがカット。
  ロープに振られたアヴェルノはミラノの股下を通り抜けるとセイビンにタッチ。
  セイビンがコーナー上から飛びかかる。
  ミラノはブリッジして避けるとセイビンにドラゴン・スクリュー。
  セイビンに4の字を狙おうとする。
  邪魔しようとしたシェリーにドロップ・トー・ホールドを決めると
  2人まとめてハーフ・ボストン・クラブ。
  カレー・マンがカット。
  ミラノはバックの取り合いから足を踏みつける。
  レフェリーの目をそらすと自ら倒れてロー・ブローを食らった振り。
  釈明するセイビンの不意をつきスーパー・キックを放つ。
  セイビンは受け止めるとクレイドル・ショックを狙う。
  逃れられるもローリング・エルボーでカバー。
  ミラノはブリッジで起き上がると延髄切り。
  ロープに走る。
  セイビンはスピン・キックを決めると抱え上げる。
  シェリーがダイビング・ニー・ドロップを決めてから吉野を押さえつける。
  セイビンがクレイドル・ショックを決め1,2,3!
  ミラノが脱落(8分)!
  吉野が襲いかかる。
  セイビンが丸め込むもカウント2。
  吉野がセイビンにアーム・バー・テイクダウンからカバー。カウント2。
  吉野がロール・アップへ。
  ロープ際に来た時にシェリーとセイビンがタッチ。
  セイビンは丸め込みを返してロープに押し飛ばすと
  シェリーが場外からロープ越しに延髄切り。
  シェリーは吉野を逆さ吊りにすると顔面へのドロップ・キック。
  カバーするもカウント2。
  トルネードDDTを狙う。
  吉野は寸前で前転して回避すると共に跳び起きるとフロム・ジャングル。
  丸め込みへ。
  シェリーが逃れ側東部蹴り。
  続けてスライス・ブレッド#2を狙う。
  吉野が押し飛ばして防ぐ。
  その先にいたアヴェルノがシェリーにタッチする。
  気づかない吉野はシェリーにリバースDDT。
  アヴェルノが吉野にフェイス・バスターを決めカバー。カウント2。
  吉野がトルベジーノを狙う。
  防がれるも即座に丸め込み1,2,3!
  アヴェルノが脱落(11分)!
  ウィリアムスとコズロフが吉野に襲いかかる。
  セイビン、カレー・マンが入ってくる。
  セイビンとウィリアムスが場外へ。
  コズロフがカレー・マンにパワー・スラム。
  帽子をかぶるとコサック・キック。
  セイビンが戻りコズロフにスーパー・キック。
  ウィリアムスも戻りセイビンにカオス・セオリー。
  カレー・マンがカットし、ウィリアムスを抱えあげようとする。
  ダグが逃れトルネードDDTを狙う。
  防がれるやクローズラインへ。
  カレー・マンも同時にクローズラインを決め両者ダウン。
  打撃の打ち合い。
  両者がゆらいだ所でウルティモがダグにダイビング・クロス・ボディ。  
  レイがカレー・マンにダイビング・クロス・ボディ。
  アイリッシュ・ウィップでダグとカレー・マンをぶつける。
  カレー・マンがウルティモに雪崩式ハリケーン・ラナを狙う。
  ウルティモは耐えると雪崩式パワー・ボムに切り返し1,2,3!
  カレー・マンが脱落(14分)!
  レイがダグに襲いかかる。
  ウルティモがダグの腰に両膝を当てると
  そこにレイがダイビング・セントーンを決め1,2,3!
  ダグが脱落(14分)!
  MCMGが入りウルティモ、レイにドロップ・キック。
  落とすとブランチャへ。
  レイ、ウルティモは避けて自爆させる。
  コズロフがウルティモに襲いかかる。
  コズロフはロープに走ったウルティモに手のひらを向け止まらせると
  観客にコズロフ・コールを要求。
  ウルティモも応援を求める。
  コズロフがウルティモにスーパープレックスを狙う。
  ウルティモは逆に雪崩式フェイス・バスターを決めカバー。カウント2。
  ジャーマンを狙う。
  コズロフはレフェリーを掴んでおいてロー・ブロー。
  ロシアン・レッグ・スイープからコブラ・クラッチでタップを奪う!
