TOPアメリカン・プロレスTNA 2006年→TNA:No Surrender 9/24/06

TNA:No Surrender 9/24/06の分析


名勝負 なし
好勝負 タッグ王座戦、アルティメットXマッチ:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.LAX

1試合目−エリック・ヤングvs.A1
 PPVでやるような試合ではないのだが
 TVプロレスとしてはストーリーの無いXの試合を入れるわけにも行かないのだろう。

2試合目−ピティ・ウィリアムスvs.ジェイ・リーサル
 リーサルはその実力の割には
 人気があってプッシュも受けていますがなぜなんでしょう。
 他に使うべきXがいるでしょうに。
 試合の方はピティが意味不明な負傷スポットがあったりと良くない試合。
 
3試合目−ノーDQマッチ:アビスvs.レイヴェンvs.ブラザー・ラント
レイヴェン・・・中々引退しよらんね。
 ぐだぐだのハードコア・マッチ。
 もはや定番となっているので許容しますが
 どうせスポット、スポットだけなので手短にまとめて欲しいもの。
 
4試合目−トリプル・チャンス・バトル・ロイヤル
勝ち残った2 チーム(片方だけでも可)が
 タッグ戦をするというルール。
 手抜きの悪い試合で23分稼げて満足なんでしょうか。
 
5試合目−Xディビジョン王座戦:センシ(ch)vs.クリス・セイビン
変に間が空いたりとズレが見られましたが
 修正してそこそこの試合に立て直したかと思いきや
 最後の最後で茶番が入る。
 これには狂信的なファンもまさかのStupidコール。

6試合目−クリスチャン・ケイジvs.ライノ
ライノの移籍はあまりTNAにとって良いことではないような。
 別にWWEレスラーだからといって
 PPVで必ず試合させなければならない、
 とは思いませんけどね〜

Fタッグ王座戦、アルティメットXマッチ:AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.LAX
トルネード式なので構築が難しく、シーンごとの緩やかな変化になっていますし、
 戦略で展開する中に穴やおかしなダメージ設定があったりします。
 だから試合構築は展開は素晴らしいものの隙間風が吹いている。
 しかし個々に目を向けると全員キラキラと輝いています。
 まずヘルナンデスが”叩きつける”ではない”放り投げる”系の投げにより
 これまでにない程魅力的な怪物になっています。
 それを相手にAJ、ダニエルズは連続技という
 この2人のタッグとしての理想的方針で結束し立ち向かっていく。
 ホミサイドは腕を痛めるセールやヘルナンデスへの指示など
 影の立役者として采配を振るっています。
 最後もテーブル葬に素晴らしいフィニッシュで印象深いですね。
 ぎりぎりグッド・マッチ。
 (執筆日:5/9/10)

Gファンズ・リベンジ・マッチ:サモア・ジョーvs.ジェフ・ジャレット
ランバージャックがストラップを持っている形式。
 ファンが務めるという事でランバージャックからストラップで打たれるのはJJだけです。
 ストラップを怖がる、という常套手段から
 奪ってリングで使う、シャツを脱がせたりと
 段階を踏んでストーリーを作っていくのは流石JJといった感じです。
 しかしファンがリングに順番で上がってストラップを打っている絵を見たら
 どう考えてもPPVのメインにふさわしい形式ではない事は明らかです。
 カートのTNA移籍というサプライズを試合後に発表するからこそ許される軽さ。
 まあまあ良い試合です。
 (執筆日:12/30/09)

総評。
 今回のPPVは7試合目に尽きる。
 8試合目も良い。だが他は良くない。
 問題なのはその原因がレスラーではなく
 ブッキングや使い方、筋書きなど団体にあるように思える点である。 
 なんにせよ最後はカートの電撃移籍の発表で幕を終えたりと
 (本人登場ならもっと良かったのに)
 TNAの中では良いPPVに入ってきますね。
(執筆日:8/1/07)
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Fタッグ王座戦、アルティメットXマッチ:LAX(ch)vs.AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ

