TOPアメリカン・プロレスTNA 2008年→TNA:Against All Odds 2/10/08

TNA:Against All Odds 2/10/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@タッグ王座戦:トムコ、AJスタイルズ(ch)vs.BGジェームス、ブラッド・アームストロング
 アームストロング相手に道化を演じなければいけないAJ・・・。
 なんでこんな挑戦者なのか。
 悪い試合。

Aトレイシー・ブルックスvs.ペイトン・バンクス
 キャット・ファイト。
 技術がない代わりに感情面を全面に押し出しているので
 (特にバンクス)見る物はありますね。
 悪い試合ではありますが。

Bケースvs.ケース:スコット・スタイナーvs.ピティ・ウィリアムス
 ピティがTNA王者挑戦権を
 スタイナーがXディビジョン王者挑戦権を持っているという
 異常な状況を解決するために組まれた試合。
 (私に言わせればスタイナーがまだTNAにいるというのが異常である)
 試合はリングを広く使っていて
 スタイナーにしては(ここ重要)良かったですね。
 しかしピティがスタイナー・ムーブなんかするのはほんと勘弁。
 ピティとタンク・トーランドをトレードしたら良いではないか。
 最後は微妙な女子マネ
 (散々元WWEのたまり場になっているのに、なぜにここでシャニクワが来ない。)
 がデビューして幕。
 平均レベル。

Cドリンキング王座戦:エリック・ヤング(ch)vs.ジェームス・ストーム
 アンダーカードを支える2人が
 場外で投げを打ったりする、やや激しめの試合を。
 最後はライノが乱入してきて・・・。
 それにしても、この王座すぐになくなりそうなんですけど・・・。
 平均レベル。 

Dノックアウツ王座戦:オーサム・コング(ch)vs.ODB
 ODBは意外にパワーが無いですね。
 投げれるかというコンセプトを完遂する技力もないし
 ODBでこれではきついな。
 悪くない試合。
 Shimmerに手を出されそうで不安だなぁ。
 
Eバーブド・ワイヤー・マサカーII:アビスvs.ジューダス・メシアス
 許可が下りなかったので別撮りになった奴ですね。
 有刺鉄線で統一したふんだんなスポットと
 いつもと違いアビスが押し込まれるという展開が
 メジャー的な壮絶感を醸しだす事に成功しました。
 予想以上で平均的な良試合。

FブッカーTvs.ロバート・ルード
 リベンジ・マッチと題されている通り荒い試合に。
 最後はダブル・カウントアウトから
 ルードがブックの車で去る・・・
 毎度毎度あんたも好きだねぇ。
 普通に終わりながら抗争を続けるという考えは無いのかしらん。
 少し悪い試合。

GXディビジョン王座戦、ハードコア・ストリート・ファイト:チーム3D、ジョニー・ディバイン(ch)vs.モーター・シティ・マシンガンズ、ジェイ・リーサル
 3Dが勝てばXディビジョン廃止、MCMGが勝てば3Dのダイエット・ロードが始まるという特殊ルール付き。
 3Dの健康状態故過激ではありませんが
 無意味なスーサイド・パフォーマンスよりはまし。
 むしろ過激さではなくXディビジョンがムーブで、
 3Dが芸心で、試合を高めようとしていたので好印象です。
 ディバインも脚を引っ張らなかったですしね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 しかしながら1つだけ。
 前にも言いましたか。
 偽ミス・エリザベスのヴァル、嫌いです。
 あの安っぽい涙とか、もうね。
 まるでホーですよ。
 
HTNA王座戦(エンフォーサー:サモア・ジョー):カート・アングル(ch)vs.クリスチャン・ケイジ
 序盤は地味にお 互いの上手さを
 引き出し合いながら一方ではカートがジョーにちょっかいをかけたりと
 丁寧に試合を築き上げていってるなという印象を久しぶりに受けました。
 なのでエンフォーサー有りという事で
 予告された第3者絡みのクライマックスも
 予定調和として許容しグッド・マッチかと思ってたのですが
 ちょっとくどいし、その筋も余り練りこまれていない
 (カートの前振りが活きない)という結果。
 最後のサプライズもたまにやるからインパクトがある訳で。
 毎度のように何か起こっているTNAでは微妙。
 総じて好勝負に少し届かず。

@タッグ王座戦:トムコ、AJスタイルズ(ch)vs.サモア・ジョー、ケビン・ナッシュ
 最後にカートがジョーに介入攻撃をしただけ。
 
 同に行われたカートの結婚式スキットも収録。

総 評
 3Dとアビスが予想外の健闘を見せてまずまず。
 しかし今の所TNAは惰性で見続ける団体に過ぎない。
 (執筆日:5/2/08) 
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

