TOPアメリカン・プロレスTNA 2007年→TNA:Victory Road 7/15/07

TNA:Victory Road 7/15/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@アルティメットXガントレット・マッチ
 #1コンテンダーが賭けられていますが今回は特殊な試合形式になっています。
 まずは10人ロイヤル・ランブル。
 Xディビジョンという事でテンポ良く進み
 試合順もそれなりに考えられています。
 10人目が入った所でアルティメットXに。
 今回はロープではなくエレベーションXのような構築物になっています。
 これで少し高くなったせいか
 ダニエルズが逆さ吊りになって
 飛びつきエース・クラッシャーを食らったのを除けば落ちるのは全て両足で着地する物。
 まだトップ・オブ・ザ・ロープが利いているのか
 場外も利用せずで単調な見世物の性質が高まっています。
 XXX再結成というフィニッシュ含めそれなりに面白かったですけどね。
 今大会一番の盛り上がりで、
 特にカメラ正面の客は飛び跳ねたりしていて中々・・・笑。
 平均的な良試合。

Aヴードゥー・キン・マフィア対バシャム、ダマジャ
 まったく中身の無いひどい試合
 ロキシー・ラヴォーがデビューした事だけ記しておきます。

Bライノ対ジェームス・ストーム
 ストームはシングルではやや心許ないですね。
 いくらライノが相手でも乱戦に持ち込んで格好をつけた感じですし。
 一番の見所は最後の最後。
 ライノの素晴らしいブレード・ジョブですね。
 悪くない試合。

Cジェリー・リン、ボブ・バックランド対モーター・シティ・マシンガンズ
 当然の事ながらバックランドの扱いに困っています。
 初期Xの立役者とはいえリンもまた44歳と
 衰えが目立ってきている。
 そんな中MCMGがナッシュの援護を受けて勝利なんていう筋書きでは納得行かないですよ。
 少し悪い試合。
 
Dエリック・ヤング、ゲイル・キム対ロバート・ルード、ミス・ブルックス
 それぞれ与えられた役割をしっかりこなして
 男女の能力の差が逆に活きていますね。
 混合タッグとしての完成度は高い。
 平均より少し上。

Eクリス・ハリス対クリスチャン・ケイジ
 両者安定した働きながら
 PPV感というか通常試合と違う物を見せようというのが伝わってこないですね。
 まあ最後にダスティンが乱入してくるというフィニッシュじゃやる気も起きないでしょうけれど。
 平均レベル。

Fトムコ、AJスタイルズ対スティング、アビス
 相性が良いAJとアビス。
 しかしフェイスとヒールが逆では
 絵にならず、その絡みは今一つ。
 これでトムコとスティングがついたらねぇ。
 少し悪い試合になるのも当然ですよ。
 
Gマッチ・オブ・チャンピオンズ:サモア・ジョー(X ch)、カート・アングル(TNA ch)対チーム3D(Tag ch)
 全王座がかけられているのですが
 タッグ王座も含めてフォールした物のみが獲得できるので
 心理戦を演じる余地あります。
 こうなるとメイン・イベンターとしての力を失った
 3Dでも何とかなります。
 実際ある程度のクオリティを保って進んでいましたが
 最後は結局全王座がかけられていようが乱入されるTNAスタイル・・・。
 まあまあ良い試合です。

@カート・アングル、サモア・ジョー、チーム3D対クリスチャン・ケイジ、AJスタイルズ、トムコ、ボビー・ルード(7/12/07)
 PPV前に組まれた、対戦者同士がタッグを組むという試合。
 ぎこちなくなったり、反目したりしてPPVの前振りを。

総評
 このDVDはウォルマート限定で発売されましたが
 中身はいつも通り。
(執筆日:12/24/07)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アルティメットXガントレット・マッチ(勝者:クリストファー・ダニエルズ)
Aヴードゥー・キン・マフィア対バシャム、ダマジャ
Bライノ対ジェームス・ストーム
Cジェリー・リン、ボブ・バックランド対モーター・シティ・マシンガンズ
Dエリック・ヤング、ゲイル・キム対ロバート・ルード、ミス・ブルックス
Eクリス・ハリス対クリスチャン・ケイジ
Fトムコ、AJスタイルズ対スティング、アビス
Gマッチ・オブ・チャンピオンズ:サモア・ジョー(X ch)(新チャンピオン!)、カート・アングル(TNA ch)対チーム3D(Tag ch)
@カート・アングル、サモア・ジョー、チーム3D対クリスチャン・ケイジ、AJスタイルズ、トムコ、ボビー・ルード(7/12/07)