  ホミサイドがいきなりダニエルズに殴りかかる。
  AJがヘルナンデスに殴りかかる。
  ヘルナンデスがAJを押し飛ばす。
  ダニエルズがホミサイドを場外に投げ捨てる。
  ヘルナンデスがロープに走る。
  AJが伏せダニエルズがレッグ・ラリアット。
  AJが続けてドロップ・キック。
  ホミサイドがダニエルズの脚を掴んで引きずり落とし柵にぶつける。
  AJがヘルナンデスを蹴り落とす。
  ホミサイドがリングに入りAJにけり。
  コップ・キラーを狙う。
  AJが逃れロープに走る。
  ホミサイドがフライング・バック・エルボー。
  ロープへのスリング・ショット。
  スリング・ショットで投げそれをヘルナンデスがキャッチ。
  ベリー・トゥー・ベリー。
  入ってきたダニエルズを殴りつけロープに振る。
  クローズラインへ。
  ダニエルズは避けるとフライング・フォア・アームズ。
  ロープに走りハイ・ニー。
  ホミサイドがロープにぶらさがる。
  ダニエルズが脚を掴んでおろすと肩からコーナーにぶつける。
  アーム・バー・テイク・ダウン。
  AJとダニエルズがヘルナンデスをロープに振る。
  ドロップ・トー・ホールド、エルボー・ドロップ、セントーンと続ける。
  AJがコーナー上にのぼりロープにぶらさがる。
  ダニエルズが前に立ちふさがりホミサイドとヘルナンデスを殴りつける。
  ホミサイドが蹴り。
  ヘルナンデスがショルダー・タックル。
  ホミサイドがAJの脚を掴んで揺らす。
  AJがロープの上に落ちる。
  ヘルナンデスがダニエルズの腹にパンチ。
  ホミサイドが椅子を持ってくる。
  ダニエルズに椅子をたたきつけようとする。
  ダニエルズは避けると2人にジャブを打っていく。
  ヘルナンデスに延髄切り。
  ホミサイドに突進。
  ホミサイドはカウンターでショルダー・スルーで落とすとトペ・コンヒーロ。
  AJがホミサイドにサマーソルト・ブランチャ。
  ホミサイドがダイブを狙おうとロープに走る。
  ダニエルズがエプロンに上がりフォア・アームズ。
  リングに入り殴りつける。
  クローズラインへ。
  ヘルナンデスが避けクローズラインへ。
  ダニエルズが受け止めコンプリート・ショットからコウジ・クラッチ。
  ヘルナンデスがタップ。
  ホミサイドがエルボー・ドロップでカット。
  エクスプロイダー。
  AJはエプロンに上がるとホミサイドにフォア・アームズ。
  ヘルナンデスにスプリングボード式クロス・ボディへ。
  ヘルナンデスがキャッチしパワー・ボムを狙う。
  耐えられるもホミサイドがAJにドロップ・キック。
  ヘルナンデスは再び持ち上げると放り投げる。
  ラダーを持ってくる。
  ホミサイドがラダーを中央に立て登っていく。
  AJが引っ張って下ろすとラダーに振る。
  潜り抜けられるもラダーを押し飛ばしぶつける。
  ダニエルズがヘルナンデスを引き入れヘッド・バッド。
  ジョー・ブリーカー。
  AJと協力してラダーへのアトミック・ドロップ。
  ラダーを場外に捨てる。
  AJがコーナーに上るもホミサイドが引っ張って場外に落とす。
  ダニエルズがコーナー上へ。
  やってきたホミサイドを殴り落とす。
  ヘルナンデスがダニエルズを捕まえ、首を掴んで投げ飛ばす。
  ダニエルズが場外に転がり落ちる。
  ヘルナンデスがAJをコーナーに振りクローズライン。
  ホミサイドがAJにバタフライ・スープレックス。
  ヘルナンデスがAJにアバランシュ・スラム。
  ヘルナンデスがコーナーを上りロープにぶらさがる。
  ホミサイドがAJを殴りつける。
  AJが殴り返す。
  ホミサイドを殴り飛ばす。
  ロープにぶらさがったヘルナンデスを殴りつけるも耐えられる。
  ならばとスプリングボード式フォア・アームズで落とす。
  ホミサイドが椅子を持つ。
  AJがホミサイドに殴りかかる。
  ホミサイドがAJの背中に椅子攻撃。
  ヘルナンデスがAJにチョップを打ち倒す。