HTNA王座戦(エンフォーサー:サモア・ジョー):カート・アングル(ch)vs.クリスチャン・ケイジ

  カートがグラウンド・レスリングを制し
  立ってもショルダー・タックルで倒す。
  アピールしてエルボー・ドロップへ。
  クリスチャンは避けると執拗なヘッド・ロック。
  カートは飛びついてきたクリスチャンを受け止めると後ろに投げ落とす。
  クリスチャン目掛け突進。
  クリスチャンは避けて鉄柱に激突させると
  場外のカートにダイビング・クロス・ボディ。
  リングに戻しセカンド・ロープ上へ。
  カートが脚を引いて落とす。
  ロープを使ってクリスチャンを締め上げる。
  ジョーが警告する。
  カートは突進してきたクリスチャンをキャッチすると場外へのベリー・トゥー・ベリー。
  椅子を手にする。
  ジョーに奪われ胸を突く。
  胸を突き返され倒れる。
  悪態をつくだけでその場は収まる。
  その隙をついてクリスチャンが襲いかかる。
  カートはクリスチャンを担ぎ上げると鉄柱に背中から叩きつける。
  リングに戻すとチョップを打ってきたクリスチャンにコーナーへのパワー・ボム。
  カバーするもカウントは2。
  ボディ・シザース。
  クリスチャンがジャックナイフに切り返す。
  カウント2で返されるやクローズラインへ。
  カートが避けジャーマン連発。
  クリスチャンは3発目を防ぐとお返しのジャーマン。
  カートは一回転し両者ダウン。
  クリスチャンが攻め込みリバースDDT。カウント2。
  コーナー上へ。
  カートが駆け上がる。
  クリスチャンはカートを落としてフロッグ・スプラッシュ。
  カウントは2。
  カートが隙をを突いて蹴りつけコーナーに振り飛ばす。
  アングル・スラムへ。
  クリスチャンはアーム・ドラッグに切り返すと突進をかわして落とす。
  エプロンで殴り合い。
  カートがジャーマンを狙う。
  クリスチャンはロープを掴んで必死に耐えるとシーソー式に蹴り上げようとする。
  カートはその蹴りを受け止めるとアンクル・ロック。
  リングまで持っていく。
  回転されるも体勢を立て直す。
  クリスチャンがロープを掴む。
  アングル・スラムへ。
  クリスチャンがサンセット・フリップに切り返す。
  カートは逃れるとアンクル・ロック。
  クリスチャンが丸め込みに切り返す。
  カートはカウント2で返すとクローズラインへ。
  クリスチャンは受け止めアンブリティアーへ。
  カートはサミングで逃れるとアングル・スラム。
  カバーするもカウントは2。
  ならばとムーンサルトへ。
  しかし避けられ自爆。
  クリスチャンがコーナー上へ。
  カートが駆け上がる。
  落とされるも舞い戻って雪崩式アングル・スラム。
  カバーするもカウントは2。
  クリスチャンを無理矢理起こして張り手。
  クリスチャンが隙を突いてアンブリティアー。
  カバーするもカウントは2。
  カートのクローズラインがレフェリーに誤爆。
  クリスチャンが起きて破りのアンクル・ロック。
  ジョーがカートにギブ・アップか尋ねる。
  ロープに手が触れる。
  クリスチャンが引き離すとカートの手を掴んでいたカレンもリングに引きずり込まれる。
  ジョーはカレンを攻撃してもかまわん、という身振り。
  クリスチャンは張り手をして来たカレンをコーナーに押さえつける。  
  突進してきたカートをカレンに誤爆させ丸め込み。カウントは2。
  クローズラインで相打ち。
  ジョーがダウンしているカレンをリングから出す。
  その隙にAJが介入しようとする。
  ジョーは防ぐと場外でAJを叩きのめしていく。
  その隙にカートが椅子を手にして椅子攻撃を狙う。
  クリスチャンは防ぐと逆に椅子を振りかぶる。
  カートはロー・ブローで防ぐと背中に椅子攻撃。
  もう1発狙う。
  トムコが現れカートから椅子を奪う。
  カートを殴りつけるかと思いきやクリスチャンにネック・ブリーカーを決め去っていく。
  カートは困惑しながらもレフェリーを起こしてクリスチャンをカバー。
  1,2,3!でカートの防衛!
  

試合結果

@タッグ王座戦:トムコ、AJスタイルズ(ch)vs.BGジェームス、ブラッド・アームストロング
Aトレイシー・ブルックスvs.ペイトン・バンクス
Bケースvs.ケース:スコット・スタイナーvs.ピティ・ウィリアムス
Cドリンキング王座戦:エリック・ヤング(ch)vs.ジェームス・ストーム
Dノックアウツ王座戦:オーサム・コング(ch)vs.ODB
Eバーブド・ワイヤー・マサカーII:アビスvs.ジューダス・メシアス
FブッカーTvs.ロバート・ルード(ダブル・カウントアウト)
GXディビジョン王座戦、ハードコア・ストリート・ファイト:チーム3D、ジョニー・ディバイン(ch)vs.モーター・シティ・マシンガンズ、ジェイ・リーサル(新チャンピオン!)
HTNA王座戦(エンフォーサー:サモア・ジョー):カート・アングル(ch)vs.クリス チャン・ケイジ
@タッグ王座戦:トムコ、AJスタイルズ(ch)vs.サモア・ジョー、ケビン・ナッシュ(2/14/08)