  ウルティモが脱落(16分)!
  レイがコズロフにフェイス・バスターを決めカバー。カウント2。
  コズロフがサミングを決めセイビンにタッチ。
  レイはセイビンにボディ・スラムを決めるとコーナー上へ。
  セイビンが捕らえトップ・ロープの雪崩式ハリケーン・ラナ。
  MCMGが同時スーパー・キックを決め1,2,3!
  レイが脱落(17分)!
  吉野がMCMGに襲い掛かるも逆に連続攻撃を食らう羽目に。
  シェリーはコズロフがカットできないようにしにいく。
  セイビンが吉野をコーナー上にのせる。 
  すり抜け邪魔しに来たコズロフにソバットを決めパワー・ボムの体勢に。
  シェリーはそのコズロフの背中に跳び乗ると吉野に雪崩式ジョー・ブレーカー。
  両膝を突いた吉野にコズロフを肩車させると
  セイビンがミサイル・キック、同時にシェリーがコンプリート・ショット。
  カバーするもカウントは2。
  吉野に連携攻撃を狙う。
  吉野が防ぐ。
  コズロフが吉野にタッチしミサイル・キックへ。
  セイビンはドロップ・キックで迎え撃つ。
  抱えあげようとする。
  コズロフが防いでロープに走る。
  セイビンは同ロープ走りからエース・クラッシャー。
  ラリアットにつなげるもカウントは2。
  コーナーへの攻撃へ。
  コズロフはレフェリーを盾にして止めさせると
  ロープ悪用のカバーで1,2,3!
  セイビンが脱落(20分)!
  レフェリーに抗議しているシェリーをコズロフが殴り落とす。
  吉野がコズロフをロープに振りクローズラインを放つ。
  コズロフは避けるとその先にいるシェリーにトペ・コンヒーロ。
  リングに戻ったコズロフに吉野が襲いかかりセカンド・ロープから飛びかかる。
  コズロフは避けると同時に延髄切りを決めカバー。カウント2。
  シェリーがコズロフに襲いかかるもコーナーへの攻撃を避けられ落下。
  吉野は延髄切りを避けるとトルベジーノからソルナシエンテでギブ・アップさせる!
  コズロフが脱落(21分)!
  勝敗の行方は吉野対シェリーで決まる事に。
  張り手を打ち合う。
  吉野はコーナーへの攻撃を避けるとネック・ブリーカー・ドロップからミサイル・キック。
  カバーするもカウント2。
  シェリーがスーパー・キックを決めスライス・ブレッド#2。
  カバーするもカウントは2。
  フロッグ・スプラッシュへ。
  吉野は両膝を立てて防ぐとアーム・ロック・ボム。カウントは2。
  トルニージョへ。
  シェリーが途中でツームストンの体勢に持って行き、そこからフェイス・バスター。
  続けてタイガー・スープレックスもカウント2。
  コーナーの上にのせるとスーパー・キック。
  雪崩式の技を狙う。
  吉野は防ぐと雪崩式ネック・ブリーカー・ドロップ。
  カバーするもカウントは2。
  雪崩式の技を狙う。
  シェリーが逆に雪崩式アトミック・ドロップ。
  シュバインにつなげ1,2,3!
  チームUSAの勝利(25分)!

試合結果

@4コーナー・エリミネーション・マッチ:モーターシティ・マシンガンズ、カレー・マンvs.ミラノ・コレクションAT、吉野正人、プーマvs.レイ・ブカネロ、アヴェルノ、ウルティモ・ゲレロvs.ダグ・ウィリアムス、タイソン・デュークス、アレックス・コズロフ
Aアンジェリーナ・ラブvs.ゲイル・キム
Bジェイ・リーサルvs.ソンジェイ・ダット
Cタッグ王座戦、ファンズ・リベンジ・マッチ:LAX(ch)vs.ビア・マニーInc
Dノックアウツ王座戦:テイラー・ワイルド(ch)vs.オーサム・コング
EアルティメットX:土井成樹vs.ボラドールJr vs.ショーン・デバリvs.カズ
Fフル・メタル・メイヘム:カート・アングル、チーム3Dvs.クリスチャン・ケイジ、AJスタイル ズ、ライノ
GTNA王座戦:サモア・ジョー (ch)vs.ブッカーT(?)