  ホミサイドが何とかロープにぶらさがり移動。
  脚をロープにかけ中央へ。
  ヘルナンデスは場外のダニエルズを警戒。
  AJがコーナー上にのぼりロープにぶらさがる。
  ホミサイドを蹴り上げる。
  ホミサイドは耐えるとAJにエース・クラッシャー。
  ダニエルズがロープにぶらさがり脚をかける。
  脚のロックが外れてしまう。
  ヘルナンデスがダニエルズを引っ張り肩車する。
  ホミサイドがコーナー上から飛びつきブルドッグ。
  ダニエルズをロープに振りバック・エルボー。
  ロープに走りレッグ・ドロップ。
  ヘルナンデスがコーナー上に立ちロープにぶらさがる。
  ホミサイドがダニエルズにコップ・キラーを狙う。
  ダニエルズが逃れSTO。
  AJはロープに走るとヘルナンデスの脚を引っ張りダウンしているホミサイドの上に落とす。
  AJがホミサイドにクローズライン。
  ヘルナンデスにクローズライン。
  AJがホミサイドにクローズライン。
  ヘルナンデスにクローズライン。
 ホミサイドにスピン・キック。
  ヘルナンデスのクローズラインを避けペイレイ・キック。
  ホミサイドがAJにサミング。
  コーナーに振り突進。
  AJがカウンターでバック・エルボー。
  一回転してリバースDDT。
  ヘルナンデスを起こすとブレーン・バスターを狙う。
  ヘルナンデスが逆に持ち上げる。
  ダニエルズがヘルナンデスに蹴り。
  2人でヘルナンデスを持ち上げネック・ブリーカー。
  ホミサイドがダニエルズにビッグ・ブーツ。
  AJにボディ・スラム。
  コーナーに上りフロッグ・スプラッシュへ。
  AJは避けると払い蹴り。
  同時にダニエルズがネック・ブリーカー・ドロップを叩き込む。
  2人でヘルナンデスをロープに振りクローズライン。
  ヘルナンデスは打ち破るとダブル・クローズライン。
  ダニエルズを担ぎカナディアン・バック・ブリーカー。
  コナンが場外にテーブルを立てる。
  ヘルナンデスはAJをそこにボーダー・トスしようとする。
  ダニエルズはAJの脚を掴んで救い出すとヘルナンデスの股間を蹴り上げる。
  チョーク・スラム。
  AJが続けてフロッグ・スプラッシュ。
  ダニエルズがBME。
  AJが更にスパイラル・タップ。
  ホミサイドがダニエルズにネック・ブリーカー。
  AJがホミサイドにショルダー・タックル。
  エプロンに出たホミサイドにショルダー・ブロックを狙う。
  ホミサイドはかわすとはたく。
  エプロンンに出してパワー・ボムを狙う。
  AJは防ぐと殴りつける。
  ホミサイドが殴りつける。
  AJが殴りかかる。
  ホミサイドはガードするとエース・クラッシャーを狙う。
  AJは防ぐと蹴り。
  テーブルへのスタイルズ・クラッシュ。
  ダニエルズがコーナー上へ。
  ヘルナンデスが捕まえようとコーナーにのぼる。
  ダニエルズは殴りつけ蹴り飛ばす。
  コナンがリングに入り竹刀をダニエルズに叩きつけようとする。
  ダニエルズは金属柱の裏に回りかわす。
  レフェリーがコナンを注意。
  コナンがレフェリーに怒っている隙にダニエルズは金属柱を登りその上に立つ。
  そして一気に中央まで一っ飛び。
  コナンが竹刀を投げつける。
  ダニエルズが落ちるもその手にはベルトがつかまれている。
  AJ、ダニエルズが新チャンピオンに!

試合結果

@エリック・ヤングvs.A1
Aピティ・ウィリアムスvs.ジェイ・リーサル
BノーDQマッチ:アビスvs.レイヴェンvs.ブラザー・ラント
Cトリプル・チャンス・バトル・ロイヤル(優勝チーム:ナチュラルズ)
DXディビジョン王座戦:センシ(ch)vs.クリス・セイビン
Eクリスチャン・ケイジvs.ライノ
Fタッグ王座戦、アルティメットXマッチ:LAX(ch)vs.AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ(新チャンピオン!)
Gファンズ・リベンジ・マッチ:サモア・ジョーvs.ジェフ・ジャレット